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ふとんのエッセイ集

「感想くだされ」と勇気をもって言ってみた→結果:総スルーを経て“いい子ちゃん作者”の仮面を剥ぎ捨てた底辺作者の魂の叫び

作者: ふとんねこ

タイトル通り。立ち止まって読んでくださるあなた様に感謝。乱暴なこと言ってますから、読者様側は少し覚悟をお願いします。作者様側は、素直な気持ちで眺めてください。どちらから見ても負け犬の遠吠えです。


 ある日のこと。私は自分の作品がいつまでも伸び悩んでいることに苦悩し、何がまずいのだろうかと読者様の意見が欲しくなった。

 何故か? それは、インターネット上で自作の小説を公開しているのだから、可能な範囲で読者様のニーズに沿いたいと思っているからである。私の未熟な作品で得られる読者様は少ない。だからこそ立ち止まってくださって読んでくださっている方々を大切にしたいと思ったのだ。

 だからだからこそ勇気をもって感想を求めたのである。


 翌日。わくわくする反面どんなご意見があるだろうかとドキドキしてマイページを開いた私は、感想が一つも書かれていないことに気づいた。

 すぐにアクセス数を確認した。いつもの通り微々たるものだが、きちんと更新した日だけグッと増えている。つまりいつも通り更新に気づいていただけて、初めてアクセスしてくださった方々…―ブクマも評価も増えなかったので去られたのだろう―…を抜いても恐らく、ユーザーではなくただアクセスしてくださる今までの読者様が何人かは読んでくださったはずだ。

 だと言うのに、総スルー! 完結確約を掲げ、一週間に一話の更新を約束し、きちんとそれを果たして、18部目にてブクマ1件、評価8ポイント(しかも別々の方)でも頑張っているはずなのに。


 3年も設定を練り続けた。楽しく書けている。一応面白いんじゃないか、とも考えていた。

 人気ジャンルではないと分かっている。読者様が少ないのを良いことに趣味に走っているのも理解している。

 ブクマ1件、評価8ポイント。0ポイントが溢れ返るこの魔境『小説家になろう』の中で、たったそれだけでも得られたことは奇跡。それで満足しろよ、と囁くものは多い。


 だがしかし! 少しくらい欲張っても良かろう。だってこんなに頑張って書いているのだから!


 現在の私は下手に少数の読者様を得たがために苦しんでいるのだ。誰も読んでいないことが分かれば、もっと更新ペースを自由にしてしまって楽に更新できるのに。誰かが読んでいるから止められない。

 その少数の読者様と仲良くわちゃわちゃできたらと考えていた! 感想や意見をもらってそれを取り入れ、改善しつつ作品を良いものにしていけたら………そう思っていた!

 だが今回、タイトルに書いた通りお願いしたのに総スルーである。欲張るなということだろうか。

 忙しいのは分かる。読者様にも生活があるのだ。面倒なのも分かる。でも「おもしろかった」の一言でも「つまんね」の一言でも良かったのに。感想は制限無しの、ハイリスクハイリターン方式で待機しているのに。


 これは負け犬の遠吠えだろうか? 同じように、姿の見えない読者様方に心を折られた人はいるのではないだろうか?

 姿の見えない読者様を大事にしろ、というのを見たことがある。だが「ドンと来いっ」姿勢で待機する作者を無視する読者様をどう大事にしろというのだ。存在を確認することすらこちらには困難だと言うのに。

 こちらだって人間である。0ポイントでも完結を確約したがその約束を反故にしたくなったりするわけである。だって扱い酷くないか。作者だって生きている、精神を削って書いているのだ!


 結局私が何が言いたいのか。


 評価は面倒かもしれない。ログインしなきゃいけない感想も面倒かもしれない。感想を書くという行為は読者様にとって何の利益も無い。でも、せめて制限無しの感想くらい、一言二言でも書いてはもらえないだろうか。

 そうでなければ作者は死んでしまう。作品も完結すること無く死んでしまう。一言二言を渋った読者様が、作品を未完のまま殺すかもしれないのだ。

 そんなこと言うな、完結させられないのは作者のせいだ。そういう意見もあるだろう。確かにそうかもしれないとも思う。だが考えてみてほしい。

 更新停止からの放置に苛立った読者様は多いだろう。だが、それが正当な理由以外で発生した場合………その理由を考えたことがあるだろうか? だから、読者様にとって感想を書くということに、読んでいる作品を支える、完結させるという利点があると伝えたい。


 作者を、作品を助けると思って、感想を書いてはいただけないか。一言二言でも、それは作者の力になる。読者がいると目視で確認できるのはとてもありがたい。

 そして作者陣、感想を制限無しにしてみないか。ハイリスクハイリターン、怖いかもしれない。だが、もしかしたらそれが貴方の作品の命を救うかもしれないのだ。やってみる価値はあるのでは?


 以上「感想くだされ」をスルーされた底辺作者の魂の叫びでした。支離滅裂でごめんなさい。思ったままに書き殴りました。反論、賛同、どちらもお待ちしております。


読んでくださってありがとうございました。

できればご意見ご感想ください。こんなエッセイを書いても、それらを求めずにはいられないのが私という一人の創作人です。

反論でも、同意でも、意見を交わしたい。


【追伸】たくさんの方にご意見ご感想いただきました! 温かいお言葉に心が休まりました。ランキングにまで載ってしまって言葉になりません。

それから、件の作品にも足をお運びくださった方々からご指導を受け、加筆改稿を行いました。見ず知らずの私に、こんなにも親切にしてくださる方々がいることに感謝。それをもたらしてくれたこのエッセイ、書いたときは苦しかったですが今は書いて良かったと思います。


【更に追伸】感想受け付け、制限解き忘れてました! すみません。

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― 新着の感想 ―
[一言] いや……あの……うん。 衝撃でした。 なにがって、ここの感想欄読んだ後に、銀星と黒翼の最初の方の感想読んでみたらすごいことになってて(;'∀') 色んな人から意見をもらえるのって貴重だなぁ…
[良い点] …ちょっと衝撃を受けてしまいました…。 普通の作家さんは、そんなそんな境遇だったんですね。 あたしは『不特定多数』ではなく『特定少数』向けに作品を書いていたので、そんな事になる可能性が無…
[良い点] まさしく魂の叫びです。 [一言] 私も感想受け付け、制限解き忘れてました(笑) 同じく解除したばかりです( ̄▽ ̄;)
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