時に孤独は優しいもの
この部屋に入ろう
ごめんなさいね
ここには誰も入っちゃいけません
ここはぼくだけの世界
あおるような人々
騒がしい騒音
不信な情念
不幸をよろこぶ悪魔の笑い声
浮かれた喧騒は次第に鎮まっていき
心の大いなる門が
開かれていくのですから
ベッドに横たわって
ベッドサイドには
ペンとノートを用意する
瞑想やイメージのなかで
完全調和の世界を
ありありと想起するよ
ぼくたちには、イメージする力がある
アイデアを持っている
ぼくたちは
それを創造する力を持っている
ほら、そよ風が草花のささやきを
運んできたよ
川のせせらぎをマネて
木々が歌っていたんだね
ぼくはこの草枕で
ゆっくりとたたずむ
ここで
日頃起きている
あらゆる出来事を
ゆっくりとしっかりと
噛み砕いて食べていく
これをしながら
この意識や愛を保ったまま
少しだけほんの少しだけ
目を開けて
実際のノートにも
浮かんできたことを綴る
そうしていくと
全ての出来事を
自然とゆっくりと肯定的に
自然とゆっくりと肯定的に
捉えられるようになり
信じる信じないを超えた
そこに「ある」
日々の恵みに気付けるようになってくる
おや、遠い彼方には
ユニコーンが宙を駆け抜けている
七色の小鳥も、一羽こちらに飛んできたよ
ぼくに、どうやら話があるみたいだ
ぼくのほほと小鳥のほほを
すりすりとさせたり
愛撫をしてから
ぼくたちは、白い太陽さんに
向かって一緒に飛翔した
あれ、どうやら
神様だけはこの部屋に
ずっといらしたみたい




