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第1話:だいすきだったよ


あの日、あたしは決めたんだ、

もう恋でなんか泣かないって、、、。


目の前が真っ暗になるってそんなのあるわけないと思ってた、たった今まではね。

なにを言ってるのか理解不能、


なさけないツラしてんの

意味不明、


なんにも聞こえない聞きたくない


なんにも見えない

見たくない


でも頭のなかは、勝手に、 早紀と哲也のラブストリートを上映中


「だめだよ、彩香のこと裏切れない、哲也くんのこと大好きだよぉ、でも、

やっぱだめだよ。」

「大丈夫だよ、

あいつは俺が居なくても、、、でも早紀は俺が守んなきゃ。」


「哲也くん」


「早紀」


あ〜やばい、これ以上、妄想上映してるとイッテしまいそうになる。


そんなあたしを現実にもどすように、

哲の携帯がなった。

「でれば、どうせ

早紀でしょ。」

「いいよ、それよりほんとごめん、彩香のこと嫌いになったわけじゃないんだ、ほんと。

でも早紀は俺がいないと、、、。」


あたしだって、ほんとは淋しいがりやだし、泣きむしだし、すっごい甘えん坊なんだよ、でも、そんなのあたしのキャラじゃないし、

それ以上に哲ならそんなあたしのこと全部分かってくれてるって思ってた。


でも、これが現実。彩香は強い子、元気な子。

それなら最後まで

キャラ貫いてあげるよ


「いいよ、

さようならしてあげる、あたしは哲が居なくても大丈夫。

ほら、あたしってちょーモテるからさ、だから大丈夫。」


「ありがとう、ほんとごめん。」


「じゃあ、あたし帰るね、ちょーモテモテだから忙しいのよ、早く電話したげなよ、さようならしましたって、

じゃあね。」


行っちゃうよ?

早くとめてよ、

全部嘘だって言ってよ、

追い掛けてよ、

後ろから抱きしめてよ、

あんなこと言われたのに、浮かぶのは

哲の優しい笑顔と

大好きな大きな手、もう、その手で包まれるのはあたしじゃないんだと実感した途端

涙があふれてきた、我慢なんか出来ない位たくさんの涙が、、、、、

あたし、こんなに好きだったんだ哲のこと、もっと、もっと早く気付いて伝えてたら、、、、、。


涙が止まらないよ。








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