胃が弱っている夜のお茶漬け
掲載日:2026/02/17
仕事から帰るころには、胃が重かった。
昼に無理して食べたのが、まだ残っている感じがする。
冷蔵庫を開けても、食べたいものが思い浮かばない。
結局、炊飯器を開けて、ご飯だけよそう。
戸棚から、お茶漬けの素を取り出す。
上からかけて、お湯を注ぐ。
湯気と一緒に、ほっとする匂いが立つ。
箸で軽く混ぜて、ひと口。
(……これでいい)
味がどうとかじゃない。
するっと喉を通って、体に負担がかからない。
疲れている日は、こういうので十分だと思う。
無理して食べなくてもいい。
元気な日は、またちゃんと食べればいい。
胃が弱っている夜に食べるお茶漬けだけは、
体に「もう休んでいい」と言ってくれる気がした。




