目次 次へ 1/70 プロローグ ひらり ひらり ひらり ひらり 蝶が舞った。 いや、蝶が産まれた。 ひらり ひらり 大空に舞う。 周(しゅう)胡蝶(こちょう)。後の世に於いて伝説となり、数多の史書に描かれた記録は今なお多くの女性、研究者を引き付ける存在である。 彼女の人生については多くの事が解ってはいない。幻の姫君とも呼ばれている由縁である。 史書に寄れば彼女の誕生と共に蝶が舞ったとされる。 ひらり ひらり 舞ったとされる。 此れはそんな彼女が産まれて成り上がる物語(ストーリー)である。 ひらり ひらり 彼女は舞う。