ロリになったらチヤホヤされるに決まってるじゃん
授業が終わり、休み時間。
……居心地が悪かったなぁ……。
「ねぇ白兎くん!」
「白兎くん!」
「ちょ……ぐいぐいこないで……」
僕は女子からの質問責めに遭っていた。
これがモテ期なら良かったのに……
「……」
「「……ぁ、やっぱなんでもない……」」
皆が急に逃げ去っていった。
皆の視線はタマに集まっていた気がしたのは気のせい……ではなさそうだ。
「白兎くんは渡さないんだから……!」
「ぼくってタマのものでもないよね……?」
タマは目が臨戦態勢のようになっている。
あのぉ……?
「うん。私の物じゃないよ。私の物にする(未来形)んだけど」
「……た、タマ……?」
タマってここまで独占欲強かったかなぁ……?
なんか今日おかしくなってない……?
……いやまぁ僕もおかしくなってるけども。
「きょ、きょうのタマなんかこわいよぉ……」
……あれ?何か目から汗が……。
……え?もしかして感情とか涙腺も幼女に……?
「えっごめんっ! ちょっ泣かないでよ……!」
「……ひっぅ……ぐっ……めから……っあせが……ないてるわけじゃないもん……っ!」
クラス全員の視線が僕に向いた。
いやあの……誰も悪くないのでね?
あの……その……。
「あぁー白兎くん泣かせた〜」
「玉乃ちゃん〜?」
「……っごか……いっ……だかっ……ら……ひぅ……ぅぐっ……」
「いーけないんだ〜いけないんだ〜せーんせーにいうたーろー」
「小学生かお前は」
クラスが混沌と化し始めた。
だから誤解だって!
「……ぐっ……しゅぅっ……」
「ごめんって、ね、ごめんって……」
そして僕なかなか泣き止まないなぁ!?
……助けてください……。本当にぃ……。
◇
やっと泣き止みました。何分かかけて。
「……えっと……なんかごめん……ぼくのかんじょうとかるいせんとかがみじゅくになってるみたい……」
「うん。そうだよね……白兎くんこんな泣くような人でもないし……」
やさいせいかつ……じゃない、やさしいせかい。
「……あの」
「私たちも」
「泣いていいですか?」
僕に質問責めしていた人達はタマが椅子に固定していた。
ご丁寧にア〇ンアルファを使っているし。
「白兎くん以外が泣いてても別に何とも思わないけど?」
「……白兎くん私らの為に泣いてくれ!」
「うわーんなんでこのひとたちのためになかないといけないんだよー(棒)」
「……本当に泣きたいんだけど」
◇
あの後、もう一人の幼馴染である、リリィ・ヴィフィスト・レーゼンベルクが話しかけてきた。
日独ハーフで、顔はとても良い。
学校の10大美少女の一人。
……美少女居すぎだろって? それはそう。
……で、ドイツの血は流れてるけど、ドイツ語……というか日本語以外は話せない。
「……シロ、本当に幼女になってるんだね……でもなんか……白兎の小さい頃に似てない?丁度五歳くら……」
「あっはは……。リリィ。そのわだいはにどとださないで」
「……アッゴメンナサイ……」
嫌なことを思い出すから。
僕は小さい頃の自分が嫌いだ。
今の自分も好きではないが。
……僕は■■を間接的だとしても■したから。あの後に■だけではなく黒菜も■てた人として■■っている■■の方が■■ばよかったのに。
◇
さて。学校が終わり家に帰ってきました。
……部活? 帰宅部だけど何か?
「おかえりお兄ちゃん。夕飯できてるよ」
「……おまえがつくったやつだよな……?」
「そだけど」
「……ちょっとトイレに」
「食 べ る ん だ よ ね ?」
「ハイ……」
黒菜は料理が下手くそである。
塩と砂糖を間違えるし、人参は硬いし、じゃがいもは芽が残ってた。(勿論食わなかった)
……他には……生姜焼きがまだ赤かったり……玉ねぎの皮そのまんま使ってたり……ゴボウはリグニン100%。
「私だって上達してるんだからね。今のお兄ちゃんに面倒事押し付けるような私じゃないもん」
「……ウソ……だろ……? これを……おまえが……?」
「失礼だなぁ!」
今日の夕飯は、ハンバーグ、ほうれん草のお浸し、みそ汁。
……ハンバーグから一口。
「……なーんかものたりない」
肉汁が溢れて、肉が崩れる。
……でもなんかパンチが足りない。
「……ナツメグとか、いれた?」
「……え? いるの?」
うーん……うん……。
つ、次はほうれん草……
……いやほうれん草……だよな? これ?
なんか色薄いし脆い……。
「……えっと……茹ですぎちゃった!」
「……どのくらいゆでたの?」
ここまで色が落ちることは基本的にないはず……。いったい何十分……
「四時間半」
「ゆですぎだバカ! でんきだいがとんでいく……!」
つ、次こそは……期待できないけども!
みそ汁……らしいのだが……。
……うん。美味しい。みそ汁も出汁を取れている。……ただ、一点だけ。
「……わかめかたいんだけど、かんそうわかめいついれたの?」
「今!」
「……はぁ?」
◇
……さて。あのちょっとおかしい夕飯を終え、自室。
「……よし。やるか 」
僕はゲームにログインした……。
◇
さてさて。まだ僕は魔法を覚えていない。
魔法の習得方法について説明しておこう。
敵を倒すと経験値が貰える。これはよくあるだろう。経験値が一定の値になればレベルが上がる。これもよくあるだろう。
レベルが上がるとき、スキルポイントというものが手に入る。それを使うと魔法が習得できるのだ。
「……ってゲーム〇ィズで書いてた」
そう。あくまでもネット情報だ。
しかし間違ってる可能性は低いだろう。
なんせあのゲー〇ウィズだもん。
よし!まだ見ぬ敵に向かって全速前進Да!
◇
スライム が現れた!
しかし……
「……この杖……打撃武器になるのかな?」
魔法は覚えていない。
だから……攻撃方法は基本的に、助けてーと言うか何かでシバくしかない。
「……そんなときに助けてゲー〇ウィズ!」
攻略サイトを見て武器がどうとか見る!
……っと?なになに?
希望の杖 攻撃力:情報不足 魔法力:情報不足
属性:? 入手方法:魔神の塔最奥到達
ランク:☆6 耐久力:なし*¹
効果:情報不足
*¹☆6の武器は壊れない。
……情報不足……?
やっぱヤバい武器だったよこれ……。
というか壊れないってマジすか……?
「と、とりあえず壊れないのなら打撃攻撃でもいけるっぽいね、おりゃ!」
杖を振り下ろす。
思ったよりも空気抵抗が凄い。
……が、難なくスライムを撃破した。
……ってうわ。スライムがなんかめちゃくちゃ怖いことになってる……。
倒したから溶けて消えていくはずなのに溶けずに戻ろうとして……を繰り返している。
「ば……バグ……?」
……スライムがシテ……コロシテ……と言っていそうに動いている。……知らなくて……ごめんね。
「……どうしよ……触ってみるかな……?」
経験値も入らなかったので、とりあえず触ったりとか試してみよう。
「……えっわっ!?」
触った途端、スライムは青白く光りだした。
……うっ……脳内に何か……。
スライム が仲間になった!
経験値(12EXP) を獲得!
「……あ、仲間になったの?」
「!……!」
「……さっきはなんかごめんね……?」
「!……!」
何か喋ってるかのように跳ねるがよく分からない。
「……って、頭の上に乗っからないで」
こいつをスライム呼びするのもあれだし……
スライム……ライ?
「……じゃ、じゃあ君の名前はライだ」
「!」
ライは寝始めた。
「……レベルも上がらなかったし、敵倒しに行くか……」
……と思っていたら、何人かが苦戦している所を見かけた。
「かせいします!」
相手はゴブリン12体。
一方こちらは三人だった。
「はぁっ!」
杖を振り、攻撃。
ゴブリンはピクピクして……数秒後消えていった。
経験値(18EXP)を獲得!
レベルが上がった!
スキルポイントを2つ獲得!
「お、レベルアップ」
これで魔法が覚えられる。
……ま、まずは自分の属性の魔法だよね。
……あった! ライト……っていうのね。
ポイント2つか……。
白い兎 さんはライトを覚えた!
「ライト!」
早速ゴブリンに魔法を使う。
ゴブリンは一発で消えていった。
経験値(172EXP) を獲得!
レベルが3 上がった!
スキルポイントを6つ 獲得!
「さて、あとはにたいですよ」
「……え、あ、倒してくれないの?」
「いや……ぼくがぜんぶたおすのも……あなたたちのレベルがあがらないですし」
「……はぁいぃ……」
二人は渋々とゴブリンを倒した。
さて、まだ魔法を覚えられそうだ。
どれ覚えよ……?
◇
ファイア、アイスを覚えました。
こっちはポイント3つ使った……。
リリィ・ヴィフィスト・レーゼンベルク 15歳 169cm D
どうもどうも。日本語しかできない日独ハーフの人です。ドイツ語はめるしーしか話せな……ん?どうしたのシロ。……え?フランス語なのこれ?