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VRMMOセンキ  作者: あなたのお母様
第四章 登る者、降りる者
132/151

エピローグA 違う世界の、同じ景色

Tu in oculis foedus iniisti. Quomodo hanc sententiam videre et cogitationem circumagi potes?


Etsi id res humanae aut angeli lingua loqui possit,

Si caritas non sit, id nihil aequale est.


Cum sapientia crescit, crescit etiam dolor; cum scientia augetur, augetur etiam dolor.


Custodi cor tuum, nam ex eo emanat fons vitae.



『今の私には、自分の気持ちを文にすることしかできません。決して伝わることはないけれど、自分の気持ちを整理するために、あなたへの想いと、願いを、素直な言葉にしてみようと思います』








 あの男の子のことを絶対に忘れない。

私の隣にずっと居てくれた。あの少年のことを。

私をあるべき場所まで救い上げてくれた。あの心優しい少年のことを。


 確かにあの少年と出会って、私の何かが大きく変わったわけじゃない。

抱えた傷は深いままで、なくしたものが帰ってくるわけじゃない。


だけど、これから先。心が強く痛む度に、彼との思い出が思い起こされて――自分のことを癒してくれる。

あなたの強い言葉が私を励ましてくれる。

私の心の中で、あなたは寄り添ってくれている。






全く違う場所に、離れ離れになってしまったけれど。


ひょっとすると、あなたは、あの時、あの場所で。

私と同じ景色を――同じ方向を見つめていてくれていたかもしれない。
















そうであって欲しいと――私は今も、ずっとずっと願っている。

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