表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/11

王都に行こうと 下

何を書くのか分からないのでとりあえず

主人公の見た目だけ

・見た目はだいたい18歳ぐらい。髪の色は白っぽい灰色

・髪の長さは長いと短いの間。髪型はボブっぽい

・瞳の色は灰色で、目隠れ

・服装はエルフ族伝統の緑っぽい服に赤色のマフラー。

王都に入るためにはまずはここの城下街で冒険者ギルドに登録してからじゃないと入れないということを『ピアード=ノリッサ』に教えてもらった私は彼女と共にギルド登録の列に並んでいた


「──────そう言えば『ベルメリア』さんはエルフなんですか?」


「?そうだよ〜?」


「でも『弓』も『魔法』も使ってませんし……『耳も短い』ですが?」


「あたし特殊なエルフでさー大変だったんだよねぇー」


あの後、何事もなく無事に……という訳では無いが、具体的に言うと3回程魔物に襲われた。


もちろん秒殺して言った訳だが


「────そ、そうなんですね……と言うかお強いですよね……確かにエルフ族なら納得……かもしれません」


まぁエルフってだけで強さは担保されるからなぁ……


と、何かを見て青ざめたかのように『ピアード=ノリッサ』が私の後ろに隠れようとする。


まあここは冒険者ギルドだし、彼女にも何らかの因縁があってもおかしくない。


「あれ?〜ピーちゃん!……へぇ?あんたまた新しい仲間見つけたんだ……」


「あ、あなたには関係ありません!それにこの人は仲間ではなくただの同行者です!」


「あ、どうもー同行者ですう。ん、なんか用かい?」


私はそう言いながらも彼女らを観察する。女の後ろにはなんかキラキラした(物理的に)奴がひとりと、顔色の悪い男が並んでいた。


「あんたさぁ〜あんなに気に入ってたお仲間、何処やったの?……も、し、か、し、て?〜()()()()()()()()()()()()()()()かぁ?……」


「ッ!……あ、あの人達は……あの人たちは……」


なんか色々と有るんだろうなぁ……とどうでもよさげにしていた私に


「それにしても今度は弱そうなやつをえらんだねぇ……そいつならいくら犠牲にしても平気そうだったからかい?……」


「!……こ、この人には関係ありません!……突然助けてもらっただけで……」


むう、なんか蚊帳の外になってる。何か嫌だ

まあ、色々あるんだなあ……人には人の生き方と関係性って奴がなぁ……


と、そんな事をやっていると私は呼ばれる


「えっと『ベルメリア=アイギス』様〜こちらにどうぞ〜」


「あ、呼ばれたみたいですね……では私はあっちの方で……」


「あ、一応着いてきて〜お金持ってないから」


「あ、そうでしたね……」


△▽△▽△▽


「えっとまずはギルドカードに登録していただくのですが……まずは貴女の適性についてですが……実は既にエルフの里から紹介状が送り届けられていまして……なのでゴールドランクからのスタートで大丈夫です。」


「ゴールドランク?ってのはなんか強いんですか?」


「な、つ、強いとか言う話では無いですよ!?……そもそもゴールドって……最上位の二個下ですよ!?……初めからそれって……」


なんかよくわからないけどすごいっぽい。


周りがザワザワとしだす。どうやらそんなにやばいことだったらしい。


「はぁ?!こんな雑魚っぽさそうな奴がゴールド?!馬鹿にしてんのか……こんな鉄の剣1本しか持ってないやつに俺たちの10年間の記録を上回られるとか……ふざけやがって!」


「そうだぞ、俺なんてブロンズから動いたことないんだぞ!」


なんか騒いでるなぁと、無視してギルドカードを受け取り、それじゃ行こうかと『ピアード』に声をかけたが、


「へぁ?!……いえいえ、わ、私なんかと一緒に行くとむしろ貴女の評判が?!……わ、私はブロンズなんですよ……」


「いや?だって一緒に行くって言ったから、それなら約束は守るべきでしょ?」


変なところが義理堅いのが彼女なのであった。


「!待ちな……おめえなんかがゴールド?はっなめんなよ、お前みたいなやつはブロンズからがお似合いだって教えてやるよ!」


先程『ピアード』に絡んできた輩がどうやら騒ぎ立てているようだ。

実際、ギルド内の雰囲気も私のゴールドランクってのに納得が言っていないみたいだ


「剣を抜きな!あんたなんざこの『タタノ=サコ』が相手になってやるよ!」


「おお!いいぞ〜やれ〜やれ!『沐浴の鷹』!」


ダサいなぁ。とため息を吐く

私は剣を抜くのではなく鞘のまま構えると


「なんでもいいけど、ここでの戦闘ってダメなんじゃないの?」


「そうだな…では地下の訓練場で……てめぇを待つぜ」


そう言いながら地下へと歩いていった。

ふむ、意外と物分りの良い奴だったな。……まぁ強くはなさそうだし……いいか。


△▽△▽△▽


──────「それでは模擬戦初め!」


そうして地下での戦闘が幕を開ける


「へへ……ルーキーに痛い目を見せてやるよ!」

そう言いながら『タタノ=サコ』はメイスを構えてっこんでくる


その攻撃を私は避けるのではなく、直で受ける


ごん!という鈍い音がして私の体が……いや、別になんともない。

その様子を見て唖然とする様子に対して……


「あれ?もう終わり?……何だよォもっと楽しませてくれよー」


その言葉が煽りだと思ったのか『タタノ=サコ』は先程まで使っていたメイスではなく

真っ黒と赤色の雷を纏うメイスを取り出した


「?!不味いですってボス!……それはやり過ぎ……」


後ろで見ていた取り巻きが慌てて止めようとするが、その様子を見ていたギルドの職員が


「……どうなさいますか?『ベルメリア』様。あなたも武器を変えることは可能ですが、それとも今の相手の行為を不服とみなして戦闘を取りやめることも可能ですが?」


「いやいや、もったいないでしょ?……せっかく戦うんだから……もっと私を楽しませてよ!」


周囲で観戦していた人々はぞくりとした。先程まで飄々としていた『ベル』の笑顔を見て、誰も彼もがその危険性を瞬時に悟った。


「そ、そうだぞ『タタノ』!あいつは何かやべぇ!冷静になれ!……」


「落ち着け!『タタノ』!なんか嫌な予感がする!」


あれ?あたしの心配してくれる人誰もいないの?


「──────うるせぇ!もう引き下がれねぇんだよ!オラァ」


そう言いながら彼女はメイスをものすごいパワーで振り下ろす。先程までの動きとは違う、明確な殺意のこもった動き


「?何かしま……」


「くらえ!スキル!『クラッシュ・バースト』!!!!!!!」


ものすごい爆発がメイスから放たれる。その爆風の中、続けざまに


「まだまだァ!スキル『パワード・インパクト』!」


さらに追い討ちの爆発するメイスが炸裂する。


「これでトドメだ!奥義発動『エクスプロード・バースト』!!!!」


訓練場全体を覆うほどの爆発が発生する。

ものすごい砂埃と火薬の匂いの中


「へへ……へ、どうだよ!……あたしの全力……少しは効いたんじゃ……ね、え、……の……?!」


──────特に傷すらない『ベルメリア』という化け物がそこにはいた。


「?あれもう終わりですかー?うーんつまらないなぁ……なんと言うか」


私は煙をはらいながら


「だいたいそのスキルはメイスの利点を殺しまくってると思うよ?だって爆発が先に来るから肝心のメイスがそもそも相手に当たらないし、軽い相手なら爆発だけで弾き飛んでしまうから……」


「う、嘘だろ……?!」


「さて?次はこちらの番ですね?……」

私はゆっくりと構える。

そして……


──────ぬん!



とその場から素振りをする。もう一度言う、素振りである。


大地をえぐり飛ばすような猛烈な暴風が『タタノ=サコ』を襲う。



暴風が晴れたあと、そこには


「──────っ!勝者『ベルメリア=アイギス』!」


気絶する相手の姿があった。

私はなんとか加減を出来たなあ……と思いつつ……改めて人間ってもろいなあ……と感じていた。


今の一撃で、『タタノ=サコ』は体のあちこちの骨が折れてしまったのか、動けないままうなだれている。


私はその肩に手を当てると


「誰か治療できる人〜いませんか?」


そう言いながら彼女を運んでいく。別に彼女に罪は無いのだから、助けてあげるべきだろう。




今日は2話ね〜この話が思ったより長かったので

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ