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冒険記録-世界を救う30年間-   作者: 鮭に合うのはやっぱ米
プロローグ
4/71

第3話 旅立ち

読了ありがとうございました!

できれば感想なども宜しくお願いします!


※これまでの話で分からない点なども感想で記入してもらって結構です

◇メイドは語る◇


 最近、坊ちゃんが変です。

 まぁ最近というか、結構前からですけども………

 

 いきなり朝に一人で「大人のワイン………」とか言ったりするのはよくあるんですけど、今回のはまた違ったんです。

 急に冒険者になりたいだとか、おかしなことを言い出して………

 私がダメと言ってからは、ずっとずっと頼み込んで来るんです。まぁ、結局承認しちゃったんですがね………


 まぁ今思えば、メイドとして雇われて最初の主が坊ちゃんだったのは、結構ラッキーでしたね。


 クールな外見からは想像もつかないほどのドジな一面。

 諦めの早いところとか、疲れたらすぐに寝ちゃうところとか、そんな子供っぽいところがすごく可愛らしい。

 まるで、自分の子供のように……………


 坊ちゃんを思い出しながら、私は廊下を歩いていた。

 そして階段に差し掛かるところで、私は滑った。


「うあっ!」


 そして勢いよく、頭を階段の角にぶつけてしまった。

 《闘気》による防御が間に合わなかった………痛ぁ………

 私は頭を抑えていた。

 

「これも全部、坊ちゃんのせいです!」

 

 今でも頭の中に流れてくるのは坊ちゃんの姿だけだった。

 生まれたばかりの坊ちゃん。3歳の頃の坊ちゃん。5歳の頃の坊ちゃん。7歳の頃の坊ちゃん。そして、今の坊ちゃん。

 

「……………あれ?」


 何で私が、生まれた時の坊ちゃんを知っているんでしょうか?

 

 




◇アンドリューの語り◇


 

俺は、冒険者となった。


 《冒険者》

 自由を掲げ、世界を旅する、勇気ある者達のことである。

 時には、依頼を通じて困っている人達を助けたりもする、勇敢かつ優しさもある者達だ。

 

 そして俺は、そんな《冒険者》に憧れていた。

 父さんがよく教えてくれたからというのもあるが、一番の要因としては、シェリアが元冒険者であったからだ。


 シェリアは、何でもできるメイドで、昔から俺の憧れであった。 

 そんな彼女がなっていた《冒険者》というもの。

 俺がなりたくないわけがなかった。

 

 俺は、憧れへと一歩近づけたんだ。






◇◇◇






「こんなもんか………」


 俺は、ふぅっ……と、一息ついて荷物を置いた。

 鞄の中には、シェリアが冒険者時代に使っていたありとあらゆる《魔道具》が入っていた。

 俺も自衛用として、魔術士が持つ〝杖〟を常時持っている。

 

 シェリアはというと……


「ほぉっ!はぁっ!やぁっ!」


 そんな掛け声と共に、愛用の《魔道具》を使っていた。

 シェリアの愛用《魔道具》は、青色で拳甲の形をした物だった。いわゆる、拳につけるタイプのやつだ。


 あとは、回復薬とか謎の液体瓶が多かった。


 そして着々と、俺達の旅立ちの準備はできていった。





◇◇◇






「準備はできたか?」

「もちろんです!」

「よーし、それじゃあ行くか!」


 ここから俺たちの、長い長い、果てしなく続く、長い旅が始まるのであった。




読了ありがとうございました!

できれば感想なども宜しくお願いします!


※これまでの話で分からない点なども感想で記入してもらって結構です

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