トラン攻防戦その一、軍議は開かれ、魔王は姫になる
はい、皆さん、こんにちは、いよいよ大長編の最初の部分は
出来上がりました、ではみなさんお楽しみください
グオオオオオオと強烈な風が吹く、まもなくこのトランの街に魔物の軍団が
押し寄せてくる、数十万といわれる軍団、王都レオンからは、軍隊が
援軍にきている彼らと共にミオンを含めた冒険者が魔物を迎え撃つ
事の始まりは一ヶ月前トランの前にあるグランツ皇国、その前にある
シルバーナ王国、かの勇者のいる国である、王都レオンから脱走した
彼は影のものに守られながらシルバーナに帰還した、そこで何があったか
解らないが、今シルバーナは以前の賑わいはない、かの国に魔物が集結
そこから、シルバーナの国の蹂躙が始まった、何万人もの人々が死んでゆく
わずか二日で、シルバーナはズタズタになり、人々は魔物と勇者と教皇に
呪いの言葉を吐き魔物に食われて死んでいった、再び集結した魔物は
そこからグランツ王国をかすめ、今、レオンハート王国へと進んでいる
シルバーナにある大聖堂は魔物たちによって、蹂躙され、見る影もない
そこには、人体実験を施されて何とか生きている人達、そしてボロボロの
姿の勇者がいるだけだ、後日、調査に来た他国がその惨状を目にし
シルバーナの上層部は非難を浴びることになる、最もその上層部は
ほとんど魔物に殺されている、真っ先に逃げ出したが魔物に追いつかれ
死ぬことになった、
グランツ国と仲の良いレオンハート王国、緊急時の連絡で事が発覚
グランツ国にある魔鳥ルーガ、かの国が偵察として使う魔鳥、魔法使いが
魔鳥の目に同調してある程度動かすことができる、その魔鳥の目を使い
魔物たちの動きを観察する、その魔物の中で最後尾に位置するものがいた
それはキマイラ、いくつもの魔獣が合成された姿だが、その中央には
人の姿があった、間違いなくその大軍を指揮しているのはそのキマイラだ
そのキマイラも何かに導かれるように大森林を超えようとしている、
トランに到達するのは、およそ、二週間後、早めの連絡である程度、
時間がある、レオンハート王国、将軍は各々の兵を纏めトランへ目指す
トランの街、鍛冶屋の親方ボルガスは悲鳴を上げていた、魔物との戦争
それに付随する武器、防具の作成、体がいくつあっても足りやしねぇ
などとぼやきながら金槌を振るう、以前からミオンに頼まれていた物
アダマンタイトのフライパンが二十個完成したのだ、最後の一個は
親方の弟子が制作した、それを見た親方が褒める「良い出来じゃねえか
ようやっとお前も一端になったな」弟子も親方に褒められ嬉しそうだ。
すぐにミオンに完成したぜと、連絡を入れる、しばらくすると、ミオンが
鍛冶場へとやってきた。開口一番「さすが親方です、いい仕事ですよ」
親方も褒められてご満悦だ、「それと最後のコレな、弟子が作ったんだ」
それを見たミオンが、「すごい、やったじゃないですか」
手放しでそれを褒めるミオン、支払いも終わらせ、お茶をいただくミオン
そして親方から聞かれる、「魔王姫ちゃんよ、何使うんだこれ、
おっちゃんにも教えてくれよ」ちょっと、茶化しながら、親方がミオンに
聞いてきた、ミオンはフライパンひとつを手に持ち、ニコニコしながら
練習場に行った、追いかける親方、他数名、親方にフライパンを渡し
いきなりファイアボールを打つミオン、当然親方は驚くが
そのファイアボールは動かない、ミオンにはそういった呪いが
掛かっている、それを克服するために、ミオンが考えに考えついた
のが、このフライパン砲だ、本来はゴーレムが打ち出すことで
ミオンはフリーダムに動けるそんなコンセプトで出来た戦術だ。
それを聞き親方は大笑いした後、上空へファイアボールを打ち出す。
スポーンと良い音がして上空でファイアボールは爆発した
魔王達三人、レオン、ガレス、ニーナ、も、もちろん動き出していた。
魔術転移を使い、トランの街へとやってきた、レオンを引っ張りつつ
ニーナがギルドにやってくる、アイリのパーティーの一人ユキノが
ニーナに引っ付く、そしてミオンがレオンを見つける、少し驚いた顔
目の色や髪の色が変わっていても、間違えることはない、自分の
家族である、大好きだった兄、涙を浮かべて抱きついてこようとする
ミオンを押しとどめて、彼はミオンに挨拶した「はじめまして、
魔王姫エンデミオン殿、私はレオン、この国を作った魔王です、
怪我など大丈夫ですか、あの時はうまく助けてあげられなくて。
申し訳ない、この戦い一緒に頑張りましょう」彼にとっては珍しく
長く喋る、それを聞いたミオンはちょっとがっかりした感じで
ありがとうございますと言った「・・・はじめまして、レオン様
王様だったんですよね、あといろいろ助けてくれてありがとう
ございます、あとお願いがあるんですけれど、レオン兄様と
呼んでもいいですか」ニーナに聞いていたので、なんとなく
自分の兄と呼んでも彼は答えてくれないだろう、ならば、
ちょっと意地悪な自分がでてきた、近所の女の子が
呼んでいるような呼び方で呼んでやろう、そんな感じでミオンは
かつてこのレオンハート王国の王であった男を兄様と呼んだ。
周りはそれを聞いて驚く、普段はあまり男になびかないミオン
あっさりと、レオンには懐いたので驚かれたのだ。
レオンはその攻撃の前にあっさり陥落、ミオンの頭を撫でた
「あぁ、好きに呼んで構わない、オレもミオンって呼んでいいか」
話してる隙をついて、ミオンはレオンにしがみつく、少し顔を伏せて
涙を流す、レオンは軽くミオンを抱きしめた後、手を離させる
こうして、実は兄妹である二人の魔王の邂逅は終わった
軍が勢ぞろいし、トランの町の有力者達と領主と冒険者の代表である
ゼータ、その秘書であるイリーナ、魔王達三人そして、ミオン
ミオンは?を浮かべながら会議に出席している、ミオンが、ゼータに
進言した高低差攻撃、それをやれるだけの実力をミオンは持っている
会議でゼータの言ったことは方々から反発を食った、そも、その資材は
どこから持ってくるんだ、とか、組み上げるのにも時間がかかる、と
ケンもホロロだ、そこでミオンは、彼らの目の前で、五百メートル位の
防御壁を作り出し、それをひっくり返し均等に階段を作り誰でも上に
登れるようにした、防御壁が足場になるとは誰も考えつかない
魔王達は大笑いしてミオンの頭をなでくります、軍人たちも驚き
その有用性を認める、高い場所から攻撃できるというのは、それだけで
有利だ、十人いる将軍たちも驚きを隠せない、ミオンは一番上の将軍に
お願いして力の強い兵士を二十人借りる、その二十人をどうするのかと
聞かれて実践した、兵士一人にお願いして、後ろでこそこそ話す、その兵士は
話を聞いた後、大笑いした、そして、いざ実践、アダマンタイトを鍛えた
フライパン、彼はそれを手に持ちブンブン振った、そして、ミオンはその横に
立ちファイアボールを魔力圧縮して彼の正面に打ち出す、普通であるならば
彼の胸を焼くファイアボール、だが、それは全く動かない、
兵士はミオンに教わった掛け声とともに、それを打ち出す。
「ホ~~ムラ~~ン」その掛け声とともに二百メートルぐらいは
吹き飛んだ、着弾して大爆発を起こす、驚かれ大笑いされ
驚愕を将軍たちに与えたミオン、その後、将軍たちに頭を
撫でくりまわされ信頼を得た、そして、その発言力は大きな物となる
他の戦法としてファイアマインを仕掛ける、今のミオンはだいたい、
五万発以上は仕掛けられる、その後、軍の協力を得てそれが仕掛けられた、
これらがきっかけでミオンは将軍達から魔王姫そして姫となり、
結局、周りの兵士たちからも「姫」と呼ばれるようになってしまった、
この戦いを紐解く後世の歴史において、歴史家は語る、この最初の一当て
魔王姫エンデミオンがいなければトラン攻防戦は成功しなかったであろう
最初の魔物の攻勢五万体その全てを吹き飛ばしたミオンの
火炎地雷それは地獄の紅炎と呼ばれる
ことになる
いかがでしたでしょうか、私にとってファンタジー系の
作品はこれが初めてですが、ここから長丁場になりそうですが
途中で一本、別の話を入れて行こうかな思います。
ではまた明日?会いましょう




