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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。
この連載作品は未完結のまま約11年以上の間、更新されていません。
今後、次話投稿されない可能性が極めて高いです。予めご了承下さい。

カタナの勇者と彼とわたし

作者:海月アルア
 わたし、ミュン・ホーエンツォレルンにはご主人様がいる。でも『ご主人様』って言うと微妙な顔をするし、あんまりしつこいと怒る。侍女みたいなことをすると変な顔をするし、『よ、夜のお相手は……?』と聞くと『もうちょっと育ってから来い』って顔をしかめる。なんか顔のことばっかりだけど、それはわたしが『ご主人様』ことアルアのことをよく見てるから。好きだから、というのもあるけど、ただ、ずっと見ていたいのだ、彼のことを。いつか、わたしが知っている、どんなすごい英雄よりもすごいことを成し遂げるような、そんな気がするから。それを、絶対に見逃したくないから。一番、近くで見ていたいから。だからわたしは、今日も彼についていく。
 これは、奴隷に堕ちた少女と、変わり者の剣士が紡ぐ、新たな伝説の物語。
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