46/191
瑠璃色の夢
ああ、瑠璃色よ
どうして君はこんなにも
狂おしいまでに、僕の胸の中心で
艶やかに横たわるのであろうか
僕のなかに眠るドラゴンが
たおやかな雲海を突き抜けて
天上に、今、昇天しようとしている
君と深淵から深淵のなかで
交わり合い、溶け合い
キスをして、ひとつになり
愛の結晶である
光彩な言葉の子供達を
次々と産み出そうとしている
ああ、光彩の子供達よ
この光と影の大世界を
ペガサスのように駆けめぐりましょう
あなたたちの躍動感は
この浄福の愛に等しく
とこしえからとこしえなるもの
喜んであなた達の光を
あなた達の喜びの創造を
黄泉の国まで届けに行きましょう
そしてあなた達は知ります
この世界はどこまでいっても
愛の楽園であることを
あなたもわたしも森羅万象も
万古不易として
ひとつの福音のなかで
生きていることを
そして思う存分楽しみましょう
ひとつの星のなかで
あくびをしていることを




