別れの詩。2019 プロット、執筆中
この詩が書き終わる頃には
君と別れているんだね…
別れたくないよ
一人街中にいるときも
どれだけの人の後ろ姿を
君だと思って
目で追いかけていたことか
どれだけの花達の色や香りを
君への想いや匂いに投影してきたことか
どれだけ君への手紙をしたためて
ぐちゃぐちゃぐちゃに丸めて捨ててきたことか
そこらじゅうが君でいっぱいだった
そこに君は居ない
そこにも君は居ない
そこらじゅうが君でいっぱいだった
君は居ない
もう君は居ない
これから先も君を好きだけれども
別れるね
これから先も君のしあわせを祈るから
別れるね
これから先の僕と君のしあわせを
本当のしあわせを考えなくちゃ
本当?もうこれ以上
本当を見捨てるわけにはいかない
「本当」の僕と君を
いつまでも
僕の悲しい体質から
脱け出せないのは何故?
僕は知っている
死んでしまうよりも
生きていながら死んだようになることが
本当の自殺や「死」であることを
僕は自殺していた
5年間自殺していたんだ
不思議なことだよ
そんな僕にも
また「生」がやってきたのだから
君と別れて5年目
ようやくこうやって
想いを象にしたよ
ようやく整理がついてきた
ようやく自分を取り戻せたよ
君のお陰で
ようやく「本当」に近づいてきた
これからも
君のことを想い出して
悲しい涙を流すことはあるだろう
君との出逢いは最高だった!
それでも僕は
別れを生きれるようになった
別れを呼吸出来るようになった
本当の僕の息吹き
本当の君の息吹きなんて
知らないままなんだよ
知らない
花束を折り続けても
分からない
太陽と薔薇の刺で血を流しても
分からないのさ
最後に
君に伝える言葉を
勘違いして、感慨深く
忘れたまま
最後のカッコいい嘘もつけないまま
アール・デコ・ジェリーを君に、きみに、キミ
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