登場人物
ネタバレを含みますのでご注意下さい。
・クロエ(黒田香枝)※主人公
現在は猫科の容姿の者が多く暮らす王国で侍女として勤めている。
王であるクロードの支度係として、身の回りの身支度から給仕に至るまでの仕事をしているので結構多忙。
だが、クロードには助けてもらった恩を感じているので全く苦ではない。
瞳はただのダークブラウンで丸い瞳孔、小さくて丸い耳は顔の横に付いている。尻尾も無ければ鋭い爪も持っておらず、髭も生えていない。つまり、ただの人間の女性で、平均よりも身長が高め。
魔力はない。
・クロード
毛並みの良い立派な鬣が自慢の国王。
毛並みは概ね金の色だが、瞳は薄いブラウン色。
獅子が二足歩行しているかのような姿で、その姿を恐れる者も多い。
獣の姿が強く出れば出るほど魔力が高いので、彼の姿は言うまでも無く魔力が高いことを示している。
・ジル
資材庫で資材を管理している男性。
白い蜥蜴のような容姿。頭はもちろん、眼に見える部分の肌は爬虫類独特の鱗のような肌が見える。瞳は黄色。
容姿が現す通りに魔力が強いようだが、好き好んで資材庫で働く不思議な男性。
気が良く、資材庫を訪れる香枝とニーナにお茶を淹れてもてなしてくれる。
・ニーナ
クロードの執務室の清掃を担当している。
香枝とはよく気が合い、侍女仲間では唯一の友人。
人に猫の耳と尻尾がついたような容姿。
右と左で色が違うオッドアイの瞳が特徴的だが、魔力は多くない。
・テオドール
宰相を務める男性。
クロードのお目付け役ような立場でもあるらしい。
狐によく似た顔を持つ。尖がった三角の耳と毛が豊かな尻尾がついている。
・ティア
ティアーゼの泉にいる水の精霊。
さらさらと真っ直ぐの髪は足元まで流れていて、妖艶に光る青の唇が弧を描くその姿はまさに絶世の美女。しかし、体は完全に男性体である。