表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
26/34

お持ち帰り

ただ思い付くまま書いてますんで、色々とめちゃくちゃですが、なんとなく続けちゃっております。

会話を書くのがド下手なんで言葉自体ない設定にしちゃいましたが……そろそろ努力してみようかと思います。


そういえば、この集落には子供が一人いたはずだ。

3才児くらいの、最低限のお留守番くらいはできる程度の幼児であった。


近づいてみると、目には警戒の色が見えたが逃げはしなかった。

というより、逃げる力もない様子だ。

唇はカサカサにひび割れて、ぐったりとして動かない。

痩せ細ってはいないので、これは、ここ数日間の飢えと渇きによる衰弱であろう。

手には、齧っていたとおぼしき木の若枝が握られている。


留守番をするうち、火が尽き、食べ物が尽き、水も尽き、囲いを出ようとしたものの非力に過ぎて、ここで力尽きていたのであろう。

おそらく大人達は日暮れまでには戻るつもりで、子供を置いて、簡単な戸締まりをして出掛けていったのだ。

総出で仕留めねばならない獲物を見つけたのだろう。


だが、狩りには獲物の抵抗のみならず、弱った動物を横取りしに来る猛獣達という脅威も付随するのだ。

10人にも満たない集団では、防ぎ切れない可能性は高かった。


この子は、連れていくには足手まといで、かといって貴重な戦力である親を付き添わせるほど幼くもなく、火の番としてここに残されたのであろう。

だが、誰も帰っては来られなかったのだ。



ワタシは、背負っていたザックから水筒を取り出した。

竹に似た、節のある植物を切り出して、栓をしただけの物だが重宝している。ただし草なので乾燥するともろくなるため、ほぼ使い捨てなのだが。

同じ草でついでに作っておいた器に水を注いで、子供に差し出してやった。

こういうときには、一気に飲むのは良くないと聞いたことがあるので、まずは少しずつだ。

食べ物もまた然り。

飲み干したところで、甘い果実を差し出してやると、奪い取ってむさぼり食った。


そんな事を繰り返す内に、子供は少し警戒を解き、元気になってきたのであった。

ワタシが、時折ここに来ていた事も、覚えていたようだ。


もちろん、事情を聞こうにも言葉は通じない。

というか、言葉がない。


このままこの子を一人で置いておくわけにはいかないが、ここで付き添っていたとして、万が一にも住人が生還したときに、好意的に解釈される保証はない。

留守宅を乗っ取った侵入者と思われて、攻撃される可能性が多々ある。


しかたがない。


抱き上げると、子供は抵抗しなかった。


子供を抱えたまま難儀しつつ囲いを出ると、もう一度念入りに枝を被せて通路をふさいだ。

人の住める場所は、なるべく保全しておきたい。


しばらくは別荘(?)に留まって様子を見ることにしよう。

低評価でも、評価、ご意見、ご指摘いただけましたら勉強になりますので、よろしくお願いいたします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ