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竜岳の反乱……後始末

空は何処までも澄んでいてー


陣を引き払い、馬を一歩一歩進める。度重なる頭の痛みを堪えながら。


「どうした。蝶。顔色が悪いぞ?」

「ただいま。竜樹様。ちょっと疲れたのかもね。竜火様に帰還の報告をしたらちょっと寝るわ」

このときまではまだ竜樹様と軽口を叩いている余裕が有った。


何とか謁見の間にたどり着いたわたしはその場にひざまずいた。

「陛下、私行軍元帥ー……っ」

「蝶?どうした?」


ー大丈夫。ちょっと疲れただけだから。寝れば治るよ。竜樹様に言おうとした言葉を発することはなくわたしはその場にたおれこんだ。


さっきまで何処までも澄んでいて青かった空は暗雲が立ち込めていたことをわたしは知らない。たおれこんだ瞬間に稲妻が落ちていたこともわたしは知らない。

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