頭蓋骨
この手紙が
エミリーの輪廻転生の指先でさえも
守護しますように。
エミリーだけを生涯愛しているよ
エミリーのことだけを日常の彼方や彼岸にいても
愛や愛情を込めて想っているよ
いつでもエミリーが太陽に優しく包まれますように
いつでもエミリーが風と楽しく遊べますように
いつでもエミリーが花々や虫達と
豊かな歌を歌えますように
エミリー、ああエミリー
愛しいエミリー、かわいいかわいいエミリーよ
生まれてくれてありがとう
エミリーのお父さんやお母さん、お友達
エミリーが今まで出会ったすべての人達や存在
すべてが愛しい
ああ神様、こんなにもよろこばしいことは無いでしょう
エミリーと手を繋いでいるなんて
マオはなんて幸せなんだろう
愛しいエミリー、噫狂おしいエミリー
マオはいつでもエミリーが祝福に満たされることを
不器用になっても祈っているよ
家にいても、電車に座っていても
仕事をしているときでも
彫刻や空を眺めているときも
お酒を飲んで
友と歓談しているときでさえも
愛しているよ、愛しているよ
いつでも感じているよエミリーのよろこびを
いつも一緒にいるよ
エミリー
決して、一人じゃないよ
エミリーの頭蓋骨まで愛しているよ
世界はまるでエミリーのためだけに
まわっているようだ
ああ、うつくしいエミリー
悲しい顔は、マオがいる限り
する暇もないよ
たとえる暇や、そんな言葉さえも
見当たらないし、見つからないよ♪
あら、あらら、
エミリーは、幸せだよ
ほら、虹がエミリーの心のなかで
いつまでも微笑んでいるよ
ほら、あの湖や鳥達も
エミリーのお友達だよ
ほらほら、世界中がエミリーを讃美して
合唱をしているよ
マオも世界の原初のよろこびが充満して踊ったよ
足がタッタカタ、タッタカタ
手もフエッフルフ、フエッフルフ
腰はランラミル、ランラミル
世界はエミリーのために
エミリーはエミリーのために
エミリー、エミリー
これからも
マオと一緒にふざけようエミリー
これからも
マオと愛し合おうエミリー
2000万光年先や
時間が無くなって
宇宙やあの神様が生滅してからも
マオとエミリーはずっと一緒だよ
エミリー、エミリーエミリー




