処士ザイン
過去を思い出しても
そんなに
気持ちの良いものじゃなかった
大蛇で
首吊りの輪を作るみたいだ
輪の中に
頭を入れるだけで
ただ ただ
苦しかった
そんな厚かましさだった
仕方が無い
未来に生きようとする
過去を掻き毟りながら
縋る姿は
だらしがない
再認識した
諦めの境地は
サイレント映画を
おか目八目で眺める
批評家達と同じで有り
後ろ指のTシャツを着て
鼻息が荒くなっている
出尽くした手数は
アンカーボルト
世の中を諦める人間のアプリ
普通は
死中に活を求める物だが
僕等は
シチューにカツを求めて
益々
太っていくのだ
自由を謳歌している
明日 死んでも
誰も文句は言わないだろう
それほど幸せなのだ
八苦はお伽話に変わる
頭の中をハックされながら
恋愛体質が変温動物
周りを見ながら恋愛しては
幸せになれないモノマニア
良き意味での破廉恥
どうでもいいよ
いつだってゼロに成る
離れる気持ちは
必ず無かった事に成る
どんな形でか
それは分からない
個々人で決められてる
売りに出そう
安売りして 安売りして
十二分に踊れば良い
美俗の極み
舞踊れば
ピンぼけした花も
綺麗に写る事でしょう
この額縁に
お似合いの
一枚になるでしょう
飾る場所を探して歩く
ただの獣に成るでしょう