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元・魔王と行く異世界征服旅  作者: 天空海濶
第八章 王の街“マレカ・アースィマ”
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百五十五話 敵の最終兵器

 ──"マレカ・アースィマ"・城の中。


「…………レヴィアタン……!? 何て大きさだ……。結構離れているのに……ま、まさか……"ハルブ・アドゥ・マウラカ"は巨人だけじゃなくレヴィアタンも……? ……いや、あのレヴィアタンは自然の生物かな……?」


「こ、怖いよぉ……お兄ち……兄上……」


 ライ、レイ、エマ、フォンセ、リヤン、キュリテとブラック、ラビア、サイフ、シター。そしてハリーフが街の出入口付近で戦闘を行っていた時、この街の王マルスとその妹ヴィネラは城から外の様子を眺めていた。

 王の側近であるカディルは傷が深い為、医務室で休まされている。


「大丈夫だよヴィネラ。ブラックさんたちが居るし……ライさんたちも居る。危険だから城の奥へ戻るんだ……僕も直ぐ戻るから……!」


 不安そうな表情のヴィネラに向けて言葉を掛けるマルス。

 そして外は危険とヴィネラを城の方へ戻す。


「……うん……」


 事実、兵士達が居る城が安全なのはヴィネラも分かっていた。

 ヴィネラは頷いて返し、城の中へ向かって行く。


「……お兄ちゃんも……早く戻ってね……?」


 そして、戻り際に話すヴィネラ。

 マルスの呼び方を色々考えていたようだが、気にする事は無いだろう。

 王の妹として悩むところだったのだろうから。


「うん、分かったよヴィネラ。僕はあと少しだけレヴィアタンを見てから戻るさ……」


 ヴィネラに一瞥をやり、遠方に見える山程の大きさを誇るレヴィアタンを改めて見るマルス。

 今レヴィアタンは城や街など気に掛けている状態ではなく、一人を相手に奮闘している。

 暫くは街が被害に遭う事は無いだろう。

 ……二回程人影が街の建物を貫通して砕きながら吹き飛んだが。


「……な、なら! 私もお兄ちゃんと此処に居る……! 王妹だもん!」


「……ヴィネラ……」


 そんなマルスの近くに妹のヴィネラがやって来て腕を掴む。

 レヴィアタンに対する恐怖で震えているが、見届ける覚悟はあるらしい。


「……信じよう……ライさんたちとブラックさんたちを……!」


 ヴィネラの気持ちを理解したマルスはその意思を無下にせず、了承するように頷いて返す。

 レヴィアタンの侵入を前にしても尚、マルスとヴィネラはその場を離れなかったのだった。



*****



「オラァ!!」


『キュルオオオオオォォォォォ!!!』


 数日振りにライの拳とレヴィアタンの身体が激突し、海を大きく荒らす。

 その衝撃は留まるところを知らず──『海を陸地に変えた』。

 その一瞬後に海水が天から降り注ぎ、弾の代わりに水の大砲を放ったかのような水が陸地と化した海に叩き付けられて戻る。


「……さーて……もう何回殴ったんだ? まだまだレヴィアタンはピンピンしているな……」


 ライはもう既に百回以上レヴィアタンへ攻撃をしている。

 その一撃一撃は光の速度でレヴィアタンにぶつかっており、通常なら大陸一つが容易く砕ける程なのだが、レヴィアタンは倒れる気配がなかった。


「……まあ、相手は不死身の最強生物レヴィアタンだ……そう簡単に倒せるとは思っていないけどな……」


『キュルオォォ……』


 未だ倒れないレヴィアタンを見上げ、苦笑を浮かべながら呟くライ。

 ライは"マレカ・アースィマ"へ迷惑が掛からないよう、"マレカ・アースィマ"から遠く離れた大きな無人島に居た。

 レヴィアタンもライを睨み続けており、今にも飛び掛かってきそうな様子だった。


「……しゃーない。どっちかが倒れるまでやるか……」


 その瞬間、ライは光の速度で跳躍した。

 その勢いで無人島は大きく沈み、粉微塵になって海へ消え去る。

 それと同時に海水が天空へ向かい、再び海が陸地へと変化する。


「オラァ!!」

『キュルオッ!!』


 ライは光の速度で蹴りを放ち、レヴィアタンは光を見切って尾を放つ。



 ──『そして辺りは消し飛んだ』。半径数千キロ。その全てが粉々になる。



 "マレカ・アースィマ"は見えない程の位置だが、何らかの影響を及ぼしそうではある。

 その後、再び空から海水が降り注ぐ。

 ライは海底だった地面の破片を砕き、足場を造ってレヴィアタンを見やる。


「……攻撃する度に足場を造らなきゃならないのは面倒だな……」


『キュルオォォォ!!』


 ライがそんな事を考えている時、レヴィアタンは咆哮を上げながらライを狙う。


「……ま、関係無いか……」


 ライは無人島の大地を踏み砕き、加速してレヴィアタンへ仕掛けた。


『キュルッ!』

「……そら……!」


 レヴィアタンが炎を吐き、ライはそれを拳で消し去る。

 炎が消え去った事によって辺りには白い煙が立ち込めるが、それを吹き飛ばしながらライとレヴィアタンは激突する。


「オラァ!!」

『キュルオッ!!』


 何度も、


「ダラッ!」

『キュルオォ!!』


 何度も、


「オ──」

『キュル──』


 何度でも互いにぶつかるライとレヴィアタン。


「──ラァ!!」

『──オォ!!』


 度重なる激突により、仕舞いには海の水が蒸発して上空の雲が吹き飛んだ。

 それでも海と空は広い。蒸発した海水と消し飛んだ空の雲は世界のほんの一部だろう。


(……さてしかし、このままじゃ埒が明かないな……どうするべきか……)


 その衝撃によって海の真ん中から遠方の小島に辿り着いたライ。

 恐らくレヴィアタンも遥か遠くへ吹き飛んだだろう。ライが無傷に等しい事を除けば相討ちである。

 ライは立ち上がって服を絞り、服が吸収した水を出していた。


【ハッハッハ! まあ、相手があのレヴィアタンだからな! 一筋縄じゃ行かねえだろうよ! 当たり前だ!】


(……だからなんだよ?)


 そんなライに向け、高らかに笑ったような声を出して話す魔王(元)。

 ライはそんな魔王(元)に訝しげな声音で聞き返す。

 聞き返された魔王(元)は笑ったような声を上げ、な言葉を続ける。


【……だからな? テメェにはもう一段階上に行って貰う必要があるんだ……】


(……!)


 魔王(元)の言葉を聞いたライはドクンと何かが反応し、身体が揺らいだ。

 もう一段階上に行くという事はつまり──


(……へえ? 俺はその段階に行けるのか? まだ六割をあまり使ってねえけど……)


 ──魔王の力を七割まで引き伸ばすという事である。

 その事について疑問に思うライ。

 実際、旅に出てまだ数ヵ月しか経っておらず、六割の力も技術無しで殴ったり蹴ったりしている程度。ライ自身が魔王の力を七割も使えるとは思ってなかった。


【ハッハッハッハッハ! お前は何言ってんだよ! 逆に言や、お前は数ヵ月で俺の力を六割まで使えるって事だ! なら、次の段階に進まなきゃ支配者とやらには勝てねえだろうよ!】


 そんな風に弱気なライへ向け、笑うような声音の魔王(元)が告げる。

 しかし魔王(元)の言う事は一理あり、今のままでは到底支配者に勝てないだろう。

 魔族の国に初めて来た時、その街の幹部が魔王を三割纏ったライに向けて全力でも勝てないと告げた。

 つまり、どうにかしてライは自身のレベルを上げなければならないのだ。

 そしてライは少し考え、


(……良いぜ、魔王……! 何事もチャレンジだ……! お前の力を七割纏う!!)


【おし! 任せとけ!!】


 そして、ライの身体に漆黒の渦が纏わり付く。

 その渦によって海の水は大きく揺れ、一瞬黒く染まったような錯覚を覚えた。


『キュルオオオォォォォォッ!!!』


 ライに吹き飛ばされたレヴィアタンもやって来ており、タイミング良く鉢合わせする。

 ライvsレヴィアタンの戦いは、最終戦に縺れ込むのだった。



*****



「"槍の雨(ハルバ・マタル)"……!」


 刹那、ハリーフは創り出した大量の槍を雨のように降らせる。

 この魔術を多用するという事は、乱戦に持ってこいの魔術という事だろう。


「やあ!!」


 キキキィン!! そしてその槍を一薙ぎで防ぐレイ。

 レイは防ぐと同時にハリーフへ向かって進み、勇者の剣を向ける。


『『『………………!!』』』


「……ッ! また……!」


 そんなレイに向かって来るのは不死身の身体を持つ生物兵器。

 レイは先程から何度も切り捨てているのだが、直ぐに再生するので処理が面倒なのだ。


「"ファイア"!」

「えい!」


『『『………………!?』』』


 その瞬間、生物兵器は二つの熱によって燃やされた。

 生物兵器が焼ける匂いは生物が焼ける匂いと同じで、軽い嘔吐感を示すものだった。


「……レイ、此処は私たちに任せろ!」

「うん! 不死身でも燃やしちゃえば再生に時間が掛かるからね!」


 生物兵器に囲まれていたレイの手助けをしたのは、その場に駆け付けたフォンセとキュリテ。

 フォンセの炎魔術とキュリテの"パイロキネシス"で生物兵器を焼いたのだ。

 そんな二人は軽い笑みを浮かべて話していた。


「フォンセ! キュリテ! ……え? 何時から?」


 二人を見たレイは頼もしそうに明るく名を呼んで笑うが、それと同時に何時の間にやって来たのか気になっていた。


「さっきだ! それよりもさっさとハリーフとやらを倒してくれ! レイなら簡単だろう!」


「そうそう! レイちゃんの邪魔をする人達は私とフォンセちゃんがちゃっちゃと追い払うからさ!」


 そんなレイの質問に返すフォンセとキュリテ。


「……あ、うん! 分かった!」


 その二人の言葉を聞き、優先順位を考えたレイは頷いて返した。

 そして再びハリーフへ向けて駆け出す。


「厄介ですね……城の者達が全員やって来た……逆に考えれば城が手薄ですけど……逃げる手は二度も通じないでしょう……」


 駆け付けたフォンセとキュリテ。

 そして周りに居るリヤン、ラビア、シターを見て冷や汗を流しながら呟くハリーフ。


「まあ良い! "大量の槍(アディード・ハルバ)"!! 」


 そして冷や汗を流しつつ、レイ、フォンセ、キュリテ目掛けて凄まじい数の槍を放つハリーフ。

 先程から多くの槍を放出しており、上空に巨大な槍を依然として備えている状態だ。

 ハリーフの魔力が尽きないのか疑問に思うところである。


「敵は多いな……! "ファイア"!」

「そうだね……!」


 周りの生物兵器にはフォンセが炎魔術を放ち、飛んでくる槍にはキュリテが"サイコキネシス"を放って吹き飛ばす。


「やあ!」


「おっと……」


 レイはハリーフとの距離を詰め、勇者の剣をハリーフに振るう。


「今集中すべきは君か……」


「……!」


 それを避けるハリーフはレイの周りに大量の槍を創り出した。

 その槍はレイに狙いを定めており、フォンセとキュリテの方には一つも向いていない。


「"槍の針地獄ハルバ・ダッブース・アルナール"……!」


 刹那、レイに向けてその槍全てが放出された。


「……ッ!」


 レイはそれを防ぐべく、勇者の剣を高速で振るい金属音を響かせるが、それでも肩に脚、腕に爪先。とあらゆる場所に槍が突き刺さってしまう。


「……ほう? 頭や首、胸に腹部……致命傷になりうる箇所は護ったか……」


 そんなレイに向けて称賛の言葉を掛けるハリーフ。

 実際、戦闘に置いて死なないようにする為の努力は難しいものだ。

 例え戦場で生き残ったとしても遠方からの流れ弾や即死魔法・魔術によって死に絶える事も多々ある。

 今はハリーフしか相手が居ないが、それでも幹部の側近クラスは一人でもちょっとした軍隊レベルはあるので一応普通の人間であるレイは苦労するだろう。


「…………」


 そんなレイは出血によって足がフラ付き、肩で息をしている状態だった。

 しかしその目には光が点っており、まだ諦めた表情では無い。


「……やれやれ……人間風情が御苦労なものだ……なら、さっさと終わらせよう……」


「……!」


 その瞬間、ハリーフが未だ使用していなかった槍が動き出す。

 本人曰く、その槍は世界の表面を抉る威力を誇るらしい。

 それを受ければ一堪たまりも無いだろう。


「させない!」


 レイは痛む身体を動かし、剣を握って駆け出した。

 その攻撃を放たれてしまえば、ライやレヴィアタンにブラック、そして不老不死で不死身のエマは無事だろうが、他の者たちが無事では済まない。

 レイはそれを阻止する為に駆け出したのだ。


「させてくれよ。そうでもしなきゃ私たちが逃げられないんだからさ……!」


「……ッ!」


 瞬間、一つの槍がレイの太腿ふとももを貫いた。

 そこから血液が吹き出し、暫くしてからゆるやかに流れる。それを受け、レイの片足がぐっと重くなった。


「……さて、どうだ……?」


「きゃあ!」


 そしてその槍を無理矢理剥がし、レイの肉を抉るハリーフ。

 レイの太腿ふとももは深く抉られ、骨が見えそうな程だった。

 美しかったレイの肌からは大量の血液が流れ、グロテスクに染まる。このままではレイが死んでしまう可能性もあるだろう。


「レイ!!」

「レイちゃん!!」


 それを見たフォンセとキュリテが慌てて近寄ろうとするが、それを阻止するように立ちはだかる生物兵器。


「邪魔だ! どけろ!! "爆発エクスプロージョン"!!」


 刹那、フォンセは爆破魔術を使い、生物兵器達をバラバラに破壊する。

 その威力のあまり、近くに居た自分自身もダメージを受けて肌が焼けるが、気にする事無くレイへ近付くフォンセ。


「フォンセちゃんも無理をしないでよ!」


 レイを助ける事に集中し過ぎているフォンセへ向け、キュリテは制するように話す。が、その言葉はフォンセの耳には届いていなかった。


「……面倒だな……」


 そんなフォンセを一瞥するハリーフはそう呟いて指揮官に向け──


「……厄介だね。……オイ、私たちの"最終兵器"を使うぞ……!」


「……な!?」


 ──そう言い放った。

 その言葉に対して大きな反応を示す指揮官。

 指揮官は驚愕したような表情を浮かべ、叫ぶように言葉を続けて話す。


「な、何を言っているんですか!? "アレ"はまだ完全に復活していませんよハリーフさんッ!!! 今使っても力は半分以下です!! それに、今は何処にいるか分かりませんが……あのレヴィアタンがガキを倒したら次は我々のところに来る筈です……! それを防ぐ為にも残しておくべきかと……!!」


 "最終兵器"というのは、それ程までに危険なモノらしい。

 レヴィアタンが来た場合それを防ぐという事から、少なくともライやレヴィアタンに並ぶ力を秘めたモノという事が分かる。


「……もう一度言おう……そして三度目は無い。……最終兵器を使うぞ……?」


「……!!」


 氷のように冷たく、冷徹な目で指揮官を睨み付けるハリーフ。

 そんな、背筋の凍るような視線に指揮官はハッとし、叫び声を上げた。


「……ッ!! 皆の者ォォォ!! 最終兵器を使うぞォ!! それを使い、我らの脱出口を作るんだ!!」


「「「………………!!!?」」」


 その指揮官の言葉に対し、一瞬動きが停止する兵士達。

 そして兵士達は、


「「「……お、オオオォォォォォォォォッッッ!!!!!」」」


 半ばヤケクソになり、指揮官に続くような声を上げた。

 そして合図を出し!!


れェェェい!!!」


『ウオオオォォォォォ!!!』


「…………!」


 その叫び声と同時に、レイへ近付いていたフォンセに向けてある巨大な怪物が放たれた──それは!!


「……バ、"バロール"……!!」



 ──"バロール"とは、神に近い力を持つ巨人である。


 その容姿は巨躯の肉体に三つの目を持つ。

 そして三つの目のうち一つは魔眼と呼ばれており、それを見れば即死すると謂われている。


 バロールの強さは眼だけでは無く、凄まじい魔力も秘めている。

 逸話では容易く嵐を起こす事が出来、海を炎の海に変える力を持つ。


 見たら即死の眼を持ち、海すらを焼き尽くす魔力を秘めた巨人、それがバロールだ。



「……! だが……あのバロール……第三の目が閉じている……!」


 そして、バロールを見たフォンセは魔眼だと謂われている目が閉じている事が気になった。

 バロールは額の目と左の目、そのいずれかに見たら即死するという魔眼を持つらしい。

 そして、このバロールを見たところ額の目が閉じていて左の目は開いている。

 その左の目はフォンセも見てしまったが特に死にそうな雰囲気は無い。つまり、このバロールは額の目が魔眼だろう。


「……厄介な敵になりそうだ……」


 しかし、完全では無いとはいえバロールはバロール。魔眼がじていても尚、世界を揺るがす力を秘めている事に変わりは無いのだから。

 そう、決して油断ならない相手に変わり無いのは確かだ。


「……フォンセちゃん!」


 そして、キュリテもフォンセの近くにやって来る。


「キュリテ……そうだ……キュリテなら……」


 そんなキュリテを見やり、ある事を思い付くフォンセ。

 キュリテはフォンセの方を一瞥し、頷いて返した。


「……うん、任せて。フォンセちゃんが言おうとしているのは分かるよ……! 私がレイちゃんを助けてくる!」


 それはキュリテの持つ超能力"テレポート"でレイに近付き、"ヒーリング"で回復させるという事。

 キュリテはフォンセが言う前に話、その場から消える。


「すまないキュリテ……私はバロールを相手取る……!」


『ウオオオオオ!!!』


 消えたキュリテに小さく礼を言い、バロールに構えるフォンセ。



 魔王の子孫であるフォンセは目の前の敵に向け、全力を出すつもりでいる。

 今、フォンセvsバロールの戦いが始まろうとしていた。

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