人性
人は自分でも訳が分からないほど
あるものに無我夢中になる
その無我夢中になった姿を見て
人は、感動したり、勇気をもらったり
滑稽に感じたり、くしゃくしゃと笑ったり
恋をしたり、カッコウ付けたり
地震や雷のように震えながら怒ったり
無関心であったり、用事が出来たり
活力が湧いたり、ごはんを食べたり
一緒に夢中になったりする
生き物である
人には、意志や顔や呼吸があるが
その意志や顔や呼吸だって
自分で選んでいるようでいて
自分で選んではいない
人は、分からないことの方が遥かに多い
分かってることや確信があることだって
年齢や時代と共に変化し
変容して、深まっていくのだから
どちらかというと
人は、最初から未曾有の存在であって
人智を遥かに超えた
未曾有の大いなる存在から
手とり足とり授かった
未曾有と総合のアトムや遺伝子を
内に秘めている生命体なのだろう
しかし、たとえ社会的に
広く認められている人物や
著名人になったとしても
地球のゆりかごや
宇宙のへそのうのなか
神様のてのひらや
神様の心臓のなかで
生かされて生きているのだから
聖者や預言者、歴史上の人物だって
みんな大きな赤ちゃんだったり
胎児や幼子の性質を持っていたりする
人には、本来、上も下もなくて
人は、横の繋がりだけなのが
実相ではないだろか
横の繋がりで意識的に
また無意識のうちに
助け合い、補い合い
大調和している
人は、まことに計り知れない存在であり
人は、時には、無慈悲になり、殺し合い
自然や環境を破壊し、狡猾になる
まことに困った存在であるし
人は、まことに可愛くて可愛くて仕方がなく
ストロベリーパフェを食べたいと言ったり
世界平和を目指したいと
本気になって実践してみたり
お父さんやお母さんの肩を揉んだり
無防備であどけない寝顔だったり
人は、まことにまことに
憎もうにも憎めない
セクシーでチャーミングな存在である




