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二百五十話 秒速の決着

 ──"ラルジュ・ルヴトー"。


「やあ!」

「はあ!」


 リヤンとニュンフェは炎魔法・魔術を放ち、この街に蔓延はびこる兵士達を焼き払った。その轟炎は一瞬にして廃墟のような街へ広がり、山の鞍部あんぶを流れる水のように勢いよく街全体を包み込んだ。

 それによって街に居た兵士達は気化して消え去り、その数を一気に減らす事に成功する。


「ふう……まだまだ居るけれど……ある程度は片付いたでしょうか……」


「うん、多分少しは減ったと思う……それでもキリが無いけど……」


 肩で息をし、何も残っていない街並みを眺めるリヤンとニュンフェ。魔法・魔術を使うに当たって、無論の事それに必要とする魔力を消費する。

 走る時に体力を消費するのと同じよう、魔法・魔術にも限界というモノが存在するのだ。

 フォンセやライは本人がとてつもない潜在能力を秘めているからこそ、その力を無尽蔵むじんぞうに感じる程放出来ている。しかし、リヤンは魔術を扱えるようになった事自体が最近であり、上手く扱う事の出来ない魔術もある。

 元々魔力の高いエルフ族のニュンフェは兎も角、神の子孫であるが戦闘経験の少ないリヤンはイフリートの力で魔術を使い続ける事に対して心身の疲労が激しかった。

 それに加え、不死身の兵士を気化させる程の熱量を放つには相応の魔力を使う。まだまだ未熟であるリヤンに長期戦はかなりの苦となっているのだ。


「……。大丈夫ですか……リヤンちゃん……? かなり疲弊している様子ですが……」


 そんなリヤンを見、リヤンの疲労を察したニュンフェは尋ねるように聞いた。

 ただでさえ先程まで頭痛に苦しんでいたリヤン。病み上がりでこの魔力消費はかなりの苦痛を伴うだろう。頭痛が再発するのみならず、その他諸々の不調が訪れてしまうかも知れない程だ。


「大丈夫……です……ニュンフェさん……私はまだ戦えるから……大丈夫……大丈夫……」


「本当に大丈夫なのですか……? その様子……とても大丈夫なようには見えませんけど……」


 そう、大丈夫な筈が無かった。その事は、リヤン自身が良く分かっているだろう。

 しかしリヤンはこらえて耐え忍び、己の呼吸を整えて落ち着こうと試みる。


(……何で私……こんなにツラいんだろう……頭も痛くないし……そんなに疲れていないのに……何だか苦しい……)


 呼吸しつつ、己の身に何が起こっているのかを考えるリヤン。

 普通ならば自分の身体の事は自分が一番良く分かっている筈なのだが、リヤンはその原因が分からなかった。現在リヤンが起こしている動悸。それは怪我、疲労、病気、そのいずれにも当て嵌まらず、全てが不明のままである。初めは未だに慣れない戦闘や魔力の使い過ぎかと考えていたリヤンだが、それにしては息切れ具合がおかしかった。


「リヤンちゃん……?」


 そんなリヤンを見たニュンフェは首を傾げ、心配そうな顔付きでリヤンの名を呼ぶ。過呼吸気味にツラそうな呼吸を繰り返すリヤン。

 その様子から尋常では無いという事は、リヤンをあまり知らぬニュンフェでも見て取れた。それは疲労などでは無く、もっと重要なモノ。それが何かは分からないが、リヤンの身体で何かが起こっているのだろう。


「……だ、大丈……夫……行こ……ニュンフェさん……!」

「あ、ちょっと!」


 次の瞬間、リヤンはヴァンパイアの翼を使い空を飛んだ。

 風魔術で飛行するのも良いが、あまり魔力を消費せぬよう魔法・魔術と関係の無い翼を使ったのだ。ヴァンパイアの翼はバサリと羽ばたき、土煙を舞い上げて上昇する。そしてもう一度羽ばたいて加速した。


「ヴァンパイアの……翼……? 何故普通の女の子のリヤンちゃんが……? ……いえ……普通という言葉には少々語弊ごへいがありますね……」


 そんなリヤンを見、疑問を感じるニュンフェ。四大エレメントを扱える者は少ないが、それでも魔法・魔術を扱える者は多い。

 しかし、リヤンの場合は『直接的な魔術では無い』のだ。

 それはさながら、何者かの力を使っているかのような、そんな雰囲気。そしてヴァンパイアの翼を持つのはヴァンパイアのみである。そのような、自分自身とは関係の無さそうな力を扱うリヤン。そんなリヤンが疑問なのだ。


「今は街を優先すべきですね……」


 そこまで思考したニュンフェは風魔法を放出し、リヤンを追うように飛行した。

 リヤンとニュンフェは"ラルジュ・ルヴトー"にて自体を収束させる為に飛び回る。



*****



『さて、炎は全部消火したな……』


 ジュウ。と何かが蒸発する音が響き、ユラユラと揺れていた一つの火影が消え去った。辺りの建物は黒く焦げており、炭のような燃えカスとなっている。

 煉瓦レンガが使われているとは言え、この街にある建物の元は大樹。つまり炎によって燃え上がる物質である。

 放って置けば別の建物は燃え移り、更に炎が広がってしまうだろう。ここは既に鎮火したのでその心配は無いが、一難去ってまた一難。兵士達と巨人達がその場で消火活動を行って居た者──沙悟浄の前に現れる。


『『『…………』』』


『やれやれ、私は不死身を殺す術など持ち合わせていないのだがな……』


 沙悟浄はそんな兵士達を見、ため息を吐きつつ三日月刃の武器、降妖宝杖こんようほうじょうを構えた。

 降妖宝杖こんようほうじょうをクルクルと回し、石突きを地面に落としてカチンと音が響く。そして天空へ掲げ、三日月の刃を兵士達へと向ける。


『過去に行った悪行がこの程度で許される訳が無いが……取り敢えず少しずつ晴らして行くとするか……』


『『『…………!』』』


 ──刹那、沙悟浄は加速して一瞬で兵士達の背後へと移動した。兵士達はそれを追う事が出来ずにゆっくりと沙悟浄の方を振り向く。


『『『…………!?』』』


 それと同時に兵士達の身体が粉々に粉砕した。刃で斬られたような切り口があり、その身体は形を保つ事無く粉砕する。


『『『…………』』』


 しかしバラバラになった肉片同士がくっ付き、その形を形成し直す。再生した兵士達は落ちた武器を改めて拾い、沙悟浄に剣、槍、銃、矢を向けた。

 そして銃と矢は沙悟浄に放たれ、発砲音と矢を放った弦の音が響いたと同時に剣や槍を持った兵士達も一気に近付く。


『しょうがないな……敵が撤退するまで殺し続けなければならないのか……厄介。だがまあ、私からすればそれ程手強くはないな』


 その瞬間、沙悟浄は水妖術を兵士達に向けて放ち、自分目掛けて飛んで来る銃弾と矢を防いだ。そのまま兵士達を水で流し、動きを封じると同時に降妖宝杖こんようほうじょうで次々と切り裂いて行く。


『まだまだだ! こうなったらとことん仕留めて行くか……!』


 沙悟浄続け様に、敵の兵士達が再生するより早く水妖術を使い、血液や肉片を吹き飛ばして建物の瓦礫に叩き付ける。ビチャッと生肉の潰れる音がし、肉片の再生速度が少し遅くなった。


『『…………!!』』


 沙悟浄が兵士達を吹き飛ばした瞬間、沙悟浄の上から二体の四つ、その巨腕が振り落とされた。それが大地に着くと同時に轟音が"ラルジュ・ルヴトー"へ響き渡り、辺りへ大きな粉塵を巻き上げる。


『ふむ、身体が大きいだけの巨人。しかしデカいだけだからこその一撃一撃がとてつもない破壊力を生み出す。数は通常サイズの兵士より少ないが……それでも面倒だな』


『『……!!』』


 そして沙悟浄は巨人兵士の肩におり、巨人兵士の首を切り落とした。それも直ぐ再生するだろうが、一秒でも時間を稼げれば一秒間休めるので沙悟浄にとっては丁度良いのだ。


捲簾大将けんれんたいしょう沙悟浄さごじょう。敵兵士を殲滅致す!』


 刹那、沙悟浄は瞬く間に兵士を減らし吹き飛ばす。それらも再生するが、数秒間休めるので半永久的に動けるのだ。

 消火作業を終え、敵兵士の足止めをする沙悟浄だった。



*****



『何という事だ……!』


 街の住民を集めに行ったフェンリルは、街の光景を見て唖然としていた。それもその筈。先程まで何の変哲も無かった街が崩壊に近い状態となっているのだから。


『成る程。これが敵組織とやらか……俺の街は狙われていなかったが……狙われ無い方がおかしいな……』


 しかしライたちの言葉を思い出し、その場の状況を即座に理解した。つまり今現在、幻獣の国幹部の街"ラルジュ・ルヴトー"は攻められている最中さなかという事を。


『……こうしては居られぬ!』


 次の瞬間、フェンリルは大地を蹴り、音も立てずにその場から消え去った。疾風の如く速度で"ラルジュ・ルヴトー"の街並みを駆け行き、被害の大きな場所へその姿を現す。


『あ、フェンリルさん!』

『幹部様!』

『フェンリル様が来て下さった! 我々に風は流れたぞ!』


 フェンリルが辿り着くや否や、希望を見付けたかのように歓喜する兵士たち。

 そこにはこの街の兵士たちがおり、敵の兵士達と戦闘を行っていた。フェンリルはそれを見て戦況を理解し、目の前に居る兵士達へ向き直る。


『こ奴等が敵か……! お前たちは下がっていろ。住民の避難とその傷を癒す事優先だ』


『はい! フェンリルさん!』

『コイツらは不死身です!』

『我々も何度か砕きましたが、如何せん再生速度が早く、どうにもなりませぬ!』


 フェンリルが向き直って兵士たちを後ろに下げ、敵兵士に向けて牙を剥き出し威嚇するように低く唸る。

 兵士たちは邪魔にならぬよう下がり、フェンリルに向けて自分たちが見て理解した情報を伝えた。兵士たちのその身体には幾つもの傷があるが致命的なモノは無く、どうやら殺すのが目的では無い様子だ。

 フェンリルはライたちから敵組織の目的を聞いていた。つまりこの兵士たちも例外では無くある程度弱らせてから連れ去るたもりなのだろう。


『貴様らの好きにはさせぬぞ……愚者共が……!』


 続いてフェンリルは高らかに遠吠えを上げ、き終えると同時に地面を蹴って加速した。次の瞬間には敵組織らが燃え上がっており、瞬く間に気化する。


『幻獣の国にて幹部を勤めている俺を前にしたんだ……支配者にも引けを取らぬ誇り高き狼族の力を思い知るが良い……!!』


『『『…………!!』』』


 それと同時に威嚇し、鋭い牙と獲物を捉えるような眼を見せるフェンリル。

 敵の兵士達は武器を取り、フェンリルにそれら全てを向ける。捕獲対象になりうる幻獣のフェンリルだが、殺す気で行かなければこの世から消え去ると感情も意思も無い兵士達が警戒したのだ。


『一瞬で終わらせる……巨人も含めてな……』


『『『…………』』』


 一斉に銃と矢を放つ敵の兵士。しかし既に遅く、フェンリルは告げたように一瞬で数百人を消し去った。

 まだまだ居る兵士達を前に、神に恐れられ、支配者に恐れり、封印され掛けた狼の幻獣は"ラルジュ・ルヴトー"の街を駆ける。



*****



 ──もう既に、此処には何も、残されていなかった。


 此処に居る者たちは支配者に等しき力を持ってして激しいせめぎ合いを繰り広げていた。

 そんな二人──ライ・セイブルとグラオ・カオス。

 二人は一つの地面に足を着けており、互いが互いを見やって呼吸をする。その戦いの跡は凄まじく、その地面には巨大な穴が空いておりほんのりと熱を感じた。余程の戦いがあった事はその地面から理解出来るが、問題はそこでは無い。

 ここの場所には元々──『海があった』のだから。


「「……」」


 海の水はどういう訳が全てが消え去っており、海底にある筈の海底火山がその姿を地上と化した地面に見せる。

 ほんのりと熱を感じるのは、その元海底火山があるのと星の核が近いからだろう。そしてその海水は何処へ行ったのかと言うと、


「さて、狭過ぎるくらいだったから海水は全て天空へ吹き飛ばしたけど……落ちてくるまで数秒しかないね」


「ああ、まさかアンタが此処まで強いとは思っていなかったよ。純粋な強さはレヴィアタンよりも上かもな……」


 ──ライとグラオによって、遥か上空へ舞い上げられていた。

 液体の水を如何いかにして舞い上げたのか定かでは無いが、ライとグラオの力ならば液体の水に沈むより早く浮き上がらせる事は可能だろう。


「時間は数秒……」

「そのうちに決着を付ける……か」

「正解♪」


 刹那、ライとグラオは秒も掛からずに互いの距離を詰め、一瞬のうちに数千回の攻防を広げて距離を離した。

 それから一瞬遅れて辺りが砕け散り、連鎖するように砕けて粉塵を巻き上げる。


「……!」

「……!」


 そして海水が海に戻るまで数秒。ライとグラオは間を置かずに詰め、今度は一撃だけ蹴りを放つ。

 その蹴りによって先程舞い上がった粉塵は消え去り、再び爆破するような粉塵を舞い上げる。粉塵は風に巻かれて消え去り、そこに二人の姿は無かった。


「「オラァ!!」」


 次の刹那にはライとグラオが再びぶつかり、海底数千キロから空中まで衝撃を向かわせて上空の雲を全て吹き飛ばす。

 上を見ると、重力に伴って海水が降って来ていたがその海水もライとグラオがぶつかり合った衝撃によって少し上空へ戻される。雲は吹き飛ばせたようだが、海水はその量からも数千キロ離れた場所から風圧だけで消し去る事は出来ないらしい。無論本気を出せば風圧だけで半径数光年の星を全て消し去る事の出来る力を秘めているが、利点が無いので行わない。


「「…………!」」


 それによって二人は離れ、数キロ程吹き飛ばされて両者が岩礁がんしょうだった場所に激突する。

 その岩礁がんしょうは砕け、ライとグラオは海底だった場所に足を擦って勢いを止めた。


「オ──」

「そ──」


「「──らァ!!」」


 そして第六宇宙速度、光速で近寄り海底の地面を吹き飛ばしながら互いに拳をぶつけ合う。そして二人は数百メートル離れた。

 この攻防は全て数秒で繰り広げられた事であり、舞い上げた海水との距離はもう数十メートルも無く、時間的にも後一度の攻撃で海が戻るだろう。


(魔王! 力を七割にする!)

【クク、良いぜ。これで決めんだな?】


 その瞬間にライは己の力を上げ、身体全体に力を込める。


「お、何か来そうな予感だ……」


 それを見たグラオも己の力を上げ、ライの方に改めて向き直った。


「「…………」」


 そして二人は一瞬だけ呼吸し、互いに互いを確認して踏む。


「「オ────」」


 瞬間、刹那、瞬く間。それら全ての表現をもちいても少ない微かな時間。ライとグラオは光の速度を超えて加速し、数百メートルの距離をコンマ一秒以下で詰め寄り────


「「────ラァ!!!」」



 ────爆発的な轟音を辺りに響かせ、海底火山が砕けて星の表面が大きく抉れた。



 その衝撃は留まる事を知らず、星の表面を風圧だけで抉り核を剥き出しにする。

 その核の熱がライとグラオに行くが熱すらもライたちを避ける現状。そのまま上空から降る海水によって核の熱とマグマが抑えられた。

 しかし降り注ぐ海水のうち、ライとグラオの周りには水が寄らず少し遅れて海が再び水に埋まる。その水からは二つの影が飛び出す。そこの場所には海底の大地が浮き上がったので都合良く二人の足場が出来ていた。そしてそこに着地するライとグラオ。

 互いに濡れており、二人は自分たちの攻撃によって受けたであろう傷があった。泥や血液は海水によって流れているので見た目は普通だが、そこそこの疲労はしているライとグラオ。


「どうやら……決着は付かなかったようだな……」


「そうだね、けれどまだ余裕があったのは同じ……次は本気で戦いたいよ」


 その様子を見たライはグラオに言い、グラオはライに頷いて返す。グラオの言った"本気で戦いたい"という言葉は、次は狭い星では無く宇宙をフィールドに戦おうという事である。

 しかしそれでも決着が付かなかった場合、今度は多元宇宙。そしてライたちの世界とは異なる世界。四次元や五次元のような次元空間など、やりようによっては何処でも戦えるだろう。


「……じゃ、最後に聞かせてくれ。アンタ……何者だ? 支配者という訳じゃないだろうけど、その強さは本物。ただ者じゃないって事は確かだな」


 戦いが終わり、最後にライはグラオが何者なのかを尋ねた。

 支配者以外にも強者の多いこの世界だが、それ故に一つの組織に置いて燻っているようなタマでは無いと思ったからである。


「ハハ、言っただろ? 僕はグラオ・カオス。何の変哲も無い小市民さ……取り敢えず僕たちは帰らせて貰うよ。ライ、僕は君の強さを実感したからね。ヴァイスとシュヴァルツにも改めて報告し直すさ……」


「まだ話は終わっていないが……どうせ何言っても帰るんだろ?」


「そゆこと」


 その瞬間、グラオはその場から消えた。

 魔法・魔術を使った気配は無かったが、それでもライの目の前から消えたのだ。あまり気にする事では無いのだが、その術を使えるのならば何故戦いや攻める時に使わなかったのか謎である。


「ただの快楽主義者か……?」


 その疑問を胸に、ライは少ない足場を踏み砕いて加速した。

 "ラルジュ・ルヴトー"から数千キロ程度離れたこの場所。ライならば四、五割程度の力で移動しても数秒、もしくは一秒も掛からずに街へ帰る事が出来るだろう。

 ライとグラオによる、僅か数秒で起こった星を破壊し兼ねない天災のような戦いは互いが本気を出さぬまま終わりを告げた。


 恐らくそれら戦闘の本番は、幻獣の国の幹部とヴァイス達組織。全てが集まった時に行われるであろう戦争の時になる筈だ。

 一先ず"ラルジュ・ルヴトー"に戻り、リヤンたちの手助けを試みようと行動を起こすライだった。


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