表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ゆっくり虐待  作者: システム
テスト
12/20

まりさ虐待 プレイスに行った結果

一週間が経った。


「ゆっぐ……えぐっ……うぐ……ひっぐ……」


マジックミラーの側で食事をするゆっくり共。

まりさ共は近寄る気力もなく床にへたり込み、

それでも目をそらすことはできずに泣きじゃくっている。


ずっと他のゆっくり共を見下してきたこのまりさ共。

悔しさはひとしおだろう。


「向こうに行きたいか?」


緩慢な動作で俺のほうを向くまりさ達。

言葉の意味を飲み込むのに時間がかかったようだ。


「行きたいか?」

「いぎだい!!いぎだいでずううううう!!」


顔中を涙でぐしょぐしょにして、まりさ共は声をあげた。


「いがぜでぐだざいいいいいいいい!!」

「行かせてやる」

「ありがどうございばず!!ありがどうございばずうううう!!」


泣きじゃくりながら礼を言い続ける四匹を、籠につめこんでカートに乗せる。

外側の廊下を通り、向こう側の扉に入った。

食事をしていたゆっくり共の視線が、一斉にこちらに集まる。


四匹のまりさ共を床に下ろすと、

目を血走らせて物も言わずに這いずりだした。

必死になって向かうその先は、やはり食事だ。


「あまあま!!あまあま!!ゆうううう!!」

「おなかすいたおなかすいたおなかすいたおなかすいた」


およそ一週間ぶりに食べられる、それだけがまりさ共を突き動かす。


あとは俺が手を下すまでもなかった。

積み上げられた食事にいましも喰らいつこうというその時、

まりさ共は体当たりを受けて突き転がされた。


「ゆびぃいい!?」

「ひとごろしゆっくりはこっちにこないでね!!」

「おぼうしさんのないゆっくりはゆっくりできないよ!!」


あらかじめ、このまりさ共はゲスだと言い聞かせてあったこと、

そして帽子がなかったことが致命的だった。

帽子のないゆっくりは、同族にいじめ殺されることは日常茶飯事である。


「ごはん………ごはんわけてくださいぃぃ………」

「おでがいじばず……おでがいじばずううう……

もうずっどだべでだいんでずうううううう………」

「しらないよ!おまえたちはゆっくりあっちいってね!!」

「きたないゆっくりだね!!」


あちこちから体当たりを受け、右に左に転がされるまりさ共。

数で負けていることに加え、ずっと食事をしていないために体力の差は歴然だった。

四匹のまりさは、十数匹のゆっくり共にリンチを受けていた。


「殺すなよ」

「ゆっくりわかったよ!!」


俺が言ってやると、ゆっくり共が返事をよこしてきた。

人間との上下関係は躾けてある。


「どうか……どうか……」

「なんでぼじばず……なんでぼじばずうう……」

「だったらゆっくりかえってね!!」

「くさいからちかよらないでね!!ごみくず!!」


さんざんに打ちすえられた後、

四匹のまりさ共は爪弾きにされて転がった。

食事を囲むようにして輪を作り、ゆっくり共は食事に戻った。


「あ………あ………あいぃぃぃ……」

「お……な…か…すい…た……」


それでもまりさ共はナメクジのように這いずり、

食べ物のところへ行こうとする。

何度弾き飛ばされても、まりさ共はやめなかった。


「ころさないでやってれば、ずうずうしいゆっくりだね!!」


一匹のゆっくりれいむが業を煮やし、

一枚のチョコレートを部屋の隅に放り投げた。


「きたないゆっくりはあれでもたべてね!!」

「ああああああああ!!!」


礼を言う余裕もなく、まりさ共はそちらの方へ這いずっていった。

しかし、四匹のまりさに対してチョコレートは一枚。

果たして争いが始まった。


互いに髪を引っ張り合い、邪魔をするまりさ共。

引っ張り、噛み、踏みつけ、醜い争いが繰り広げられる。

ゆっくり共はにやにやと侮蔑の視線を向けていた。


さんざんに打ち合ったあげく、体格差で親まりさが先にチョコレートに辿り着いた。


「ゆふううう……ゆっくりいただきますだよううう……!」


その瞬間、後ろから急激にお下げを引っ張られ、親まりさは引き戻されて転がった。


「ゆううう!?」


周囲を見回すが、ゆっくり共はにやにや薄笑いを浮かべているだけである。

当然、引きよせたのはゆっくり共だが、しらばくれていた。

空腹に耐えられず、再びチョコレートに向かう親まりさ。


何度も何度も、食べる直前に引き戻された。

泣きながら、舌を目一杯突き出しながら、

這いずっては戻され、這いずっては戻される。


「ゆぅうううううううううう!!!」


泣きじゃくり、ゆっくり共を睨む親まりさだが、

にやにや笑いを返されるばかり。

万に一つの可能性に賭けて、数十回目の接近を試みる。

そして、引きもどされる。


「がんばれ、ごみくず!!」

「がんばれ、ごみくず!!」

「ぎゃんばりぇ、ごみくじゅ!!」


一枚のチョコレートを目指して、

今、四匹のまりさはゆっくり共のエールの中、ナメクジのように這いずっている。

這いずっては引き戻され、這いずっては引き戻され。


「ゆわぁああああああ!!!」


一匹の子まりさが、這いずりながら大声で泣き喚いた。

それを聞き、ゆっくり共は心底楽しそうにゲラゲラ笑う。


「おかーしゃん、もっとたべたいー!」


一匹の赤ゆっくりが言うと、その親が答えた。


「ゆゆ?もうあまあまなくなっちゃったよ!

しょうがないからあれをたべてね!!」

「ゆっくりわかったよ!!」


赤ゆっくりがぴこぴこと跳ね、

まりさ達とは反対側からチョコレートに向かっていく。

ゆっくり共が囃し立てはじめた。


「はやくたべないと、おちびちゃんにたべられちゃうよ~?」

「あまあまはあれしかのこってないよ!ゆっくりがんばってね!!」

「ゆぅううううううう!!?」


必死にペースアップを試みるまりさ共。

赤ゆっくりはわざとふざけて、ころころ転がりながら向っていった。


「ちゃ~べちゃうよ~♪ちゃ~べちゃうよ~♪」

「おでがいでずううう!!だべざぜでええええ!!」


喚く親まりさが、また引き戻された。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ