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『義妹、今日も家の中でサバイバルしてるんだけど』  作者: AQUARIUM【RIKUYA】
第一章:『家の中がダンジョンになった日常』
8/122

第8話『義妹、兄のテスト勉強すらサバイバルにする』




 


テスト週間――それは高校生にとって、最も静かに過ごしたい期間である。

なのに――


「お兄ちゃん、今日から“サバイバル式テスト対策”を始めるよ!」


朝から義妹――篠原咲良の声がリビングに響いた。

……予想はしてたけど、心のどこかで「まさかやらないよな?」って思ってた自分を殴りたい。


 



 


「咲良、頼むから静かに勉強させてくれ」


「ダメだよ、お兄ちゃん。テスト勉強こそ、生き残りをかけた戦いなんだから!」


「普通に問題集解くだけでいいんだよ……」


「だから今日は、“知識のダンジョン”を用意しました!」


またダンジョンかよ!!!


 



 


こうして、俺の部屋が


・机の上に【謎解きエリア】

・ベッド周りに【記憶の間(英単語カードが散乱)】

・窓際に【数学の塔(計算プリントを積み上げただけ)】


と、いつもどおりカオスな状況になった。


しかも、正解しないと


・スモークマシン発動またか

・水鉄砲攻撃(室内なのに)

・クッション弾(ただの投げつけ)


など、罰ゲームが待っている鬼仕様。


「これ、勉強どころかサバイバル訓練だろ!!」


「間違いないね!!(満面の笑み)」


 



 


だが、不思議なことに。

スモークの中で問題を解く、

クッションを避けながら暗記する――

という修羅場を何度も経験していくうちに、

なぜか集中力だけは爆上がりしていった。


 


そして夜。

模擬問題を解いてみると……


「……おい、満点取れた」


「やったじゃん、お兄ちゃん! やっぱりサバイバルは最高の学習法なんだよ!」


「いやこれ、別にオススメできるやり方じゃねーからな」


 



 


「で、明日は何するんだ?」


「“実技テストサバイバル”!」


「いや、実技テストは普通にやらせろ!!」


どうやら、次は体育とか家庭科でもサバイバルが発動するらしい。


――俺の学校生活、テスト中も休まらない。


 


(つづく)



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