ボスを倒せ
ネタ切れだったが……何とか……
……さて。あれから歩いてここはどこ?
神殿らしきものが見えました。
「……あれ?おーい白兎ー」
「あ、ヴィーフェ」
そんな所でもヴィーフェが居た。
なんでだろうね?
「白兎、この神殿何か書いてあるよ」
「ん?……ほんとだ」
以下の通り。
必要なものは『私の必殺技』である。
『爆裂の皇帝』
我が必殺技の先にあるものこそが、このゲームがさらに先に進むべき道なのだ。
必要なものは信頼できる友である。
彼女は……別になんでもいい。
権力欲や名誉欲、金欲、色欲……し、色欲のない人間で、彼女は人の法を尊ぶ人間であったほうがいい。なんでもよいが。
いつかそのような者に私が出会えるだろうか?いや、ある。ここにいる。
必要なものは『36体以上もの討伐ボス』である。
討伐の証には強い力があるからである。
必要なものは『14の言葉』
螺旋階段、カブトムシ、廃墟の街、いちぢくのタルト、カブトムシ、ドロローサへの道、カブトムシ、特異点、ジョット、天使、紫陽花、カブトムシ、特異点、秘密の皇帝……
……ではなく冗談であり、今のは全くもって関係のない言葉である。
必要なものは『勇気』である。
私は必殺技を一度捨て去る『勇気』を持たなければならない。
朽ちていく私の必殺技は36の討伐の証を集めて吸収し、そこから『新しいモノ』を生み出すであろう。
「生み出されたモノ」は目醒める。
陸を引き裂き空を抉り、手に収まる程度の質量が消え失せるだろう。
最後に必要なものは場所である。
この大地の中心部に位置する塔へ行き……
次の「召喚」の時を待て……
それが『新たなモノの放たれし時』であろう。
と。
「……何この看板?」
「上書きされちゃうー!」
「無駄無駄無駄……」
まぁつまり、ボスを倒して塔へ行け!ってことだろう……。
「今何体倒してたっけ……?」
「知らないけど、六分の一はありそう……」
{あ、ボスの中でも大ボスのみだし、今から数えて36体だよ?}
脳内にこう流れてきた。
「und betrogen worden!」
「急に何……?まさかそれって誘ってる?」
「私スイス訛りしてないのに……?誘ってないよー……っておい!胸を掴むなっ……!」
「二度とぷるんぷるん出来なくさせたい」
「やめて!空耳だからそれ!総統閣下がブチギレてるだけだから!」
目に刺さるにゃん……(?)
「……えっとじゃあ……ボス探しに行く?」
「……そだね」
恐らく効率が良いのは闇属性のボスだろう。
ほぼ確実に一番の煌めきでワンパンできるから。
「多分、塔っていうのは魔神の塔のこと」
「……あー、なんだっけ……どっかで聞いたような……」
……あ!今持ってる希望の杖の入手方法だ!
そういやチートアイテムだったなこの杖。
六話から温めて置いたんだよね。
……だから私は何を言ってるんだ?
「……確か、百階層あったような……」
これから36体ボス倒すってマジ?