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竜岳の反乱……その前夜

反乱が起こるかも知れない……それをわたしが聞いたのは竜岳りゅうがくの反乱が起こる前の日であった。


「……久し振り」

「……なあ、蝶」

「何よ」

もしかしたら……という前置きをして竜樹は話始めた。

「反乱が起こるかも知れない」

その一言を。

「何で?世界は平和で反乱が起こる要素なんて全くないよね?」

「分かってるだろう?本当は」


確かに反乱が起こる可能性は有った。我南風烈が最後に言い残した言葉。

『我の望みは弟が叶えるだろう』


「非常に言いにくいことだが、ことが起こったら出陣してほしい」

「はぁ?何を……」

「反乱の鎮圧は建前上王族の出陣が必要なんだが……軍にいた経験のある者は父上と蝶しかいない」

「軍にいたのはわたしでは無いわ。胡明という別人よ。そういうことになっているでしょう?」


暗に今のわたしの現状がわたしの望みではないことを伝える。

「分かってる。分かってはいるけど……」

「でも、まぁそれも一興かな。分かりました。行きます」

「帰ってこいよ……。無事に」

「さあ、どうでしょうね」

少し悲しそうな竜樹の顔を見なかったことに決め込んで蒲団に潜り込んだ。


「おやすみなさい。良い夢を」

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