トラン攻防戦その二、そして開戦の爆炎(ベル)が鳴る
今、ようやっと第3話が書き終わりました、そんなわけで明日は夕方から。
仕事なので1本、投稿します、ではお楽しみください
魔物も軍勢は、大森林を食い破りながら、このトランの街へ向かっている。
魔物たちは、おそらく、このトランを越えて王都レオンに向かい、さらに
海の先にある小さな島に建つ女神の塔に向かっている、そう推測された。
トランの街、到達はあと二日、前後、その間、ミオンは、その膨大な魔力で
罠である火炎地雷を仕掛けている、休憩を挟みながら、数十万発という。
大規模な火炎地雷群、疲れも溜まっているミオンに、将軍の息子である
ルストが見かねて声をかけた、彼はあの偽神に反発した貴族の男である。
ルストにあと少しです、と言いながら地雷を仕掛け終わった。
ルストと一緒に、休憩場所まで来て、お茶を飲みながら落ち着くミオン
ルストがミオンに何か言おうとしたとき、魔王の一人であるニーナが
現れた、相変わらず煽情的な服を着ている、顔を赤くして、
目をそらすミオン、他の男たちは、ガン見である、戦場の中で圧倒的な
輝きを放つ、男達が見てしまうのも仕方ないだろう、ルストも顔真っ赤にして
見ている、ミオンにそれを見られると、すぐに目を逸らしたが、
それを見てミオンはルストに、ニマニマしながら「えっちですねぇ~」と
笑う、それを聞いたルストは肩をがっくりとなぜか落とし、周りから
笑われ慰められていた、そんなルストを見ながら苦笑いするニーナ
その後、ミオンを抱きしめて、背中をポンポンと軽く叩きあやす、
魔術的な何かを唱え、ささやいた、「眠りなさい」そのままミオンは
眠ってしまった、ガレスとアースガルズが合流した、そこにいた
大将軍と話す、大将軍はルストの父親、レオンと一緒にルストを鍛えた。
男である、そんな大将軍、ミオンを見て、「大した娘だ、ルスト
しっかりやれ、」と言って意味深に笑った、彼の息子である、ルストは
頭を抱えた、その姿を見て、周りから笑顔が生まれた、ニーナは
ミオンをアースガルズとともにきたゴーレムに抱えさせ、共に
ギルドへと向かった、
海の上にある、小さな島、その島には高い塔が立っている、高さ
五十メートルはあろうか、女神の白牙塔、その最上階に大きな宝石、
五メートルはあろうかというダイヤモンド、女神の涙と呼ばれる宝石、
その周りには星を持って配置された、五つの宝石、ルビー、サファイア、
エメラルド、アメジスト、トパーズ、それらは全て浮かんでいる、
魔力の集積装置、来たるべき時のために女神ルシアが配置した、
強大な力を生み出す装置、ダイヤモンドの下には、一人の男が眠っている、
眠りにつく魔王、彼は自分の魔力を削り宝石を安定させている、
それは彼の戦い、紛れもない、彼の戦い、
いつの間にかギルドの自室で眠っていたミオン、その隣にはニーナ
「いいタイミングで起きたわね、まもなく来るわよ」そう言って
ミオンを起こす、身支度が終り、外へ出る、戦場へやってくるミオン
何人かの兵士たちや将軍たちに心配されたが、ぐっすり眠ったミオンは
万全の状態だ、大将軍に頭を撫でられ、自分の頬をパチパチ叩き、
軽くストレッチする、そして彼女の魔法が発動する、幅十メートル
長さ五百を超える大きな足場が戦場に出現する、足りない分は
簡単な梯子が建てられてた、ミオンの魔法を少しでも軽減するために
町の大工たちが特急で作ったもの、ルストが発案したものだ、
それを聞いたミオンはルストに礼を言う、何はともあれ、こうして
トラン防衛戦の準備は整った、しばらくしてミオンと一緒にいた、
ニーナが二マ~~~とし、少し大きな声で「この戦いが終わったら
下着を買いにいきましょう」と、のたまった、顔を赤くするミオン
周りが噴出しつつ笑う、逃さへんでーと言う顔でニーナは笑った
森の木々が倒され、燃やされる、大木の倒れる音が響く、その音が
二キロほど離れたミオンの耳にも聞こえてきた、空は赤く染まっている
そして現れた魔物の軍勢、彼らは横に広がりつつ一斉に走り出す、
聖教国シルバーナを食い破ったそれが、トランの防衛軍と間も無く、
ぶつかろうとしている。
爆音を挙げて襲いかかってくる魔物の軍勢、その数約十万ほど、
対して、こちらは五万ほど、それを見る大将軍とその隣にいるミオン
あれからミオンが眠ってる間に何度か軍議が行われ、ミオンは
どうするかとなったが、あっちこっちで取り合いが始まり
最後の最後で大将軍の側がいいんじゃね、と魔王達がいい、
結局、大将軍のそばで戦況を見る側に立った、大将軍は同時に
マジックアイズを展開した、これはあらゆる角度で戦場の
状況を見ることができる魔道具だ、例の偽神が残した、置き土産
それを解析して作ったスグレモノだ、どんどん近づいてくる
魔物の軍勢、トランの防衛軍は、まだ動かない、まだ、まだだ
大将軍は動かない、ミオンもまた戦況を見守っている。
そして大将軍の目が開く、号令がかかる「突撃!」
軍が走り出す同時に号令が「発破ァ!」そしてミオンも叫ぶ
「発破ァ!」
数十万発というファイアボールが爆発、近くまで食いついてきた魔物の
軍勢はその一当てでほぼ壊滅状態となった、魔物の軍勢、半分は炎によって
焼かれてゆく、それでもその屍を乗り越えて、残りの魔物が突撃してきた。
大将軍のすぐそばには二十名の騎士、なぜかミオンが隊長になっている。
ミオンの姿を見ると、「姫、いつでも行けます」彼らに頭を下げるミオン
内心、姫は、やめてほしい、そう思いつつファイアボールを魔力付与し、
圧縮したボールを彼らの前に出す、五十発分の魔力が圧縮された炎、
そして二十名の騎士たちがミオンが教えた掛け声とともにそれを打ち始めた、
「うおーおおおお、ホームラン!」
地の魔法使いは、今、輝いている、戦場において大規模な魔法を使えば
すぐに魔力は尽きてしまう、どうすればと思っていた、ある時
ミオンに会い、だったらこうすればいいじゃないと、とんでもない事を
教わった それはゴーレムにボールを投げさせれば、魔力の節約になる、
だった何をバカなと思ったが町の外れでそれを練習し、その威力に驚愕
練習に練習を重ね、それをものにした、名付けてゴーレム砲、
そんなわけで彼は魔力が続く限りアースボールを打っている。
戦場では役に立たない水の魔法、それを聞いたとき、ミオンは猛反発した。
水魔法の詳細を聞き、ますますミオンはそれが有用だと言った
特に大規模な戦場では!それを聞き、そんな馬鹿なと将軍たちは言ったが、
ミオンはその場でそれを実験、十人の騎士相手に簡単に勝利を収めた。
二人対十人である、再び驚愕する将軍たち、こぞって、その戦術を認め
魔物への切り札となった。
剣の魔王レオンは五十人ほどの冒険者達と一緒に遊撃に当たっている。
様々な剣技と魔法で魔物たちを葬っている、
アースガルズも同様にゴーレム達とともに、そのパワーで撲滅している。
獣の魔王ガレス、配下の、獣人たちと共に戦場を駆け巡る
そしてニーナは今現在、自身の最強の雷撃魔法の詠唱に入っている
足場に乗っかっている魔法使いたちが水の魔法の詠唱に切り替える
魔法使いの一人、水魔法の使い手、戦場では云々カンヌン等
言われていたが、ミオンの戦術を聞いて、私は間違っていなかった。
と後に語る、その魔法使いが嵐の魔法を呼ぶ、戦場に強烈な雨が降る
魔物たちに、
複数のサキュバスとともに淫魔王ニーナが詠唱を完成させる
数十発の雷が戦場に落ちた、ニーナの最強の雷撃魔法スピアボルト
五百以上の魔物たちが、蒸発する、周辺にいた魔物は同時に痺れて
動けなくなる。魔物たちは水に濡れて感電したのだ、スタンと
呼ばれる状態、一瞬が生死を分ける戦場においてあまりにも無様な
隙を見せる。即座に兵士たちが槍で、剣で、弓で、その命を
刈り取って行く、
大将軍の元へ戦況が報告される、今までの被害は、重傷者一名、
軽傷者二十八名という、ありえない。数字、最低でも千人は死亡して
もおかしくない状況だった。それも、この戦場をコントロールした
ミオンのおかげだ、大将軍は隣で騎士たちを相手に奮闘している。
ミオンを見て感謝の念を抱く、実際、息子の嫁に来てほしいと思うが
大将軍ブルスト、ヴァーミリオンは息子の恋路に口を挟むつもりはない
だが、今はそれよりも、・・・・・・・・
再び戦況を見る大将軍、何が起きるか分からない、それが戦場だ
この序盤の戦い殆んど無傷な戦いをした防衛軍、後世の歴史家はいう
ミオン姫の構築された戦術は今までの戦いを打ち破るものだと
・・・・・・これは後の戦術家も認めている
トラン攻防戦の、その2 、お楽しみいただけましたか。
明日は午後二時あたりに投稿いたします、その後は
また少しずつとなりますのでお願いいたします。
byタケゾウ




