御前試合 前
あのはっちゃけていた師走神が居なくなって遣ることが少なくなってきた神降省で胡明はだらけていた。正直暇である。
「胡明、だらけすぎじゃないか?」
「そう言う弓牙こそ」
つまりは全員だらけているのである。……何故か何処かに行っている竜樹様以外。
「なんだお前たち?遣る気がないのかね?」
で唐突に帰ってきた。
「胡明君、弓牙君、夜雲君。今度の週末から御前試合があるのだがよければ一緒に見に行かないかい?さ」
そして思わぬ知らせを持ってきた。
「はいはい、その御前試合って文官は出られないんですか?」
「滅多に、というか始まってから一度も文官が御前試合に出たという記録は残されていないよ?」
なんだ。出られないのか。残念。
「しかし、出てはならないという規定もない。確かに胡明君なら実力も確か。出てみるのも一興。頑張ってね?」
こうして胡明は御前試合に出ることになった。
其れは、準決勝を勝ち上がった後の事だった。
「あの、すいません。周胡明様。無理を承知で御願い申し上げます。軍を、我らの腐敗を止めて頂きたい!」
何やら変な人に絡まれた。
「あの、どなたでしょうか……?」
「こ、此れは失礼しました。私は禁軍、南を司る朱雀軍の指揮官 嬰藍羽と申し上げます。ほらもう知らない仲じゃない。軍の腐敗を止めてください」
えーと、どう反応したら良いのだろうか。
「えっと、藍羽様?わたしは神降省の人間です。そのようなことは上司をとうして頂きたいです。禁軍に入りたいのは確かにわたしの悲願でしたが、今は神降省の自分の立ち位置を気に入って居ますので」
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