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前編

興味を持って開いていただきありがとうございます。

いつもの作風とは違うホラーものです。


 私は日陰の中、ジメジメとしたところに生えるきのこような人間だ。友達とキャッキャ騒いでいる人たちはキラキラしすぎて眩しい。そんなふうに思う私は、友達と言える友達はいなく、本ばかり読んで青春時代を過ごした。

 男の同級生や無理やり誘われて行かされた合コンにいた男性から、可愛いとか綺麗と言われたことはあったが、あれは、きっと全部嘘だろう。

 片田舎の中学の時にキラキラしたクラスの中心の女の子から再三と根暗ブスと言われていた。私は歪な笑顔を作って、当たり障りなく地べたを這って進む兵隊さんのような低姿勢で怯えて過ごした。いじめの類だったのかもしれないけれど、これ以上酷くならないように、いつも細心の注意を払っていた。


 学校という環境から社会に放り出される年齢になり、私は地元の会社に勤めた。お世辞にも大きいとはいえない会社であった。でも、この会社の社長ら両親と古い付き合いで仲が良かったから私自体は悪いイメージはなかった。面接で、社長が、こういう真面目そうな子が最近少ない、是非ともウチに来て欲しい、と言ってくれた。そんな事を言ってくれたのは自分の両親以来久しい。

 私はその会社で働き始めた。

 働きぶりは、そこそこ真面目に緩く働いていたつもりだが、それでも周りは一生懸命頑張っていると評価してくれていた。

 本を読むだけの休み時間がエクセルを操作する時間になったからだろう。

 何年も仕事をしていると、周囲は私に注文し始めた。

 仕事は人に会うものだから、少しでいいから化粧をしなさい、と。仕事ができれば、文句を言われる筋合いはないと思っていたし、化粧をして映える顔ではないはずなのだ。でも、上司の目が、いつもに増して厳しかったので、従った。

 ネットで情報を集めて、とりあえず化粧水と乳液を使うことを決意し、口紅は敷居が高いのでリップクリームを買い、慣れないファンデーションをAmazonで注文した。太い眉毛をどうしたらいいかと悩み、結局美容室で髪を切る名目で眉カットもお願いした。

 おしゃれというより、社会生活を最低限成り立たせるために、本来なら中学生とか高校生の時に手を出すことをため息を吐きながらやった。

 そのような感じで過ごしていると、他所から来たお客さんの一時的な対応をさせられることが多くなった。

 私は裏でエクセルをぽちぽち埋める仕事の方が気持ちが楽なので迷惑だった。

 

 陰キャ属性の色濃い私が夫と知り合うのは両親と仲の良かった勤め先の社長から、真面目な人と同僚を紹介されたからだった。

 正直、あまり記憶にない人であった。

 小さな会社だけど私の世界はもっと小さかったのだ。

 そもそも、私のような人間が異性とお付き合いするとか考えたことがなかった。

 夫は私と同じ年齢で、寡黙で真面目な人だった。あまり記憶になかった私に申し訳ないくらい優しく接してくれた。顔もそんなに悪い人ではない。

 逆になんで、私のように独身として売れ残っているか不思議だった。きっと、世の中にはそういう人が沢山いるのだろう。

 私と夫の性格は似ているが、私よりは陽の人だった。それが良かった。出不精な私にどこかに行こうと予定を組んでくれた。

 そして、結婚に至り、子供を一人もうけた。

 子供は娘で顔は私に似ていた。夫は美人になると喜んでいたが、多分それは夫のリップサービスだ。下手に喜んではいけない。

 子供は障害も大きな病気もなく、6歳となる年になった。

 ピンク色と赤色で彩られたランドセルをねだられてそれを買って、写真館で撮影した。普段はおどけて笑う娘が、凛々しく写っていた、流石プロだ。

 夫が家族写真を撮って年賀状に使いたいという希望があり、渋々写真を撮った。


「お母さん、お顔が硬いです。もうちょっとリラックスしてください」


 店員さんにそう言われて、チークを入れてない頬が少し赤くなるのを感じた。

 撮れた写真は本当に出来が良かった。いつもの私が数百倍生えて写っていた。奇跡の一枚くらいの出来だった。もちろん、夫も娘の写りも良かったのだけど、本当に自分の写真なのだろうか、こんなに早く修正できるものなのだなあ、と思った。

 店員さんが、この写真、うちの店でディスプレイとしてかざるモデルで使っていいか、と聞いて来た。

 他のモデルの方がきっといいだろうと断ろうとすると、そんなことないと店員さんは慌てて首を振った。

 夫は確かに顔はいい方だし、娘もまだ小さいので目もクリクリして可愛いから、まあいいかもしれないが私はそうではない。

 勘違いしてはいけない。

 プロは撮る腕も上手いが、口も上手いのだ。

 私は、何を一生懸命説得しようとするのだろうかと思ったが、子供と夫は嬉しそうにしていたので、仕方なく折れて、いいですよと伝えた。

 ああ、その日の帰りのことだったか。

 3年前のことだ。



 

 今日も普段通り日が落ちた仕事帰り、私はスーパーで買い物をして自宅に向かって歩いていると、消防車や救急車、パトカーが家の前に集まっていた。流石に救急車やパトカーが普段から常駐するようなことはない。

 赤色や銀色の防火服やヘルメットを被った消防士さんやお巡りさんが集まっていたので声をかける。


「うちで何かありましたか?」


 私の声で、彼らが振り向き、家の人か、等と聞いてきた。

 その中に見知った女性のお巡りさんがいた。


「ああ、その節はありがとうございました」


 そう私の言葉に、お巡りさんは少し目が見開き、


「ああ! あなたの家でしたね。中には誰かいますか?」


「いえ、私一人しか住んでいません。去年母が亡くなりましたので」


「そ、そうなんですか。失礼しました」


 すまなそうに、お巡りさんがそう言った。あまり気にされると私も困る。私たちのやり取りを消防隊員の方が割り込んできた。


「こちらの家から119番通報がありました。中を確認させてください」


 消防隊員の話を聞くと、どうやら私の家の固定電話から119番通報がかけられたそうだ。固定電話とは、携帯電話ではない、自宅にある電話機だ。電話を取ると同時に切れたそうだ。非通知設定ではなかったの私の家からだとわかり、消防局から折り返しの電話をしても返事がなかったので、このように臨場しているそうだった。

 おかしいな。家の中には誰もいるはずがない。

 誰か家の中にいる?

 そんなわけない。

 誰かが入り込んで通報したのだろうか。

 私は家の鍵を開けると、警察官と消防士の方々が家の中に入る。

 彼らは念の為に、と家の隅々まで調べた。知らない誰かが入り込んでいたら、私も気持ち悪いと思ったので、彼らにしっかり確認してもらった。素人の私が家の中を調べるよりも、プロに任せるべきだ。

 しかし、家の中には異常がなかった。


 消防隊や警察はいろいろ調べたが、結局そのような不審者がいることはなく、消防隊員の方が


「稀に電話がランダムに番号を発信し、勝手に電話してしてしまうケースがあります。過去にそういう事例が何度か発生したことがあります。電話の調子が悪いのか、それとも回線自体が調子が悪いかは業者に確認しないとわかりませんが」


とおっしゃった。そういうこともあるらしい。彼らからすると嘘を言って意味もなく臨場するなんて面倒な仕事したくないだろうし、わざわざ来るなんて通報が実際にあったからに他ならない。

 近くで、心配そうに私を女性のお巡りさんが見ていた。

 彼女には2年くらい前にお世話になったので、もしかしたら通報したのは本当は私なんじゃないかと疑っているのかもしれない。それは仕方ないことだ。

 でも、本当に仕事からちょうど帰って来たのは本当で、通報も本当にしていないのだ。

 私はお巡りさんに声をかけた。

 

「あの時は本当にありがとうございました。相談に乗ってくれてすごく助かりました」


 すると、お巡りさんは


「それは良かったです。今は何か困っていることはないですか?」


と言いながら笑顔になった。やはり、自分のやった仕事を褒められると誰でもうれしいものなのだ。とりあえず、無駄に心配をかけられるような表情は消えた。

 あの時、本当に彼女には助けられた。


「強いて言うなら、この謎の電話ですね」


「そうですよね。業者さんに電話してみるしかないですね」


「とりあえず、事件とかそういうのじゃなくて良かったです。私たちは引き揚げますね」


 お巡りさんがそう言って私の家から出て行くと、消防隊も出て行った。

 ドアが閉められた家で息を吸うと、急にいつもの匂いと違うなと感じる。

 それはそうだ。自宅に私以外が入って来たなんて久しぶりだった。

 この自宅も昨年まで生きていた母の家で、私の両親は既に他界している。

 お客さんなんて本当にいない。

 私は持っていた買い物袋からリンゴを出して仏壇に供えた。

 リンゴは両親も好きだったし、夫も娘も好きだった。

 仏壇には3年前のあの日に撮った3人の写真を飾っている。生きている私の分も飾るのはおかしいと思ったが、出来のいい写真なので飾った。飾るならやはり出来のいい写真の方がいい。

 そう、3年前のあの日、写真屋さんでの帰り道、夫の運転する車が、信号無視をした車に運転席側を側面衝突され、私の夫と娘は交通事故で死んだ。

 運が良かったのか悪かったのか、私だけが生き残った。




 自宅で一人でいるのが辛く、自宅は引き払い、同じ市内の母の家に戻った。

 しかし、夫と娘の消失は、私の心の大部分をぽっかりと穴を開けた。

 陰キャの私を無条件に肯定してくれる夫や、そんなのかんけーねーという陽キャ気味の娘は私にとってとても大切なものだった。

 ささやかな毎日が、ありふれた生活が、何もかも今では煌めいていて、胸が辛くなった。

 2年前、母が買い物に外に出ている時に、私は自宅で留守番をし、携帯電話でレシピサイトを閲覧しながら黙々と無駄に時間のかかる料理を作っていた。

 呼び鈴がなり、ガス火を止めて、玄関に行くと、若い女性のお巡りさんが立っていた。多分大学生が警察学校に配属された後すぐに警察署で仕事を始めたのだろう。

 そのお巡りさんは、巡回連絡で来ました、と言い、何か事件や事故に巻き込まれた際等に使う家族構成や連絡先の情報を教えてほしいと言ってきたので、私は今、母と二人暮らしであることを伝えた。

 そしてお巡りさんは、私に、防犯情報として、市内で強盗して放火をする事件があり、特に一人暮らしの女性が狙われていることを話し始め、来訪者に注意してほしいということや、不審な来訪者が来たりしていないか、もしそのような奴がいたら情報提供してほしい、という話をしていた。


「二人暮らしと聞いていますが、十分にお気をつけてください。後何か困っていることとかありませんか?」


 私は一生懸命話している新人らしいお巡りさんが、とても話しやすそうに感じ、他愛もない話をしながら最後にそう言われて、今まで封をしていた感情がもやもやとはみ出てきてしまった。


「本当は、もう死にたいんです」


 私は夫と娘の死がまだ受け入れられなくて、とにかく忘れようと時間外も仕事をしていたり、自宅での休みはとにかく何かをやっていないと気が済まなくて手のかかる料理やお菓子を作ったり、考える時間を無くそうとしていた。

 しかし、ふと、2人を思い出すと急に辛くなった。2人は私の明るい部分全てだった。

 そのことを話すと、お巡りさんは戸惑いながら、話を聞いてくれた。

 しかし、これがお巡りさん以外だったら話を聞いてくれて終わりだったのかもしれないが、他に追加でパトカーに乗ったお巡りさん2名が来て、さらに料理中の包丁をそっとしまわれ、最後にはまだ買い物から帰ってきていない母を呼び出して急いで帰らされた。

 他の住宅からもパトカーの止まった私たちの家を見て、なんだなんだと注目しているようだった。

 お巡りさんに相談する時は軽い感じで相談してはいけないと思った。

 でも、その時に相談を聞いてくれた若いお巡りさんには感謝している。

 誤魔化そうとしていた私の辛い気持ちが形になり、それは一人ではどうにもならないものだった。

 病院にかかり、お医者さんやカウンセラーに相談をして、今のように落ち着いた。

 去年の母の死もまた辛かったが、それも私は乗り越えられた。

 やはり、その経験があったからだろう。




 消防隊員と警察官たちが帰った後、シャワーを浴びて、スーパーで買った材料で簡単な料理を作り、お酒と一緒に飲食し始める。

 元々あまりお酒を飲まなかったが、眠れなくなった。

 本当はお酒を飲まない方がいいらしいのだけれども、お酒に頼った時期があった。それをお医者さんに相談すると、お酒が好きなのに無理してやめると逆に辛くなるので、少しを睡眠導入程度に、そして休肝日を設けてください、とアドバイスを受けた。

 それで、私は夕食に1杯だけ、夫が好きだった日本酒を飲み、仕事の程よい疲れで眠くなる。

 いつもの、一日の終わりだ。


 固定電話の呼び鈴が1度だけなった。

 私は眠たい体を起こして、固定電話を確認する。

 ナンバーディスプレイのない古い電話機だ。

 私は気になってNTTのナンバーお知らせサービス136をかけて調べる。

 前に一度かけた時は、コールセンターの女性が出たのだけれど、今回はいつまでも無言だった。

 今日も消防隊や警察が来たこともあったから、もしかしたら電話機が壊れたかな、と思った。


 私は、布団にもぐりこみ、ふとあの世でも電話機があって、夫や娘の側にある電話機が故障して、ランダムに電話番号が打ち込まれ、私の家の電話機につながらないかな、逆に私の家の壊れたかもしれない電話機が夫や娘の側の電話機に勝手にかけて、天国から折り返しの電話がこないかな、そう思うと少し苦しいけれど、そんなことが起こったらと想像すると少し楽しくなった。 

 


 休みの日はいつも大体家にいる。

 陰属性の私が外に出るのには、かなり気合いが必要なのだ。

 必要なものはAmazonやヨドバシカメラで注文してしまうし、食料品も会社帰りの通り道のスーパーで買えばいい。休みの日に出歩く理由がない。

 夫や娘が生きていた頃は、気合いを入れて近所の公園や動物園、散財してしまうなあと思いながら行ってみると子供よりも楽しんでしまった遊園地とかに行ったものだ。

 帰ってくるとどっしりと疲れを感じたが、振り返るといい思い出だ。

 過去の写真を携帯電話で閲覧する。

 娘の姿や夫の姿、両親の姿を見てセンチメンタルな気持ちになるが、なんで撮ったのか容赦なく鼻をほじって騒いでいる娘の動画を見つけて少しだけ笑ってしまった。

 呼び鈴が鳴って、現実に引き戻される。

 いつもくる中年の男性の配達員さんがAmazonで注文していた物を持って来てくれた。


「最近、お母さん見てないけど元気にしていらっしゃいます?」


「昨年亡くなりました」


「そんな……あんなに元気だったのに?」


 配達員さんはショックを受けていた。この配達員さんは高齢者に優しくしてくれていて、配達で来た時に、高い棚の物が取れない、時計の電池を変えられないとか言われると、他にも沢山配送先があるはずなのに親切に手を貸してくれる人だ。

 母はこの配達員さんのことを私に自画自賛の自慢するように褒めていて、彼が来た時は缶コーヒーとか飴玉を渡していた。いわゆる、ファンかな。


「そうなんです。私一人になっちゃったから、家がとても広くなってしまいました」


「そうですか……。とても残念です」


 配達員さんはそう言って荷物を手渡し、また別の配達先へ向かっていった。

 私はAmazonから来た荷物を開けた。




 ぐつぐつと豚のすね肉の塊肉を煮込んで作った煮豚を切り分け、せいろで蒸したスライスかぼちゃとブロッコリーをキャベツを盛り合わせた。

 夫が好きだった風の森という日本酒を開ける。珍しい淡い炭酸のあるお酒で爽やかな口当たりのものだ。また、値段もそんなに高くなく手にしやすい。

 それをシャンパングラスに入れるととってもおしゃれ感が出てくる。これも夫が教えてくれたものだ。

 一口のみ、鼻から抜ける涼しい香りに、今日はもう一杯飲みたいかもと思った。

 しかし、カロリーオーバーして太るのは嫌だなと思い、苦し紛れのスクワットを始める。スクワットは効率の一番いい筋トレだ、と夫が言って食べすぎた後にやっていて、それを横で娘と私が変顔して笑わせていた。懐かしいなと思いながらスクワットを30回やり終えて、また食事を続けた。

 運動をしたせいで、アルコールが体を巡るスピードが早くなってしまったのか、少し目の前の世界が左から右へ流れ流ように見えた。

 これは良くないと思いお酒を捨てて水を飲み、気持ち悪くなる前に布団に入って寝ようとし、リビングから寝室に向かって歩く。リビングと寝室の間には、件の固定電話機があり、私はちょうどその前にいた。

 固定電話の呼び鈴が鳴り、こんな時間に誰、と呟きながら出た。

 受話器からはしばらく声がなく、イタズラ電話かと思った。

 怒鳴り声を出したりすれば逆に標的になって何度もかけてこられたり、頼んでもいないピザや寿司が届きかねない。

 さっさと電話を切った方がいいだろう。

 そもそも、この回線にかけてくるのは生前の母の知り合いばかりで亡くなったことを知ると香典を持って来られた後は電話をかけてくる人はいなかった。電話機だか回線の調子も悪いみたいだし、そろそろ解約しどきだろうと思って、受話器を下そうとした。


「おかあさん……きこえる?」


 受話器を下ろそうとした手が固まった。

 その声は動画に残した娘の声と同じだった。

読んでいただきありがとうございました。

後編は明日18時に更新します。

続けて読んでいただけるとありがたいです。

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