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雨季
新緑が深緑に変わり始める頃
その神は舞い降りる
その神は恵みの雨をもたらし
人々の糧となる
「6月……か」
「そうだねぇ。辛気くさいねぇ。ってなわけで今月は夜雲君だよ。宜しくね」
「……えー。……わかりましたよ。入ってきますよ」
報告書を書く必要性もなく、正直遣ることがなくて暇だ……。
「胡明君、弓牙君頼みが有るんだけどねぇ、今年の田植えの様子を見てきてほしいんだ。年貢の量も見なくてはだしねぇ。それにちょっと怪しいんだ。年貢の納める量が……」
「?……わかりました。いってきます」
田植えの様子を見るのは好きだ。でも、やるのはあんまり好きではない。小さい頃のトラウマがいくつかあるからね。
「……えー。……胡明様それ本気で言ってます?いきたくないですよ。農村なんて神降部の人がいかなくても他の文官吏に行かせれば良いじゃないですか。」
仕方ない。……引っ張ってきます。
「ほら、お役目なのですから速くいきますよ」
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