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天国のメルヒェン ー時系列版ー  作者: アミュースケールトン
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遠い国から吹いてきたこの風は


いつかの僕のため息かも知れない


今ではその風が


そっと僕の心の羽根を広げてくれる


あの頃に分からなかったことが


今ではほんの少しだけ


感じられるようになった


ほんの少しだけ


ほんの少しだけ


僕はこのほんの少しだけを


大切に大切にして


時には、でんぐりがえしをしながら


育てていきたい


僕はいつでも感じていたい


あらゆる宗教宗派の枠組みや


イデオロギーを超えた


誰のもとにも流れるこの風を


ああ、この風は


なんて自由で心地よい風なのだろう


どこにだって飛んでいくことができる


僕は、頭でっかちになっていたんだ


僕の心のなかのお城に住んでいる


幼子の王様が求めていたものは


ごはんやパンよりも


もっと身近にあったんだ


今なら宇宙の反対側にだって


この風をボールみたいにして


弾ませることができるんだ

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