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二百四十九話 灰髪の侵略者

 ──"ラルジュ・ルヴトー"。


 幻獣の国と人間・魔族の国が合わさったかのような街並み。春風は静かに過ぎ去り、天空へ向けて落ち葉を舞い上げた。

 穏やかな日の刻。時刻は昼前。この街の幻獣たちは各々で食事を摂ったり、日向ひなたでゆっくりと身体を休めていたりと有意義な時間を過ごす。

 現在の街は平和その物であり、静かに噴水が水を放出し続けていた。そしてその水は風に揺らぎ、石畳の道にピチャピチャと飛沫しぶきを飛ばす。静かで、穏やかで、平穏で、泰平の今この時は、


『『『…………!!!』』』


『……!?』

『……!?』

『……!?』


 ──数体の巨人が乱入した事によって粉々に打ち砕かれた。

 その巨人は形振なりふり構わず大樹程の巨躯を誇る肉体と巨腕を辺りに振りかざし、煉瓦レンガと大樹の建物を粉砕して消し去る。

 巨人が起こす力任せの動きに建物は耐え切れず、幻獣たちも為す術無く建物は一気に数戸砕かれた。その瓦礫は"ラルジュ・ルヴトー"の石畳に落下し、粉塵と共に破片を舞い上げて辺り一帯を砂埃で掻き消す。次の瞬間には巨人が巨体に似合わぬ速度に加速し、大地にクレーターを形成しつつ他の建物も粉砕した。


『『『…………』』』


 そんな巨人に続くよう、ザッザッザと軍靴を鳴らして無表情の兵隊が歩を進める。その兵隊は全員が銃を構えており、全方位に向けてその銃口を向けていた。


『『『…………』』』


 そしてその背後には弓矢を構えた兵士がおり、その矢は天へと向けられている。列を乱す事無く統制された兵隊は停止し、次の瞬間一斉にそれらを放った。

 その凶弾と凶矢は空気を突き抜けて切り裂き、逃げ惑う街の幻獣たちを撃ち抜き貫く。広場は幻獣たちの鮮血に濡れ、赤い水が噴水から流れる。


『『『…………!!!』』』


 そして追い討ちを掛けるよう、巨人兵士達が倒れる幻獣へ巨大な足を向けていた。ただでさえ銃と矢で負傷している幻獣たち。その微かな命を今、確実に停止させる為巨人兵士がその足を向けているのだ。


『『『…………』』』


 その足はこの瞬間、無情にも負傷した幻獣たちに向け──


「オイオイ……それは違うでしょうよ?」


『『『…………!?』』』


 ──振り落とされるより早く、グラオの手によってバラバラに砕け散った。

 そこにはボトボトと巨人兵士の肉片が落ち、地面に付いてからもピクピクと痙攣を起こしている。肉片の雨が降る中、グラオは巨人兵士と兵隊達に向けて言葉を発す。


「はあ……。まあ、生物兵器のアンタらに言うのもなんだけど……悪魔で僕たちの目的は優秀な幻獣の選別。確かに邪魔者は消してくれって言ったけど、ライとの戦いは二の次なんだよ……。僕的にはいち早くライと戦いたいけどそれはさて置いて……要するに、邪魔者って言うのはライ達が連れてきている幹部や側近以外の者の事。……一応幻獣は殺すなって命令は出してたんだけどな……この街に来る途中で忘れちゃったのか……後でヴァイスに報告しておこう」


 頭を掻き、呆れたように淡々とつづるグラオ。

 グラオ的にはライと戦う事だけで良いのだが、組織としては組織の掲げる目的を優先しなくてはならない。グラオの居る組織の目的は悪魔で人間・魔族・幻獣・魔物を選別し、優秀な者のみを残すという事。

 先程の兵隊と巨人兵士達はそのような事を考えている筈も無く、ただ敵を殲滅すれば良いと言う命令にのみ従っていた。なので目的である幻獣たちを殺そうとしていたのだろう。

 グラオ曰く、一応"ラルジュ・ルヴトー"へ来る前に殺すなと言う命令を出していたようだが、どうやら生物兵器らはその命令を忘れてしまっていたらしい。幻獣は殺さず捕獲。それが目的なのに殺してしまっては元も子も無いのでグラオ自身の手で巨人兵士を物理的に停止させたのである。


「良いかい? もう一度だけ言うけど、"幻獣は殺すな"・"悪魔で捕獲優先"・"無闇な破壊はするな"・"僕とライが戦う時は邪魔者に横槍を入れさせるな"……だよ」


『『『…………』』』


 グラオは改め、最後に自分の命令を勝手に付けて生物兵器達へ釘を刺した。それに対して分かったのか分かっていないのか定かでは無い生物兵器達だが、上の命令と言う事で頷いて返す。


「じゃ、巨人兵士も復活したし、改めて適度な破壊行動を起こしていてくれ。僕はライを探してくる」


『『『…………』』』


 最後にグラオは生物兵器達へ言い、ライを探す為にこの場から姿を消し去った。

 本人の言うように、先程グラオが粉々にした巨人兵士達は再生し切っており今直ぐにでも戦闘へ行ける状態だった。

 そしてグラオの言い付けを守り、適度な破壊行為と幻獣たちを傷付ける作業へ戻る事となっていた。



*****



 ──"ラルジュ・ルヴトー"、幹部の大樹。


 時を少しさかのぼり、グラオ達がこの街へ攻め込む前。

 話し合いを終えたライ、リヤン、ニュンフェ、沙悟浄とフェンリルは支配者の街へ戻る準備をしていた。

 準備といっても大したものでは無く、支配者の部下である兵士たちを整列させたり自分の荷物に忘れ物は無いかを確認するなど、簡単な事である。それらの支度は簡単に終え、後はこの街の幹部であるフェンリルを待つのみとのっていたライたち。


「そういや、幻獣の国の幹部も六人? 匹? ……なんだよな? レイたちが行った街の幹部とエマたちが行った街の幹部、そしてフォンセたちの所と俺たちの所。で、幹部のニュンフェとフェンリル。その一人と一匹がこの街には居る……て事は、後一匹幹部が居るんじゃないか?」


 ふと、ライはニュンフェ、沙悟浄に向けて幻獣の国に置いての幹部の数を尋ねた。

 今まで行った国、と言っても魔族の国のみだが、魔族の国に置いて幹部は六人。ダーク、ゼッル、アスワド、ザラーム・モバーレズ、シャドウ、ブラックが居た。幻獣の国も同じかは分からないが、恐らく幹部の数がそれ程多いと言う訳は無いだろう。

 つまり、幻獣の国に置いての幹部数を知る事によって行動に置ける選択の幅が広がるという事である。

 数が多ければ戦況を有利に運べたり、その時によった戦略を練る事が出来るのだ。なので幹部の数を知るという事は重要な事の一つである。


「そうですねえ……はい。確かに幻獣の国には魔族の国と同様、六匹の幹部がります。ですので、残り一匹の幹部はまだ皆様の誰とも出会っていませんね。多分そのうち出会う事になると思いますが、その時が何時になるから分かりません」


 そんなライの質問に返すニュンフェ。どうやら幻獣の国にも幹部は六匹居るらしく、ライの予想通りもう一匹とは誰とも出会っていないようだ。今回聞いたのはその数。残り一匹と何処で出会うか、戦いには参加するかなどが気になる点である。


「そうか、ありがとうニュンフェ。なら、早いところ支配者の大樹に行った方が良いかもな。その一匹の街に敵が来ない可能性が無い訳じゃないからな」


 そしてライは答えたニュンフェへ礼を良い、フェンリルと共に支配者であるドラゴンの大樹へ行き、残り一匹の幹部とも話し合った方が良いと言うライ。

 ライの言うように、幹部の街が襲われない可能性は低い。

 既にニュンフェの街は攻められており、その街に居た住民は全て連れ去られてしまった。なので行動を起こすに越した事は無いのだ。


『ハッハ、そうだな。……さて、ならば私たちもそろそろ行くか。フェンリル殿は住民を集めていると言うし、出入口で待機してた方が良さそうだからな』


 頃合いを見、ライとニュンフェの会話を聞いていた沙悟浄が提案する。ライたちが幹部の大樹に残っていた理由は、忘れ物などが無いかを確かめていただけ。つまり、それを確認した今、この場に留まる理由は無いのだ。


「ああ、そうだな。じゃあ行くとしよう。リヤン、皆!」


「うん……!」

「ええ、勿論」


『『『分かりました』』』


 幹部の数を聞き終えたライは沙悟浄の提案に乗り、リヤン、ニュンフェ、沙悟浄と部下兵士たち二、三〇匹に促した。

 提案した沙悟浄を除きリヤン、ニュンフェ、部下兵士たちはその言葉に同意する。

 そしてライたちは今、"ラルジュ・ルヴトー"から支配者の街へ移動する為にこの大樹を後に──



『て、敵襲だァァァ!!!』



 ──その瞬間、街の方から慌ただしい様子の幻獣兵士が現れ、その場に居たライたちへと報告した。



「「「『…………!?』」」」

『『『…………!?』』』


 ライ、リヤン、ニュンフェ、沙悟浄と部下兵士たちはそれに反応し、ライたち四人が即座にその大樹から飛び降りた。

 その大樹は数十メートル以上、通常の者なら飛び降りるだけで死に至る可能性があるが、ライたちにとってはあって無いような高さ。数秒も掛からずに大樹の地面に降り立ったライたちは、


「なんだよ……これ……」

「……酷い……」

「……ッ、私の街もこのように……」

『やはり今のこの世界には……勇者の築いた平穏はすたれていたか……』


 目の前に広がる、惨状を前に息を飲み込んだ。

 この街の見張り兵士が駆け付けてから数秒、ライたちは即座に降り立った。しかし数秒、この数秒にて自然と技術の織り混じった"ラルジュ・ルヴトー"は、ほぼ廃墟となっていたのだ。


『『『…………!!』』』


 そこには巨人兵士がおり、その巨腕を振るって建物を粉砕する。下には武装した兵士達がおり、銃や弓矢を構えてそれを放っていた。

 そんな中、遠方で数体の巨人兵士が砕かれた様子が視界に入ったが、それすら気にならない程の惨状。


「敵襲か……ちょっと行ってくる……」

「ライ……私も……!」


「勿論私も行きます……」

『私も行きたいが……住民を救助してくる。火災が発生して街全体が燃えているからな……』


 ライは拳を握り締め、リヤンは目に見えていかる。ニュンフェは歯を食い縛って進み、沙悟浄は遠方に広がりつつある炎を見て水を創り出した。


『『『…………!!』』』


 そしてそんな様子を知らぬ巨人兵士は再び巨腕を振るおうと引き下がり、


「俺たちが話している間に……何してくれてんだ木偶デクぼうッ!!」

『『『…………ッッ!!!』』』


 第三宇宙速度で加速したライによって吹き飛ばされた。

 ライは巨人兵士を吹き飛ばし、巨人兵士は音速を超えた速度で加速して遠方の森を抉りながら一際巨大な崖にぶつかって消滅する。

 この巨人兵士も不死身の肉体を持っているが、ライにとって身体の特別な力などあって無いようなモノ。不死身だろうが不老不死だろうが触れただけで死滅する身体だろうが、全てを無効化する。いつぞやのバジリスクの時は毒を纏った肉体に触れられなかったが、物理すらを無効化しつつある今のライならば軽く砕けるだろう。


「ニュンフェさん!」

「ええ、コイツらも不死身ですね!」


『『『…………!!!』』』


 そして別の場所では、リヤンとニュンフェが協力して炎の魔法・魔術を放ち、巨人兵士と兵隊を気化させる。

 その衝撃で瓦礫も蒸発し、辺りには何も残らなかった。これ程の火力だ、当然だろう。その場には幻獣たちが居なかったので、幻獣たちへの被害は無かった。


『お前らァ! さっさと避難しな!』


『『『…………!』』』


 そしてまたもや別場所にて、沙悟浄は妖力から創り出した水で消火活動を行う。

 炎によって行く手を阻まれていた幻獣たちは沙悟浄を一瞥し、そそくさとその場から離れる。ライ、リヤン、ニュンフェ、沙悟浄の四人は間を置かず一つの場所を終えたら次よ場所へと向かう。


「オラァ!!」


『……!』

『『『…………!!』』』


『……!』『……!』『……!』


 ライは続けて巨人兵士を殴り飛ばし、巨人兵士の頭を吹き飛ばした。魔王の力を纏っているライは巨人兵士の息の根を止め、続け様に死骸となったその巨体を持ってして通常サイズの兵士達を巻き込んで吹き飛ばす。

 しかし、それは巨人兵士を殴った時とは違って間接的な攻撃である。なので兵士達の不死身性は消えず消滅しない。が、幻獣たちを逃がす為と言う意味ならこれだけで十分だった。

 幻獣たちはそれを見て逃げ出し、その場にはライと敵兵士のみが残る。


「さて、住民は居なくなった……これで心置き無くにアンタらを倒せるな……?」


『『『──!』』』


 ──一閃、ライは目の前に居る兵士達へ向けてそれだけ言い、姿を消して第三宇宙即度で兵士達を消し飛ばして消散させた。兵士達は銃や弓矢を構えているがライの速度を見切る事も出来ず、刹那の間に数人消がえ去る。


「まだだ……!」


 次いでライは姿を一瞬だけ現し、大地を踏み砕いて消え連続攻撃を仕掛ける。一瞬一瞬で兵士達の前から姿を消しては現し、姿を消しては現しを繰り返す。

 その一瞬のうちに魔王の力で敵兵士を殴り、その拳で兵士をバラバラにする。兵士はそれなりに頑丈であり、大砲で撃たれても五体満足の肉体を持つ。

 しかしライの拳は純粋な破壊力のみで兵士を粉々に砕いているのだ。ライによって殴られた兵士は目玉や臓物が飛び散り、魔王の力によって不死身の性質を消されているので二度と再生しない。

 瞬く間に兵士は数を減らし、数秒後には全滅した兵士達の肉片の真ん中にライが立ち竦んでいた。


「はあ……やっぱり感情が無くても……生き物を殺す感覚は慣れないなぁ……」


 そんな中、手に残った肉の感覚を思い出し、ため息を吐くライ。殺さなければ絶対に止まる事の無い兵士達なのだが、だからと言って殺す事にあまり乗り気では無いのだ。


【クク、やっぱりテメェは甘いな……まあ、だからこそ協力してやろうってやからも居るんだろうな。勇者の子孫に俺の子孫とかヴァンパイアに神の子孫とかよ】


 そんなライの言葉を聞き、その甘さに対して話す魔王(元)だが今回は今までと少し違っていた。今までならその甘さは捨てた方が良い的な事を言っているが、今回は甘さのお陰で協力者も居ると言う、魔王(元)らしからぬ発言だ。


(ハハ、魔王。お前も大分丸くなったな。……いや、それとも何かあるのか?)


 それが気になったライは魔王(元)に向けて尋ねる。普通に性格へ変化をきたしただけかもしれないが、普段の魔王(元)とは違う発言なので気になったのである。


【……。……クク、何も無ェよ】


(……へえ?)


 それを聞かれた魔王(元)は一瞬妙な間を置き、小さく笑って何も無いと告げた。


(……ん?)


 それも気になる事ではあるが、一つの気配を感じてライは身体の向きをそちらに向ける。そんなライに反応し、魔王(元)は言葉を続けた。


【まあ、いて言や……お客人がお出座しって事くらいだな……】


(ああ、そうだな……それに、少しばかり物騒なお客さんの御様子だ。丁重に扱わないとな……)


 魔王(元)の言葉に同意しながら返し、魔王の力を更に高めるライ。その気配の正体が、今までの兵士達とは大きく違う程の実力を秘めている事が分かったからだ。


「やあ、初めまして。君がライ・セイブル? まだ若いのに苦労してそうだねぇ。僕の名前は──グラオ・カオス。世間で言うところの侵略者。そして今、現在進行形で幻獣の国(この国)に戦争を吹っ掛けている組織の幹部さ。以後お見知り置きを……」


 その者──グラオは全く警戒などしていない軽薄な態度で近寄り、ライが聞いていない事を淡々と説明していた。

 グラオの態度は軽く、隙だらけのように見える。しかし、近付こうものならば容赦なく敵を滅ぼす、そんな雰囲気だ。


「へえ? そうかい、グラオ。その様子を見るに……目的は俺か?」


 そんな雰囲気のグラオに向けて軽く笑いながら話すライ。警戒しているが、今のところは襲ってくる雰囲気も無い。なので取り敢えず質問した。


「ハハ、その通りさ。まあ、本当の目的はこの街を落とす事とこの街の住民を連れ去る事だけど……個人的な目的に君を入れているよ」


「ハハ、それは迷惑な話だな……」


 そんな質問に対し、何でもないように淡々とつづるグラオ。掲げる目的は物騒な事なのだが、本人の口調からそのような気配は見て取れない程だ。


「つまり……」



 ──そんな雰囲気は束の間、



「僕は君を殺さない程度に倒すから♪」

「そうか、良かったな」



 ──ライとグラオが第六宇宙速度、すなわち光の速度で一瞬にして数千キロ離れた場所へ移動し、そのままの勢いでぶつかり合った。



 その場所は大きな大陸だったが生き物の気配は無く、次の瞬間にはライとグラオの放った衝撃によって小島と化した。

 それによって周りの海面が大きく上昇し、大陸を覆い尽くさんとばかりの高波が立つ。


「少し、この場所()じゃ小さ過ぎるくらいだけど構わないよね?」


「ああ、この(場所)を壊さないように気を付けなければな?」


 一閃、まさしく文字通り閃光の如くライとグラオは攻防を繰り返し、小さくなった小島と数百メートル程の高さを誇る高波を粉砕した。

 二人の攻撃は天変地異の如く衝撃を散らし、連続して高波が上がった。そしてその波は消え去り、海底が目に見える。

 グラオの放つ攻撃は、いつぞやに戦ったレヴィアタンやシヴァの攻撃。そのどちらとも引けを取らないモノだった。


 ──この瞬間、天地を揺るがす戦いが始まりを告げてしまった。ライvsグラオ、支配者クラスの実力を誇る二人の戦いは地形を変え、星の環境を変えながら繰り広げられる。


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