表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

『後三条天皇、速記シャープの芯を百分の三寸に定むること』速記談1062

作者: 成城速記部

 後三条天皇の御代、延久年間には、器物が整えられた。蔵人頭藤原資仲がこの担当であった。天皇みずから升を取り寄せられ、じっくりとごらんになって、手ずから寸法を測られた。実際に納められた年貢米を穀倉院から取り寄せられて、殿上の小庭で蔵人、出納が見守る中、小舎人がたすき掛けして米を量った。量り終えた米は、勅封あそばされて、加美屋紙で包んで、御持僧にお遣わしになるなどした。一石というのは十斗のことであるが、もともとは一斛と書いたものである。後三条天皇が、一石の米と同じ重さの石をつくらせ、天秤ばかりにかけて米を納めさせたことから、石の字を使うようになったものである。この石は、今でも穀倉院にある。同じとき、速記シャープの芯も、百分の三寸に定められたという。



教訓:杓子定規な人を、融通のきかない人と解釈する向きがあるが、本来は、立派な人のことを指すのだということがわかる。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ