武器庫にて
一行は武器庫につきました。
「おー!こういうのかっこよくないか?てつのつめだってよ。」
「ええ、それもいいですがもう既に桃太郎様の装備は、こちらで考えているのです。」
「えー、自分で決めたかったなーこういうのはしっくりくるのを自分で決めないと…」
「まぁまぁ、きっと気に入ると思いますよ。えーっと、、、 あった!これです!」
姫が取り出したのはいかにも勇者がもっていそうな、宝石がちりばめられた剣でした。
「これは、聖剣エクスカリバーといってその昔、勇者も使ったといわれる伝説の剣なのです。」
「え!性剣エクスカウ…」
「ちがいます! まったくハレンチな!もーいーからさっさと装備してください!」
桃太郎は性剣エクスカウ…
「ちがう!ナレーションもしっかりしてください!」
怒られた…『桃太郎は聖剣エクスカリバーを装備した』
おー!いいなこれ!少し重いがしっくりくる!
「お気に召してよかった!つぎはお供さんたちのも探しましょう!」
「僕はこれがいいワン!」
そう言って犬はするどい牙のついた入れ歯をもってきました。
「おー、これはまさに犬のためにあるような武器だな。」
「そうですね!犬さんはこれがいいですわ!」
「じゃあオイラはこれで」
と、猿はさっき桃太郎がさわっていたてつのつめをもってきました。
「うんうん!やっぱり猿はこれだよなー。鬼退治の時もすごい役立ったし」
「じゃああとはキジさんですね!キジさんは…」
「ズーン」
キジにあう装備はなかったようです。
「ど、どんまい!RPGとかでもよくあることだって!手にいれたけど装備できないみたいな…」
「じゃ、じゃあ今から鍛冶屋にいってつくってもらいましょうか!」
「そうだよ!つくってもらえばいいじゃん!そんな落ち込むなって!」
キジは自分の種族がメジャーじゃないことがコンプレックスなのでした。
つづく