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3 序盤の強敵は新技のお試しサンプル

俺は子供達をどっか安全そうなところにおいて家に帰った。


まぁ死なないだろう。 

家もあったし、食べ物とかは…どうにかするだろう。


とりあえず今日はデビュー戦を飾れたしいいか。

そうして俺は家に帰ることにした。


反省点は沢山あった。招式が一つ出しただけで吐血する時点で俺の理想は天の遥か先にあるな。そう思い俺は家に帰って寝た。


そうやって森に潜って数ヶ月。


なんか森には盗賊はいなくなった。


森には最近魔境とかしているらしく立ち入り禁止区域になった。

王都も調査員を派遣したが、出会えなかったらしい。だが、ところどころに血痕と切り刻まれた大地があった。

そのためこの地にはレベルの高い生物が争っていることになったとかなんとか…


そんなことで森は畏怖されることになった。


そしてもう一つ事件は起こっているらしい。

最近近くの村が謎の獣によって滅びたらしい。森から逃げてきたのだろうと世間は噂している。

次はうちの村だと騒いでおり警備が厳重になった。


そんなこんなで特訓にマンネリを感じていた俺は討伐することにした!!


まぁどこにいるかはわかんないんだけど。とりあえず滅んだ村とやらに行ってみよう。


お得意の軽法で僕はすぐ村に着くとそこには先客がいた。


「ここにはもういないのか」

「ここで逃げられたらまずいな」

と何人かの男たちが話し合っている。

村を見渡すと酷い惨状だ。家は切り刻まれ、食いちぎられた人の死体などなど。言葉にするには難しいレベルだ。


「くそっ!輸送中に逃すからだ!」と叫ぶ冴えない中年。

「そんなことを言う暇があったら足取りを探せ!」と叫ぶ中年B。

にしてもこの中年たち結構強いな。歩き方とか雰囲気とか。前にいた皆伝おじさんとは比べ物にならないな。


この感じだと獣逃げてそうだし。おっちゃんたちに喧嘩売るか?


ならかっこよく登場しないとなーーー



「もしかしたら森にまた潜っているのか?」

「その可能性はあるな」

そうして男たちは後ろを向く……


コツッと音が鳴る。男たちがこちらを向き剣を素早く構える。

コツッと音が鳴り質素な黒い袴のような服を着た男が出てくる。顔は狐の仮面によって隠されている。


俺は演出のために目を瞑って歩いている。

魔力の感じ的にあと10mくらいかな。


歩いていると『グチャ!』っと音がして目を開ける。


俺の目には男たちがクマに潰されてた。


「え…?」俺はポカンとする。予想外の出来事すぎる。

「おいおい、まじか。なんで今出てくるんだよ」と思わず呟いてしまう


獣の見た目は熊のようだが鹿のようなツノがある。爪もツノも血に塗れ、死臭をまとっている。

異世界のクマはこんなにすごいのか。


様子を伺っているとクマは構わず飛びかかってくる。

俺が間一髪で避けた瞬間ドンッ!っと衝撃が走る。

「おっと。当たったらちょっと怪我しそうだ」

抉れた大地ををみて僕は言う。

このクマしかも魔力も纏ってくる。運用方法がとても力任せだ。人間の方が滑らかに流すが、こっちは魔力量や出力で人間を凌駕している。


「うーん。どうやって遊ぼうか」

攻撃を避けながらも僕は考える。

終わらせるのは一瞬だ。首を切り落とせばいい。


そういえば熊のジビエはとても美味しかった印象がある。

あとで食べてみよう。


利用方法は決まったので倒し方を決めよう。


「…新技を使ってみようかな」

熊から距離を置く。

「大体20mくらい離れたかな。」


「ガウガウッ!!!」クマが一直線に襲ってくる


「やっぱりどの世界もクマはクマだな単純で助かった」


最近僕は前世の自分が考えた武功をこの世で使ってみようと思った。


絶世武功を使うのも楽しいけどテクニカルなものも使うと意外に楽しい。


「幻想瞬刻剣法第六招式 雪魄氷姿」


幻想はすぐに終わってしまうことを表現するような剣法を俺は作った。


この招式は冬に白い花を咲かせる梅を表現した剣技だ。

寒さを兼ね備えながらもその中に気品という温もりを感じを一瞬感じさせる。


白い花はクマの背中に咲き両断する。断面は切られてすぐは白さを帯びている。


「圧倒的な力を見せつけて絶望させるのもいいけど魅了するのもありだな」


とりあえずクマを解体してその辺で調理する。


「俺特製クマのジビエ肉。いただきます」

クマの肉は意外と生臭くなく意外と牛くらいと変わらない


結構大きな一口をいただく。

「ゥ…ッマ!!!なんだこの食べたことのない肉は!!」

バラのような濃厚な味にハツのようなしっかりとした噛みごたえ。しかし柔らかさも兼ね備えている。


この世界もしかしてグルメに特化した世界なのか…?


…?なんだこの感覚。体内に謎の感覚が入り込む。

俺の体内に魔力が入り込んでいる。とても澄んでいる魔力だ。

暴れる滝のような魔力に僕は体内から爆発しそうになる。


「やばい。早く抑えなければ」

僕は体内の魔力回路に集中する。高純度の暴れる水を僕は全身に流し丹田に吸収する。


僕は全身全霊で魔力を操作し滝から流れの早い川くらいまで抑えることに吸収した。


いらない魔力は外に放出したし必要な分は吸収できたな。

危なかった。なんとか生き残ったけど爆発するデブ敵みたいになるところだった。

とりあえず残りは家で食べよーっと。


そう言って僕は残りの美味しい肉を懐にいれ帰ることにした。


後日、魔獣の皮のみが道端に見つかりより強い魔獣の存在が見つかったとかなんとか。

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