記憶の海の渡り人
※第4回一二三書房web小説大賞にてブルーベル賞を受賞いたしました。
書籍化に伴い一章までの公開となりました。
恐れ入りますが、何卒よろしくお願いいたします。
夕日に染まる病室の中、無数の魚を目にする。
横たわる人を取り囲むような光景は子供ながらにも異様だと分かった。
立ちすくむ自分に触れてはいけないよと祖母は言った。
それ以来、時折見るようになった透明な魚。
他の人には見えないらしいそれは今日もまた電車の中でフワフワと浮遊している。
それほど混んではいない電車の中、降車口付近に背を預けて立ちながらそれを眺める。
特に何をするわけでもない。
害があるわけでもない。
だから自分はいつも、それをないものかのように過ごしていた。
ただ一つ違ったことは。
その日、魚に触れたこと。
それを機に、一ノ瀬和真は自身と同じように魚が見える人と遭遇する。そして、不審な事件と死を追う中で奇妙な出来事に巻き込まれていく。
※異能ありの現代ファンタジーですが、ヒューマンドラマ寄りの物語です。進行ゆっくりめな作風であるこをご承知いただけますと幸いです。
※カクヨムにも投稿しております。
書籍化に伴い一章までの公開となりました。
恐れ入りますが、何卒よろしくお願いいたします。
夕日に染まる病室の中、無数の魚を目にする。
横たわる人を取り囲むような光景は子供ながらにも異様だと分かった。
立ちすくむ自分に触れてはいけないよと祖母は言った。
それ以来、時折見るようになった透明な魚。
他の人には見えないらしいそれは今日もまた電車の中でフワフワと浮遊している。
それほど混んではいない電車の中、降車口付近に背を預けて立ちながらそれを眺める。
特に何をするわけでもない。
害があるわけでもない。
だから自分はいつも、それをないものかのように過ごしていた。
ただ一つ違ったことは。
その日、魚に触れたこと。
それを機に、一ノ瀬和真は自身と同じように魚が見える人と遭遇する。そして、不審な事件と死を追う中で奇妙な出来事に巻き込まれていく。
※異能ありの現代ファンタジーですが、ヒューマンドラマ寄りの物語です。進行ゆっくりめな作風であるこをご承知いただけますと幸いです。
※カクヨムにも投稿しております。
一章
透明な魚と青の世界〈1〉
2023/04/21 06:13
(改)
透明な魚と青い世界〈2〉
2023/04/21 06:15
(改)
広がる波紋〈1〉
2023/04/22 11:58
(改)
広がる波紋〈2〉
2023/04/28 14:31
(改)
広がる波紋〈3〉
2023/05/03 18:00
(改)
緩やかなる変化
2023/05/05 10:00
(改)
ささやかな日々〈1〉
2023/05/08 18:00
(改)
ささやかな日々〈2〉
2023/05/10 18:00
(改)
変わりゆく関係〈1〉
2023/05/15 18:00
(改)
変わりゆく関係〈2〉
2023/05/18 13:37
(改)
海の果てで何を語る〈1〉
2023/05/22 17:00
(改)
海の果てで何を語る〈2〉
2023/05/24 17:00
(改)
海の果てで何を語る〈3〉
2023/05/26 17:00
(改)
海の果てで何を語る〈4〉
2023/05/29 19:21
(改)
崩れゆく均衡〈1〉
2023/05/31 19:26
(改)
崩れゆく均衡〈2〉
2023/06/02 19:33
(改)
記憶の海の渡り人〈1〉
2023/06/05 19:35
(改)
記憶の海の渡り人〈2〉
2023/06/07 19:26
(改)
汚泥に沈む〈1〉
2023/06/09 19:08
(改)
汚泥に沈む〈2〉
2023/06/12 19:24
(改)
汚泥に沈む〈3〉
2023/06/14 19:21
(改)
汚泥に沈む〈4〉
2023/06/16 19:30
(改)
汚泥に沈む〈5〉
2023/06/19 19:31
(改)
気まぐれ者たちの奇想曲〈1〉
2023/06/23 19:19
気まぐれ者たちの奇想曲〈2〉
2023/06/26 19:17
(改)
気まぐれ者たちの奇想曲〈3〉
2023/06/28 19:16
(改)
気まぐれ者たちの奇想曲〈4〉
2023/06/30 19:33
(改)
気まぐれ者たちの奇想曲〈5〉
2023/07/03 19:26
(改)
変異〈1〉
2023/07/05 19:21
(改)
変異〈2〉
2023/07/07 19:16
(改)
天真爛漫少女は夢を見る 〈1〉
2023/07/10 19:18
天真爛漫少女は夢を見る 〈2〉
2023/07/12 19:17
(改)
天真爛漫少女は夢を見る 〈3〉
2023/07/14 19:18
(改)