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成り上がり物語~girl but boy~  作者: 羅季
官吏1年目編
10/70

約定

「行ってきな。卯月神の世話がかりは胡明君だから」


 ……ってことで連行されました。



 卯月神様は艶やかに微笑んで……

「貴女、、女人でしょ?」

 わたしの隠し事をあっさりばらしてくれました。

「でも、わたしは貴女のような人のオーラは好きなの。要するに気に入ったのね。だから取り引きしない?」

 そう持ちかけられたらわたしはどうしようもありませんから。

「……わかりました。卯月神様の提案に乗りましょう。わたしは今の職場が気に入っていますから。まだ退職する気はありません」

 実際何だかんだいっても今の職場は好きだ。たとえ上司が変な方でも。……あれ?何でここで上司が出てくるの?可笑しくないか?

「条件っていうのはね、竜樹のこと見守ってあげてほしいの。あの人は寂しい人だから。でも、私前にあの人と喧嘩しちゃって。それ以来近づかせてもくれないわ。だから、守ってあげて、そばにいてあげて?」

 なぜかはわからない。卯月神の方が寂しい人なのではないか。そんな気がした。

「わかりました。慎んでお受けします」

 ふわりと微笑んだ卯月神はわたしの知る誰よりも艶やかだった。

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