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エイミー・ミルバーン、18歳です!


「アレンさん!アレンさん!!」


賑やかな夕食も終わり、みんなでたき火を囲んでいたときに騎士の1人であるエイミーさんに声をかけられた。捜索隊唯一の女性騎士である。


「なんですかエイミーさん、あっ…そういえば首、大丈夫ですか?そこまで強くはしてないのでそれほどダメージはないと思うんですが…今さらながら申し訳ありませんでした」


勘違いで戦った際に気絶させるために首筋に手刀を叩き込んだことを謝る…。


「あっ!ぜんぜん大丈夫ですよ!!痛みもなかったですし!いつの間にか寝ちゃった感じです!」

「そうですか、ならいいんですが…」

「それよりアレンさん!」

「はい?」


エイミーがキラキラした目で詰め寄ってくる…そういえばいつのまに隣に来たんだ?隣はダリウスさんとアリスだったはず…ダリウスさんが押されるような形で場所をあけていた。


「私と付き合いませんかっ!?」

「「「ぶふぅーーーーーーーーーっ!!!???」」」

「え…付き合うって言われましても…えっ?」


いきなりの爆弾発言に俺も…周りで聞いていた騎士の人たちも驚いている。


「アレンさん、若いし!かっこいいし強いし!料理だってできるし!すごく好みです!アレンさんはいくつですか!?」

「20歳、だけど…」

「じゃあちょうどいいくらいですね!私は18です!年下はどーでしょうか!?守備範囲内ですか!?」

「いや、そう言われても…ずっとここで暮らしてるからそういったことには疎くて…」

「女性と付き合ったことはないんですね!?任せてください!年下でもばっちりリードして差し上げます!!」


な、なんだろうこの子…ものすごくグイグイ来るな!

正直こんなふうに女性に言われたことないからどう答えていいか…あ、女性どころか両親以外の人と喋ったのすらつい最近だったな。


どうでもいいことを考えながら現実逃避をし始めるアレン…エイミーはひたすらに自分を売り込んでいるが、どうも頭に入ってこない。


エイミーは美人というよりも可愛いと言った感じの女性だ。

身長は150センメトルと小柄で、少し長い髪を後ろに束ねポニーテールにしている。

性格は…まだよく分からないが明るく活発そうな女性だ。


「ま、まてまて!エイミー!アレン殿が困っているだろう!」

「なんですか…ダリウス様、人の恋路を邪魔するんですか…ただえさえ騎士団の人間っていうだけで避けられ出会いもないっていうのに…またとないチャンスなんです!邪魔しないでください!!…話しかけてくる男なんてロクな奴がいないんですよ!?このままじゃ親に勝手に婚約者とか決められちゃいます!」


…どうやら騎士団に入っているとあまり出会いがないらしい、そのうえこのままいくと勝手に婚約者を決められてしまうそうだ。おそらく…この子も身分が高いんだろうなぁ。


ダリウスさんを親の敵と言わんばかりに睨んでいたエイミーさんがこっちを向く…向ききるころにはダリウスさんに向けていた鬼の表情は無くなり、愛らしい表情となっていた。


「エイミー・ミルバーン!18歳独身!!趣味は薬草栽培!好きなタイプはアレンさん!私と結婚してください!!」


付き合ってって言ってなかった最初!?いつのまに結婚まで進展しちゃってるの!?

頭を下げこちらに手を伸ばしている…ど、どうすればいいんだろう?この手を取ったら結婚することになっちゃうのかな??でもずっとこのままにしとくわけにも…


「いい加減にしろ」


ストンッ…


「うっ…きゅう…」


どうしていいか分からず固まっていたら、アリスが頭を下げているエイミーに手刀を落とし気絶させた。


「だ、大丈夫なのか?…その…いろんな意味でエイミーさんは?」

「おそらく先ほどの酒で少し酔ってしまったんだろう…元々酒に強い方ではない」

「そ、そうか…なら仕方ないですね」

「しかし…結婚願望が強いのも事実だな、エイミーが言った通り彼女の親はすでに婚約者探しを始めていると聞いたことがある」

「…貴族の方はいろいろ大変なんですね」


結婚相手を親が決めるか…もう僕には親もいないし、理解はできなそうだなぁ。


「今の事はそう深く考えんでもいい…酔った勢いというやつだ」

「えぇ、分かりました」

「…わたしからもアレンに言いたいことがある」

「……なんでしょう?」


まさかとは思うが…アリスも酔ってるわけじゃないよな?エイミーと同じこと言わないよな?

ドキドキしながらアリスの言葉を待つ…あれ?エイミーさんの時と違ってすごくドキドキしてるな俺…なんでだろう?


「…わたしと一緒に帝国にこないか?」


アリスの口からはまったく予想していなかった言葉が出てきた。




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