女神の想い、魔王姫の想い
皆さんこんばんは、読んでくださってる方、ありがとうございます、私としては
珍しくほぼ四千文字の長丁場です、ミオンはなぜめちゃくちゃなステータスだとか、
これでわかります、さてようやっとディクテーションを使えるように
なりましたのでちょこちょこと更新していきます。では、お楽しみ下さい、 byタケゾウ
静かな真っ白な部屋、病院の一室、そこに機械音が響く
ベッドで眠っている少女、園庭 美苑
様々な機会につながれている、やがて
機械の音が激しくなり、そして
ピーピーピピピ- ピー 医者の一言がその部屋の中で響いた
「ご臨終です」
その一言にミオンの周りにいた家族達は愕然とした。
ミオンの兄である少年も涙をボロボロ流す。
一年前にミオンは車に轢かれ、この病院での
生活を余儀なくされた。
若い三人の男が乗る車が暴走運転、それも飲酒運転で
ミオンは轢かれたのだ。
体中ボロボロになったが、それでも現在の医学は
彼女を生かし続けた。
彼女自身も消耗したが何よりも自分の好きな家族が
ボロボロになっていく姿は見るに耐えれなかった。
家族に自分のことは忘れて欲しいと何度も頼み
彼女は息をひきとった。
残された家族たちは、これから苦しい日々を送ることだろう
そう思い、彼女は自分を忘れてくれるよう願った。
暗い闇の中、彼女の意識が目覚めた。
いや、暗闇ではなく、色々な所から明るい光が見える。
そこは大宇宙と呼ばれる場所。
ぼんやりとその光を眺めて行く、痛みも苦しみもない場所。
あぁ、私はこの場所に来たかった。
そう思い、彼女はしばしの間、その場所でまどろんだ。
しばらくすると、彼女の目の前で、光の玉が現れる。
穏やかな光を放つそれを前にして、彼女はしばらく見惚れていた。
その光は形を変へ、人の姿になり、彼女の前に現れた。
ふくよかな部分を持つ金の髪を持つ美しい女性。
だが、柔らかな雰囲気は母性を象徴している。
「女神様・・・?」ミオンが涙ぐむ。
そういった瞬間、女神?がミオンを抱きしめる。
「よく、頑張りましたね、あなたの願いは叶うでしょう
あなたの家族は、あなたを忘れたにはしません
ただ、ほんの少し前へ進む勇気をあなたの家族に送りましょう
私は女神ルシア、アナタの事はずっと見ていましたよ
さぁ、泣いてもいいのです、ミオン、本当によく頑張りましたね」
そう言って女神ルシアはミオンの頭を撫でる。
暫く女神の胸の中で泣き続けたミオンは
自分が女神に、しがみついていた事に気づく。
自分がちょっと幼い真似をしてしまったことを
恥ずかしいと思い顔を真っ赤にした。
それに気づいた女神がニコニコ笑いながらミオンの
ほっぺたを突き、「かわいいですよ」と微笑んだ。
ミオンは、アウアウ言いながら女神から少し離れて
両手でほっぺたを抑え頭をフルフルさせる。
やがて落ち着いたのか、女神に話しかける。
「あの、どうして私に会いにきてくれたんですか
え~と、もしかして異世界とか、行って欲しいとかですか?」
ミオンは長い闘病生活のせいか、いろいろな本や
ネット小説を読みあさっていた。
その中には変な神様もいるが、今、目の前にいる女神様は
自分を大事そうに見ている。
ちょっとラッキーかなと思いつつ聞いてみた。
「勘のいい娘は、嫌いだよ」などとネタを交えつつ
女神が笑いながら頭を撫でる。
「まぁそうですね、それもできるんですが、再び輪廻転生を行い、
またこの星に生まれることもできます
それにあなたの言うように、私の管理する異世界へ
転生させることもできます。
どちらが良いでしょうか、あ、転生したからと云って、その場所で
勇者になれとか人類を滅ぼすとかそんなことしなくてもいいですよ。
ゆっくり落ち着いて生活できるようにします。
あなたもその方が良いですよね。
もちろんスキルとか技術とか、技とか、欲しければ
差し上げますよ
貴方は生前いろいろ頑張っていましたからね
実はその時の徳が、沢山あるんですよ」
事実ミオンは生前、元気な時は様々なことに挑戦していた。
それだけではなく、級友たちの面倒なども見ていた。
男子達にも、かなり人気があり、整った顔立ちと
中学生ながらバランスの取れた、肢体は思春期男子の心をとらえていた。
だがそれも、あの事故のせいで 全てが壊れた。
もう取り返しがつかないけれど、軽く頭を振りミオンは
これからどうするか、頭を悩ませた。
そして女神に願う、冒険がしたいと!
ネット小説などで英雄たちが戦う姿を想像したりしたが
自分には向かないなと思う。
でも一人でのんびり冒険する魔法使いならやってみたいなと思い
女神にお願いしてみた。
結果、女神はあっさりと、その願いは叶えると約束してくれた。
「丁度、良いお家があるのよね」
女神の心の中で、とある暖かい家族が浮かぶ。
夫婦と幼い男の子、とても優しそうな男の子だ
この家族なら彼女を虐げたりはしないだろう。
そう思い転生場所を決める。
後はスキルやアーツなどを彼女に、成長するたびに授けて行こう
などと思い、少女に話す。
ミオンも大喜びで女神に抱きつきながらお礼を言う、
「ありがとうございます、私、実はちょっと私TUEEEEEEに
憧れてたんですよね」などと和やかに話す。
「では、名残惜しいけど、ここから旅立ってもらいます
あなたに私の加護を送ります、どうかよい来世を」
そう言って女神は再び、少女を抱きしめた、そしてミオンの魂は光となって
その場所へと旅立って行く、いつかまた女神様にルシア様に会いたいな、などと思いながら
だが、しばらくして、彼女はすぐ、また女神ルシアに会うことになる、その理由は
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旅立って行くミオンの魂それを見送る女神ルシア。
間もなく、転生場所へ着くと、思った瞬間、ミオンの魂に黒い塊がぶつかった。
そしてそのまま、場所を大きく捻じ曲げてとある惑星へ降り立った、瞬間、
全く無防備だったルシアに何か大きな負荷がかかり、動きを止められた。
焦った声で女神ルシアが叫ぶ「ミオン--!」女神ルシアの授けたものを
ねじ曲げられその星へ降り立ったミオン、女神ルシアが不可思議な幕を叩き壊し叫んだ「ミーオーン」女神がミオンのもとに再び現れるのは、暫く、経ってからだった
ミオンが最初に目を開けたとき広がったのは森と湖。
すぐ横にあった、真っ黒なフード付きのコート。
そして女神と話した事の内容と全く違う状況。
とりあえずここにいても、始まらない、どこに行けば
いいんだろうと周りを見渡す。
巨大な湖、そして背後には、巨大な森、時折ガサガサ音が
聞こえる。
湖に自分の姿を映す。
死んだ時は十八歳だったのに、なぜか十二歳くらいになっていた。
髪の色も目の色も変化している、髪は銀、目の色は
赤と青のオッドアイ。
そして頭には20センチ位の角が耳のすぐ上から生えている。
自分で触ってみたが、角といっても、かなり柔らかく
ふにふにと動いた。
体つきも変わっていて、少し、いや、かなり少女特有の部分が
膨らんでいる。
このぐらいの年齢の時はここまで発育良くなかったんだけどな
などと思う。
頭を振り、さらに考えを巡らせる。
しばし沈思黙考。私は普通の、お家に生まれるんじゃ
なかったかな?
でも、あの時、変な黒い光が????
思い起こしてみると、自分が宇宙を飛んでいた時に
何かが自分の中に入り込んできた。
女神ルシアと全然違う感覚。
たぶんそれが今の状況を作ったのだろう。
そんな風に思っていたら自分の目の前に何かぼんやりと
ディスプレイのような物が浮かんだ。
名前、魔王姫エンデミオン。
その後に生命力、魔力、のステータスが見える。
だがそれ以外はぼんやりと霞がかかってるように見えない。
他にスキルと思われる、ひらがなで書かれた文字が見えたが
すぐに消えてしまった。
一瞬、見ただけだが生命力と魔力は凄まじくある。
ゲームみたいだな、と思い、森へ歩いてみたが
少し歩いただけで疲れてしまう。
だが生命力があっという間に回復するので取り敢えず
何とかなりそうだ。
一瞬だけ見えた逃げ足、穴掘り、というのは
おそらくスキルだろう。
少しだけ森の中に入り、そのスキルを試してみたところ
逃げるという事に関してはかなり優秀だった。
何故こんな変なスキルなんだろう?
首をかしげながらミオンは南へ歩く、太陽の方向に向かって。
時と場所が変わって、ここはルシアとミオンはあった場所。
そこにルシア意外に沢山の神々が集まっていた。
彼らの前には捕らえられた一人の男性神。
彼は女神ルシアを口説くつもりだったが
あっさりふられた。
その腹いせに嫌がらせをしてミオンに不幸を呼び込んだ
具体的に言うと力と魔力はあるのにステータスをゼロにして
生きるか死ぬかのギリギリの線を彷徨うようにして
笑いながらそれを見ていた。
幸いにして変な男に何かされたわけではないが
何度も何度も体をボロボロにされ、泣きながら
痛みを訴えながらも、誰も助けてくれない
状況が彼女を責めていた。
それも、この男性神が自分の波動で彼女の周りの者達を
操っていた。
だが、その世界にいた魔王達が、この男性神を捕まえる
協力をしてくれ無事に捕縛した。
剣神の名を持つ神の一人が、男性神を連れてくる。
そして尋問を始めたがどこまでも、自分勝手な言い分に
皆、辟易し始めた。
最後にお前が俺のものになっていれば、こんな事には
ならなかったんだ。
などと言いがかりとしか言えない事をベラベラと喋る。
怒りが限界に達したか、ルシアと仲の良い女神がブチ切れた。
女神にもいくつかの関係があるが世界のあり方で論議をしたりと
競い合っている関係だ。
だがそんな事、関係なく女神として、この男性神の
言ってることに怒りが湧き神力を叩き込んだ。
その後も他の神たちにボコボコにされる男性神。
それが終わった後、女神ルシアは冷たい目で男を見据え
神々が見ている前で、その男の神の力を奪い普通の人間にして
自身の管理しているミオンの降り立った世界へと叩き込んだ。
また他の神々にミオンを助けてほしいとお願いした。
ほんの少しの間に、ミオンはありえないほどの
不幸にさいなまれていた。
それでも彼女は、誰を責める事でもなく、人々から意味もなく
嫌われながら生きていた。
時折、ルシアの教会に訪れ、祈りを捧げてわずかなお金を
寄進して帰って行く。
その教会の神父に励まされながら彼女は必死になって生きていた。
その姿を見た神々はミオンを哀れに想い複数の加護を
彼女に与える。
神々の力が干渉しあいタイムラグが生まれたが、それは確かに
ミオンいや魔王姫エンデミオンの力となった。
数年後、彼女は迷宮のある王国の後見となり長く人々を見守る。
魔王姫エンデミオンに守られた、その国は長く
栄えることになるが、それは先の話である。
さてようやっと歩き出したミオンさんですが、次はいよいよファンタジー小説の
代名詞でもあるあの冒険者ギルドの登場そして登録です、そしてちっちゃな
冒険や色々な出来事が起こります、皆様もできたら、魔王姫を応援してください
byタケゾウ




