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TSしてロリ化したけどゲームで最強を目指します。  作者: その辺の人科
二章:その点韓国語ってすげー……よな?
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山の小さな村

山を進んでいると、村が見えた。


「旅のお方ですか?ゆっくりしていってな」

「そうしていきます」


村に入ると老人がそう言う。


「……まぁ、儂のような老いぼれた爺が女子三人の間に入るわけにはいかんか。儂はさっさと帰った方がいいだろうな」

「……」


百合の間に挟まる男ではなかったようだ。

……あれ?僕ってロリじゃなければ当てはま……いや……二人って百合かな?どちらかといえば三角関係では?


「……この村には武器屋と服屋があるかな」

「ふくやにいくよ。つよいぼーしとかあるかな」

「ついてってい」

「……そんなら私も同行するよ?」

「……ぐぬぬ」



さて。じっくりと頭装備を見ていこう。


白旗 ☆☆★★★ 売値:25G

パリはまだ燃えていない。燃える前に降伏したから。


……あ、もえ……か。で、こうふく……。


漢字が読めなくなった弊害が……!

そんで何だよこのネタ装備。思想が強い……。


「……お嬢ちゃん、頭装備をお探しかい?」

「ぁ、はいっ!なにかありますか!?」

「……そうだね。これがいいとかある?」

「へんなのとかはでじゃないやつならなんでも!」

「……うーん。……ま、カチューシャの中から選んでみるか」


……しかし、どのカチューシャも派手だったり、絶望的にダサかったり、僕の見た目に合わなかったりした。


「……なんならおいてあるんですかこのみせ」

「……痛いとこつくね。……あとは非売品か」


店員は、非売品であろうカチューシャを僕にくれた。


「お代はいいよ。それに、これ装備者を選ぶし……」

「え」


変な装備だったようだ。

……装備できればいいんだ。できれば。


紅白のカチューシャ ☆☆☆☆☆ 売値:なし

綺麗なカチューシャだが、装備者を選ぶ。

選ばれなければ諦めろ。


「……そうびできるかな。よいしょ……」


……普通に頭に付けれた。

痛みもないし変な感じもしない。


「……す、スゴ……この幼女……」

「……そ、それでは」


……また僕なんかやったな。

何なの?チーターよりもチートしてるの?


「……」

『お似合いですよご主人!』

「……そ、そう……」


そんな嬉しくないんだけど……。

僕は男だぞ。中身はまだ……じゃない、ずっと。



村には図書館があった。

そこにはヴィーフェが。


「……あ、白……い兎。どしたの?」

「いや、なんとなくよっただけ……」


……そういや僕、漢字読めなくなってたな。

その点韓国語ってすげーよな。最後までハングルたっぷりなんだもん。


「……ぁ、ふふっ。どうせなら読み聞かせしてあげよっか?」

「……い……」

「冗談だって、そんなこと……」

「……やってほしい……。よみきかせ……」

「……え?」

「あさからかんじがよめないの……。だから……よみきかせ、おねがい……? 」


ヴィーフェは僕を少しからかったつもりだろうね。でも今の僕漢字読めないんだよ。


「……え?え?」

「……おねがい?」

「……ぐぅっ……!」


ヴィーフェは胸を押さえつけた。

分かるよ。可愛いロリにお願いされたらそうなるよね。多分僕もそう……なるかな?意外とならないのかも……。


「……じゃあどれ読むの?」

「そうだね……うーん……」


歴史書や古代言語書が気になる。

……歴史書が先かな。見てみよう。


「魔法の歴史 古代編


紀元前5世紀頃 ザウベラーが世界で初めて魔法……ファイア、ウォーター、アース、ウィンドを使用したと言われる……」


ふむふむ。魔法も昔の欧州みたいな四大元素なんだ……。火、水、土、風ね……。


……よし。今日は読みふけようかな?

……あっヴィーフェを拘束してるわけにもいかないか。

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