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樹蝶誕生
わたしにとって最後の子となる樹蝶が産まれた。
この子は将来的に臣下として生きて貰おうと思う。
そこで代々王族に受け継がれている「竜」の文字を与えなかった。
その変わり竜華にも竜聖にも与えなかったわたしと竜樹様の名を一文字づつ与えた。樹蝶が王族から離れて「帥」の苗字を名乗ることになってもわたしと竜樹様の子供であると言うのが分かるように。
竜華は初めて産まれた妹のことを大切に思っているようだ。よく近くによってあやしているところを見かける。
反対に竜聖は赤子のふにゃふにゃした感じが恐いらしくあまり近づかない。
何時の日にか臣下になる日が来ても兄弟としてささえあって次世代を築き上げてほしいと思う。




