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TSしてロリ化したけどゲームで最強を目指します。  作者: その辺の人科
二章:その点韓国語ってすげー……よな?
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剣の山

……言っておくが、僕は厨二病だ。

これが無駄にそれっぽく会話した理由である。それ以外の理由があると思う?


「……そういや、さっきの奴相手なら独り言みたいにスラスラ喋れたな……ラーナと戦ってた時も」


……ラーナが呼びました?と言った気がしたが、僕は呼んでないと一蹴した。


「……じゃあ、今日もボスを探しに行くか」


その前に、二人を探してからにしよう。

……本当にどこいった?



タマは武器屋に、ヴィーフェは公園にいた。

僕は二人を連れて、近くの山に向かうことにした。


「……この山ボス結構いたよ?ドゥラハンにサキュバス、グリフォン……」

「そのなかのいったいでもたおしたいから」

「……頑張ってね」


あわよくば全部倒したいけども。


「……一番近いのはサキュバス。それなりに強かったような気がするけど」

「やってからかんがえるよ!」

「……ふふっ」


ヴィーフェがやっぱりね、と言う。


「……でも、男のまんまじゃなくて良かったね。サキュバスって男には強いから」

「まぁそうだろうね」


歩いていると、何か悪魔のような人影が見えた。


「あれがサキュバス。けっこう強いよ」

「じゃ頑張ってー」



「……ボスはお前か?」

「ええそうね。口の悪いお子様ちゃん?」


相手は太い角を持ち、長い桜色の髪、黒い蝙蝠のような翼、どんな下着よりも際どい服装……。そして、とてもおっ……とおし……



……なんでもないです。


「しっかしね、貴女一人で私に挑むの?仲間がいるじゃない。無謀じゃないの?」

「僕のただの我儘な挑戦だよ。負けそうになったらどんな手段を使ってでも逃げるけど」

「……面白いね。逃げると堂々と言うって」

「僕は我儘はしても、そこまで自惚れてもいないし」


相手は不気味な笑みを浮かべる。


「気に入ったよ。君の強さ、見定めるとしよう」


相手は言い放つ。


シュムツィヒ(Schmutzig)!」

「……っ!」


ハート型の魔法が全方位から襲ってくる。

とても対処出来る程の量ではない。


「|ウナンステンディヒ《Unanständig》!」

「……かっ……!」


奴は追撃してきた。

細かいハートの粒が視界を邪魔する。

そして、呼吸が荒い。落ち着かない。

男だったらあれ(ち……茸)が布越しに

こんにちは!をしていた。


そして、意識がそっちに向いたせいで、かなりの数被弾した。


「……あら。まさか防御魔法の一つも覚えていないの?」

「……なんだよ……それは?」

「防御魔法を知らない?嘘でしょう?メイジのプレイヤーの多数が覚えている魔法よ?」


敵とは思えない程隙だらけだ。

しかし、攻撃しようにも対処されるだろう。


それよりもだ。防御魔法?

そんなのあったのなら覚えとけば良かったかなぁ……。


「覚えれる魔法の上のほうにはバリアだのシールドだのがあるでしょ?回復魔法の次くらいよ?それとも何、レベル1で来たの?」

「……上のほうで……回復魔法の次……?」


そんな名前の魔法は見たことない。

今もう一度見てみよう。


ヒール

リザレクション

ファイア 習得済み

フレイム 習得済み

……


「……ファイアは防御魔法か?」

「違う……ってまさか、習得すらできないの……!?火属性の攻撃魔法は防御魔法の次にあるはずよ……!?つまりは……」


僕は防御魔法なんて、覚えられない。

……ということだろう。


「……まぁいい。それなら、そっちが一回、攻撃魔法を出してみてよ」

「……分かった。最大火力でいってもいい?」

「最大火力なんてたかがしれている。私を倒し切れるの?」

「……一撃で葬れるよ」

「やっぱり君は面白いね。見せてみてよ。恐怖心より好奇心が勝っている」


恩を仇で返すようで悪いが、本人もノッている。


「ニューク」


青白く眩い光が現れ、木々はなぎ倒されたり、ギシギシと揺れている。


衝撃で山から土砂が流れ落ちる。


「……つ」

「生きてるのか」

「つ……つ……」


煙が晴れて、敵の形が見えてくる。


「強すぎるでしょう……!何なのよこの威力は……!?」


「……もう怒った。必ず私は君を、これの報復で殺す」

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