表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
42/55

一番の煌めき

「……二対一……!?」

「卑怯だと思うんならテイムしたのを全部出したら?まぁこっちも全部出すけど」

「……そんなことする私じゃないし。(Scharla)(chrotes)(-Unheil)(sauge)!」


二人の体を拘束した。そして、同時に二人をフレンドから外した。


「動けない……!?」

「拘束技か……。魔法もだし、テイムモンスターすら出せないのか」


「じゃあ、今撃つべきだよね?(S)(i)(r)(i)(u)(s)!」


私の右手のひらから、強い光が出て二人を包み込む。


……眩し……。あ……あれ?


「……あっぶないね。バカみたいな火力してるじゃん。私の必殺技で相殺出来なかった。防御魔法さえなければ無傷は無理だったよ」

「……何でヴィーフェ無傷なの。こっちかなりダメージ食らったんだけど」

「はいヒール」


……無傷……?いやいやいや……。そりゃないって……。


「さっきの必殺技、よほど自信があったんでしょ?気分はどう?」

「……」

「……あれ?分かりやすく落ち込んでる……?」

「……」

「無傷は流石に優しくなかったね、ごめん……」

「ニューク」


ヴィーフェは落ち込んだ演技(半分くらいガチで落ち込んでるけど)をしている私に油断して近寄った。


で、そのヴィーフェにニュークをぶっぱなした。……私ガチの畜生行為してるな。


「……酷くない?咄嗟に防御魔法出せたけど」

「油断大敵」

「……いや!こっちのセリフだ!」


タマは私の背後にいた。

そして、必殺技を放ってきた。


第四の状態(Plasma)!」


タマの右手から、電気のようなものを帯びたオーラが出ている。

拳が、私に向かっている……。


「二対一だよ。忘れちゃ、ダメだよね!」

(Schutz-)(Der-Lie)(be-Zum)(-Herrn)!」


ライの声が響いた。

そっか。皆を忘れるところだったよ。

ライのおかげで、さっきの技を無効化した。


「……分かった。皆、出てきて!」

「分かってますよ!」

「……怒ってませんよねぇ……?ご主人……?」


ヴィーフェも、じゃあ私らもとリーフェンを出してきた。……あれ?一体だけ……?


「……無限の(Unendlich-)(Blut)雷雨(gewitter)!」


シーメが必殺技を放つ。二人の頭上に、赤い雨が降り、赤い雷が落ちる。リーフェンは瀕死になりしまわれた。


「次は我ですよね?(Blizzar)(ds-Tode)(sstrafe)!」


ラーナが必殺技を放つ。二人に吹雪が吹き、その吹雪は遠くから見ればギロチンの刃のようだ。


「フレーダーマウスランツェ!」


シーメが二人に向かって魔法を放つ。

蝙蝠のように黒く、飛んでいる槍が二人に向かった。


「じゃあ、トドメだね。スパークル!」


二人を光が包み込んだ。

二人は、満身創痍となった……。



「……負けたかぁ」

「数的不利だし……まぁ……」


「……うぇへへ……!」


「……まぁ、白兎が嬉しそうだし、いいんじゃない?」

「……うん。可愛いからいっか……」


……いや、やっぱ……。


「……ごめんね二人とも。あんなこと言って……。それに数的有利で勝ったし……」

「……うん。いいよ……」


二人は揃って、そう言った。


「……そういえば、ログアウトってできるっけ」

「流石にもう治ってるはず……」


私達はログアウトした。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ