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掲載日:2015/01/24

私は一人だ。


たくさんの人に囲まれているが一人だ。

話の好み、相槌のタイミング、新たな話題の提供。

なに、相手の機嫌をとるのは簡単なことだ。


私は笑う。


ほとんどの人は、相手の心を知ろうとしない。

知ったとしても、ただ見ているだけ。


それが正しい。


この世界はそうやってできている。

なぜなら自分が一番大切なのだから。

私はやっと理解出来たことに喜びを感じている。

過去の私が浅はかだっただけ。

今なら、この世界を理解できそうな気がした。


私は知っていた。

あなたはただ、ストレスのはけ口が欲しかった事を。


私は知っていた。

あなたが人の不幸で安心する事を。


私は知っていた。

あなた自身が弱い存在である事を。


どうして、人は傷つけあうのか。


私には理解できなかった。

苦しくて心は泣いていた。

顔は無表情だった。


人は誰も集まってこなかった。


周りの様子を見ると、どうやらよく笑い、よく話す人に集まるようだ。

そうやって自分を守っているようだった。


私はただひたすら、人を観察をし続け、少しずつ、少しずつ近づいていく。

変化に気付かれないように。

やがて、私は人間界で受けいれられるようになった。


私は、強くなったのだ。


おかしなものだ、少ししか変わっていないのに。


これでやっと、私の存在を認めてもらえる。

しかし本心をさらけ出そうとしても、できなかった。


心のどこかで、冷めた自分がいたからだ。


それに隙を見せたら、また過去の自分に戻りそうな気がした。

もう素直な自分は不要なようだ。


さようなら、過去の私。


さあこの先、人間界は私に何を教えてくれるのだろうか?


私の物語は続く。


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