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ゼロから始める軍神少女  作者:
第一巻:あとがきと幕間更新 (だいいっかん:あとがきと まくあいこうしん)
76/131

第一週:創作の幕間雑談

共に旅路を歩むあなたへ:作者からの一通の手紙

シミア、ミリエル、トリンドル、シャル、あるいは、あなたが愛するいずれかのキャラクターの運命を見守ってくださっている全ての読者の皆様へ:


まず心からの感謝を述べさせてください。第一巻の物語はここに幕を下ろしました。皆様が共に歩んでくださったおかげで、二人の少女があの冷たい世界で初めて「家族」という名の温もりを見つけるまでを見届けることができました。


第一巻を書き終えた後、私はしばし自分の「戦場」――私が愛してやまないあのウォーゲームの世界へと帰還しておりました。盤上で兵を動かし、千里の先の勝利を決するあの快感こそが、六年前、私がこの物語を創作する最初の衝動を与えてくれたのです。


しかし皆様の中の多くがそうであるように、経験を重ねるにつれ、私は現実の戦争がゲームのように華やかなものでは決してないことを、ますます痛感するようになりました。勝利の背後には無数の命の喪失と家庭の崩壊があります。平和とはかくも尊いものなのです。


だからこそ私は、『ゼロから始める軍神少女』がただ勝利だけの物語であってほしくないと願っています。シミアの目を通して皆様と共に探求したいのです。いかにして戦争を以て平和を呼びかけ、苦難を以て幸福を勝ち取り、偽りの勝利を以て真実の未来を築き上げるかを。


これはこの作品に対する私の約束であり、またこれからの物語の中で皆様と共に見届けたいと願う核心でもあります。


この約束をより良い形で皆様にお届けするため、第二巻の大綱を構想するにあたり、私は何度も元の設計を覆し、繰り返し推敲を重ねました。なぜなら、これからの戦場が第一巻よりも遥かに壮大で複雑になることを深く理解しているからです。これからの物語では:


私たちはただ、盤上の刃と刃が交わる真実の戦争を見るだけではありません。

さらに王国の影の奥深くへと分け入り、テーブルの上で繰り広げられる硝煙なき政治の戦争を目の当たりにするでしょう。

私たちは銀潮連邦の足跡を追い、資本が流れ国家の喉元を締め上げるに足る経済の戦争を垣間見るでしょう。

甚だしきは、私たちは少女たちの柔らかな内心へと足を踏み入れ、信頼、嫉妬、そして守護を巡る感情の戦争を一つまた一つと経験することになるでしょう……


これは壮大な構想です。私は十巻を超える、あるいはそれ以上の長編を以て、この世界を完全に皆様の前に描き出したいと願っています。これは数年、ひいては十年にも及ぶ長い長い旅路になるかもしれません。


今この瞬間、皆様の一つ一つのコメント、一つ一つの議論が、私を支え歩み続けさせる最も貴重な原動力です。


最後に皆様に、一つ確かなお知らせを。


『ゼロから始める軍神少女』第二巻【王都の影】は、九月十九日(金曜日)に正式に連載を開始いたします。


この期間中、私も不定期にこの世界に関する雑談や設定を更新していきます。皆様が間もなく訪れる嵐をより良く迎えられるよう、助けとなれば幸いです。


共に期待しましょう。次の戦争の開幕を。

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