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切実に大変なことに今更気が付きました この調子だとレベル上げに永遠に等しい時間がかかる どこかで時間をワープさせないといけませんね・・・
大南門をでて、プルミエ平原に行く最中、ステータスを確認。昨日は少年を背負っていたり、忙しかったので、今の今まですっかり忘れてしまっていて、見るとレベルが上がっていた。
Name: アスカ
Title:
Unique Skill: <魔力増大>
Skill: <召喚魔法レベル1>、<闇魔法レベル1>、<火魔法レベル1>、<MP回復速度増加>、<共通語>
Level: 9
HP: 1500/1500
MP: 7000/7000
Constitution: 15
Wisdom: 70
Strength: 10
Intelligence: 70
Quickness: 13
Bonus Status Point: 2
Bonus Skill Point: 0
相も変わらず、スキル類のレベルは微動だにしない。色々条件があるとのことだったが、もう少し先だろうか。とりあえず、ポイントを素早さに振り、キリのいい数字に。
Name: アスカ
Title:
Unique Skill: <魔力増大>
Skill: <召喚魔法レベル1>、<闇魔法レベル1>、<火魔法レベル1>、<MP回復速度増加>、<共通語>
Level: 9
HP: 1500/1500
MP: 7000/7000
Constitution: 15
Wisdom: 70
Strength: 10
Intelligence: 70
Quickness: 15
Bonus Status Point: 0
Bonus Skill Point: 0
テンとシェムもしっかりレベルが上がっていて、現在レベル7とレベル5。MPの残量というものを考え、回復ポーションを買うほど金の余裕もない自分は、基本的に彼らに戦闘を任せている。どうやらMP上限もないのか、彼らは魔法をたんまり使えるようで、いや多いだけなのかもしれない、今のところはそれでも困っていない。
利き手を開けるために左手で持っているステッキは、はたして知恵を上げる働きはなかったけれども、どうやら魔法を集中させる働きがあるのか、ステッキの使用感を確かめるためにファイアを放つ。至って普通な出方。しかし、魔法が右掌からしか出ないのはダークソードと同時になにか使えないではないか。他の場所、たとえばステッキの先端部から出せないかなと思う。ステッキの先端部にイメージをしてファイアを使ってみたところ成功した。数回試した結果、ステッキを持っているときだけ杖の先端、掌から出せることが判明した。MPを900も使っていて節約をしようという気持ちになる。
柔らかな、しかししっかりとした温かみも内包する日差しは自分たちを照らしていて。そういえば、こちらにきてまだ曇り、雨という天気をみていない。農業というものがある以上、雨が降らないと困るのではないのか。農業なんて地球でもこの世界でも、いや当然のことだが、やったことのない、やることもないだろう自分にはそこまで関係のない心配かと思う。水属性魔法を覚えてる人が最悪どうにかしてくれるのでは?とも思う。
そうこう考えているうちにどうやら目的地についたようだ。眼前に広がるは、どれだけ広いのかよくわからない大きさの平原。軍が戦争でも起こせるのではないのか、というほど大きな平原は、所々荒地も見えるものの、低い、15センチほどの高さの草に覆われている。時折、木も生えていて、左奥のほうには湖だろうか、奥には森、遠いのはわかるが遠近感覚がないのでわからない。遥か奥には山脈、この大陸は、南部だけかもしれない、この国だけかもしれないが、山脈がおおいのか。はたして、インド半島のように、突き出したというのも間違っていない比喩だったのかもしれない。
テンと、シェムを連れて足を踏み入れる。最低級モンスターばかりとはいっていたが、どのくらいの強さなのか、この平原のはよくわからない。ゴブリンがトップクラス、という時点でお察し。しかし、警戒はしておくべきだ。右のほうに、湖に向かって歩き出す。ところどころに動く影、おそらくあれがヴィヴィッドラビットだろう、一番近くのものに近づいていく。朝ゆえか食事に集中していて、後ろから近付く音には気づいていないふりをしているのか、ゆっくりと距離を縮める。5メートルほどで、振り返る。大きな前歯が、口から飛び出ていて、3センチほども。あれで噛まれたなら相当痛いだろうなと思いつつ、さらに距離を縮める。耳をこちらに向け、前歯をむき出しにするヴィヴィッドラビット、意外と臆病ではないようだ。3メートルほど、おそらくファイアランスの限界射程あたりまで近づいたところで踏み込み、ファイアランスを放つ。火の槍は突然のことに反応できなかったヴィヴィッドラビットに直撃し、倒した。もう死んだのだろうか、大分肩すかしを喰らった気分で近づくとやはり息絶えていた。ドロップアイテムは兎肉。これを4つだろうか、集めればこれは終わる。なんとも簡単な依頼だが、おそらく周りに危険なモンスターがいる故、Eランク、もしくは討伐は全てEランクなのかもしれない。
この程度なら、MP節約のためテンとシェムに任せてもいい、とくにシェムの麻痺の煙があれば、逃すこともないだろう。クローバーの群生地を探しながら、遭遇したヴィヴィッドラビットをテンとシェムに任せる。
最初の群生地を見つけたのは、ヴィヴィッドラビットを4匹ほど倒した後で、つまり依頼を一つこなした後。草に隠れるようにして、半径30センチほどの円状に群生しているクローバー。3メートルほど先の、その群生地に向かって歩いていたところ足に来る痛み、あわてて後ずさり見るとこん棒をもったゴブリンが2匹草むらから立ち上がり、どうやら草を体に巻きつけて伏せることで隠れていたようだ、体力は1400まで削られていた。シェムに麻痺の煙を放つように命じ、自分とテンで1体ずつ担当し、火球をぶつける。フレイムをぶつけると即死。威力の高い魔法故か、知能の値があがったからか、残りMPは5800。横を見ると、2発目のファイアでテンが仕留めたようで、ゴブリンの牙を2つ入手。楽々2つ目の依頼も達成。
さて、目の前にはクローバーの群生地。おおよそ1000枚近くあるのではないだろうか。探し始めることにする。シェムとテンには周りの警戒をしつつ、自由に狩っていいと伝え探す。5ツ葉、地球ではなかなか見つけられなかった。いや、真面目に探したことがないからだろう。きっとすぐ見つかる、そう信じて、1つ1つ丁寧に確認していく。
2012-11-26修正
2013-3-12改稿




