Hanna
雲も植木鉢も、見知らぬ、あの、うしろ髪も
全てがHannaしか、見えなかつた、。
分かっている、分かてっいる
そんな、ことは決別されてしまつたことも…
結ばれるか、結ばれないかなんて
そんなことは、お里が知れている。
君は、カサンドラかも知れない
君は、ミューズかも知れない
アフロディーテの花冠かも知れない……
たとえ、君や僕の命が失ったとしても
それは、そのまま…、そのまま
永遠なんて言葉じゃ、もう足りない……
分からない分からない
それが、僕だけのわがままということが
僕には、分からない分からなかつた
こんな僕の想い患いなんて、、
朝、小鳥が囀ずる頃には
この世界に
存在していないのだろう……
神様お願い致します
人々の心のなかに
静かな安らぎと、胸奥の火に遊ぶ
長閑な白磁の彩りに
さらなる祝福をお授け下さい。
それからHannaに
Hannaに、寛な旋律を。絶え間ない愛の歌を!
そう、、
世界が歪なわけでは、無いのです
あまりにも、世界の根源を統べる
超越たる調和の美が
その、まどかな月の光が
それを赦さなかっただけなのです
それを、赦さなかっただけなのです
貴女は決して死なないで、死なないで
必ず、必ずに今は懸けてみたいんだ、、
必ず、必ず必ず
生きていて、必ず生きていて。
そう、それは…
とこしえからとこしえに




