表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

『源満仲、発心出家の速記録のこと』速記談4002

作者: 成城速記部

 前摂津守源満仲、多田の宅において出家の日、同じく出家する者、男十六人、女三十余人であったという。恵心僧都が戒師であった。受戒のとき、第一の不殺生戒を守れるかと尋ねられたとき、満仲は眠っていて返事をしなかった。第二の戒以降は、守りますと答えた。この夜、満仲は、恵心僧都を尋ね、第一の戒を守りますという声が聞こえなかったかもしれませんが、心の中でお答えしていたのです。家人がいぶかるといけないと思って、声に出せなかったのです。そのことを申し上げるためにまいりました、と申し上げたという。恵心僧都が、受戒のときの速記録を確かめたところ、確かに第一の戒に対する答えは記されていなかった。



教訓:大乗戒を形式的なものととらえるか、実質的なものととらえるかによって、この後の対応が変わる。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ