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冒険記録-世界を救う30年間-   作者: 鮭に合うのはやっぱ米
第2章 一人旅 : 見習い騎士編
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36話 竜の山窟

「……買っちゃった」


 俺達はちょうど今、ラムード王国を出発し、次の目的地へと向かっていた。

 そんな中だが、俺は先程王国にて、あるものを買っていた。


「アンドリュー、その背中にかけているものってもしかして……」


 そうそれは、前々から欲しいなと思っていたもの……


「───あぁ、剣だ」


 それも、ただの剣じゃない。【魔剣】だ。

 

「剣術でも始めるのか?」


「まぁな。少しくらいあった方が損はないと思うし」 


 ……剣術なんて、子供の頃以来だな。

 あの時はシェリアと、まだ三人いたっけな……

 そういえばスカリーの野郎も、あの頃は結構優しい兄貴だったんだけどな……




  キキキィィィィィー!!




 そんな突然のブレーキ音が鳴り響いた。

 どうやら、車が止まったようだ。


「行くぞお前ら、歩きの時間だ」


 エドワードはみんなへ、車から降りるよう指示をする。

 

「ッえ!?ずっと歩きじゃないのか!?」


「当たり前だろ。車を粉々にする気かお前は」


 エドワードはそう言って、前方の……進行方向を向いた。

 そしてそこには……


「な、何だよこれ!?」


 車に乗っていたせいで分からなかった。

 前方には、どこまでも続くような高い山が伸びていた。

 そして、その山の所々に巨大な鋭い棘が張り巡らされていた。

 そして通れるような隙間はほんの少ししかない、まさに一歩滑ればあの世行きだ。

      ・・・・

「安心しな。ルーナは俺が運んで行ってやる」


 エドワードはそこに"ただし"と付け加え、続けてこう言った。


「お前ら二人はダメだ。自力で頑張って逝きな」


 間違えでも、そっちの『逝く』はやめてくれ。

 フラグになりかねん。


 ……それにしてもフラグって何だ?

 まぁ、何でもいいか……


「それじゃ、俺は先に頂上で待ってるからなー」


 そう言ってエドワードはルーナを担ぎ、高く跳躍すると、一瞬にして、地上からは見えない高度まで昇って行った。


 つくづく思うが、"この世界"の人間ってのはホントに規格外なんだな……




 ……この世界って何だ?






           ズキズキズキ






          突如、頭に激痛が走る。






        ……意識が。






         そうだ、あの夢の続き。






 




読了ありがとうございます。

感想やいいねもお願いします。


今回の話に関しては、わからない点が多いと思いますが、理解した上でお願いします。

謎については、これから明かしていくつもりです。

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