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ガラスの心音

作者: 龍源寺直介

午前零時の騎士 ガラスの靴を拾った

絶対零度の体温 闇夜に舞い降りた


先程までの麗人 我が腕の中の欲望

走り去る 素足のままで走り去る


誰の靴かはわからない もう誰もわからない

儚く散る こころが砕け散る


身体髪膚の全て ガラスの靴を捨てた

被害甚大の瞳 闇夜に舞い散った


先程までの賢人 我が頭の中の本能

走り去る 素足のままで走り去る


誰の靴かはわからない もう誰もわからない

儚く散る こころが砕け散る


あの靴でワルツを踊った 古来より王宮に伝わる

僅かばかりの夢だった 現世から永久に潰える


羞恥知らずの王子様 世間知らずの小娘に

伝えど届かぬ 永久の愛



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