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別れ~いつかまた~
「竜樹様、直ぐにご支度を。わたしと梨竜公主も支度をしなくてはなりません。叉喜、凪、貴女達はどうしますか?」
「私と夫は此処に残ります。今後の友好の発展となるように」
「分かりました。実家にはそのように伝えておきます。凪、貴女は自由に選ぶことができます。どうしますか?」
「私は帰りたいと存じます」
竜樹様が頷いて、
「分かった。ではそのように。葵将軍、麗栄さん突然ですがお許し願いたい。蝶、行くぞ」
出立の日、わたし達は連れだって港に来ていた。此れから船で変えるのである。
「長い間、此処にいたので帰るとなると変な気分ですね」
「あぁ」
其れからわたしと竜樹様は無言で海をみやる。
「蝶さん、またね」
「ええ、麗栄さん。わたしで無くてもわたしの子孫が此処を訪れた時はよろしくね」
バイバイ、大和




